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公開番号2025126422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022591
出願日2024-02-19
発明の名称充填ノズル
出願人株式会社タツノ
代理人弁理士法人高橋特許事務所
主分類F17C 5/06 20060101AFI20250822BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】雨水が充填ノズルに付着し氷結して充填ノズルの操作性が悪くなってしまうことを防止することが出来る充填装置の提供。
【解決手段】本発明の充填ノズル(10-1)は、ノズル筒胴部(11)のレバー作動表示部(14)を包含する領域であって、グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)からノズル先端部(13)に亘る領域がカバー(31)により包囲されており、当該カバー(31)は中空円筒形状であり、可撓性を有する材料(例えばゴム等)で構成され、グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)及び/又はノズル先端部(13)で弾性体(例えばゴムバンド)の弾性収縮力により締め付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ノズル筒胴部のレバー作動表示部を包含する領域であって、グリップのレセプタクル側端部からノズル先端部に亘る領域がカバーにより包囲されており、
当該カバーは中空円筒形状であり、可撓性を有する材料で構成され、
グリップのレセプタクル側端部及び/又はノズル先端部で弾性体の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴とする充填ノズル。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
ノズル筒胴部のレバー作動表示部を包含する領域であって、グリップのレセプタクル側端部からノズル先端部に亘る領域がカバーにより包囲されており、
当該カバーは中空円筒形状であり、長手方向について伸縮する蛇腹を有し、
グリップのレセプタクル側端部及び/又はノズル先端部で弾性体の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴とする充填ノズル。
【請求項3】
ノズル筒胴部のレバー作動表示部を包含する領域であって、グリップのレセプタクル側端部からノズル先端部に亘る領域がカバーにより包囲されており、
当該カバーは中空円筒形状であり、長手方向の一部分に弾性を有する弾性部が形成されており、当該弾性部以外の箇所は弾性を有しておらず、
グリップのレセプタクル側端部及び/又はノズル先端部で弾性体の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴とする充填ノズル。
【請求項4】
ノズル筒胴部のレバー作動表示部を包含する領域であって、ノズル先端部を含まない領域がカバーにより包囲されており、
当該カバーは中空円筒形状であり、可撓性を有する材料で構成されるか、或いは、長手方向について伸縮する蛇腹を有しており、
グリップのレセプタクル側端部及び/又はノズル筒胴部で弾性体の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴とする充填ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池車輌(FCV)等に対して、例えば水素の様な高圧且つ低温の気体燃料を充填するのに用いられる充填ノズルに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
係る充填ノズルによりFCV等に水素を充填する作業について、図1を参照して説明すると、充填ノズル10のグリップ15を把持して、ノズル筒胴部11をレセプタクル(図1では図示せず)側に押圧して、充填ノズル先端部13をレセプタクルと接続する。その際、ノズル筒胴部11のディスペンサー側端部11Aは、レセプタクル側(図1では左側)に移動する。それにより、ディスペンサー側端部11Aはレバー作動表示部14を包囲しない状態となり、レバー作動表示部14が露出する。
一方、レセプタクルから充填ノズル10をレセプタクルから離隔する方向へ移動して接続解除する。その際、ノズル筒胴部11はディスペンサー側(図1では右側)に移動する。
そのため、レバー作動表示部14が視認出来るか否かによって、レセプタクルに充填ノズル10が接続しているか接続解除されているかが判別できる。
【0003】
しかし、レバー作動表示部14に雨水が付着すると、充填される水素の低温に起因して付着した雨水が凍結し、レバー作動表示部14に氷が生成される。そして当該氷により、ノズル筒胴部11のディスペンサー側端部11Aはレセプタクルから離隔する方向に移動できなくなり、充填ノズル10をレセプタクルから外せなくなる。
また、レバー作動表示部14に付着した雨水がノズル筒胴部11内に浸入して内部で凍結してディスペンサー側端部11Aがレバー作動表示部14の位置まで移動出来なくなる。
例えば、水素充填装置(ディスペンサー)のキャノピーが小さく或いはキャノピーが設けられていない場合には、雨水が充填ノズル10に付着して、レバー作動表示部14が氷結して、充填ノズル10がレセプタクルから外せなくなってしまい、充填ノズルの操作性が悪化してしまう。
【0004】
その他の従来技術としては、シール構造の劣化を防止して、水素ガス漏洩の可能性を低減する技術が、出願人により提案されている(特許文献1参照)。
係る技術(特許文献1)は有用であるが、上述したレバー作動表示部14の氷結による充填ノズルの操作性の悪化については、何等考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6516207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、例えば雨水が充填ノズルに付着し氷結して、充填ノズルの操作性が悪くなってしまうことを防止することが出来る充填装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の充填ノズル(10-1)は、ノズル筒胴部(11)のレバー作動表示部(14)を包含する領域であって、グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)からノズル先端部(13)に亘る領域がカバー(31)により包囲されており、
当該カバー(31)は中空円筒形状であり、可撓性を有する材料(例えばゴム等)で構成され、
グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)及び/又はノズル先端部(13)で弾性体(32B、33B:例えばゴムバンド)の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴としている。
【0008】
また本発明の充填ノズル(10-2、10-3)は、ノズル筒胴部(11)のレバー作動表示部(14)を包含する領域であって、グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)からノズル先端部(13)に亘る領域がカバー(32、33)により包囲されており、
当該カバー(32、33)は中空円筒形状であり、(充填ノズル10-2、10-3の)長手方向について伸縮する蛇腹(32A、33A)を有し、
グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)及び/又はノズル先端部(13)で弾性体(32B、33B:例えばゴムバンド)の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴としている。
ここで、前記蛇腹(32A)は、カバー(32)の長手方向全長に亘って形成しても良い。
或いは、前記蛇腹(33A)は、カバー(33)の長手方向の一部に形成することが出来る。
【0009】
さらに本発明の充填ノズル(10-4)は、ノズル筒胴部(11)のレバー作動表示部(14)を包含する領域であって、グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)からノズル先端部(13)に亘る領域がカバー(34)により包囲されており、
当該カバー(34)は中空円筒形状であり、長手方向の一部分に弾性を有する弾性部(34A)が形成されており、当該弾性部(34A)以外の箇所は弾性を有しておらず、
グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)及び/又はノズル先端部(13)で弾性体の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴としている。
【0010】
本発明の充填ノズル(10-5)は、ノズル筒胴部(11)のレバー作動表示部(14)を包含する領域であって、ノズル先端部(13)を含まない領域がカバー(35)により包囲されており、
当該カバー(35)は中空円筒形状であり、可撓性を有する材料(例えばゴム等)で構成されるか、或いは、(充填ノズル10-5の)長手方向について伸縮する蛇腹を有しており、
グリップ(15)のレセプタクル側端部(15A)及び/又はノズル筒胴部(11)で弾性体(例えばゴムバンド)の弾性収縮力により締め付けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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