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公開番号2025117253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011997
出願日2024-01-30
発明の名称継手管及び継手管の製造方法
出願人三桜工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16L 27/10 20060101AFI20250804BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】継手管に管材が接続される構成において、継手管に対する管材の軸方向の移動を許容し、また継手管と管材の軸ずれの追従性を改善する。
【解決手段】継手管は、山折り谷折りの繰り返し構造の蛇腹管と、前記蛇腹管の内周壁に形成された環状溝と、前記環状溝に装着され前記蛇腹管へ接続される円筒状の管材から流入する流体をシールするOリングと、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
山折り谷折りの繰り返し構造の蛇腹管と、
前記蛇腹管の内周壁に形成された環状溝と、
前記環状溝に装着され前記蛇腹管へ接続される円筒状の管材から流入する流体をシールするＯリングと、
を有する継手管。
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
前記蛇腹管の挿入口の谷折り部分が径方向へ拡がっている、請求項１に記載の継手管。
【請求項３】
冷却用のクーラントが流れる流路として複数直列に接続された、請求項１に記載の継手管。
【請求項４】
軟化させたチューブを凹凸が形成されたモールドブロックで両側から挟持して、前記モールドブロックに形成された空気孔から前記チューブの外周面を真空引きして山折り谷折りの繰り返し構造の蛇腹管及び前記蛇腹管の内周壁に環状溝を成形する、継手管の製造方法。
【請求項５】
長尺の蛇腹管を成形した後、カットして必要長さの蛇腹管とする、請求項４の継手管の製造方法。
【請求項６】
前記チューブは、樹脂製である、請求項４の継手管の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、継手管及び継手管の製造方法に関する。
続きを表示（約 840 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、内面に連続して形成される螺旋状の溝を有する管継手及び管継手の製造方法において、管継手の端部からコルゲート管をねじ込んで接続することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５２２４３５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、コルゲート管をねじ込んで接続する方法では接続作業が手間で有り、また、シール性を確保するために、継手管の内周面にシール用シートを貼り付ける必要があり、面倒である。
【０００５】
また、螺旋状の溝を有する管継手では、管継手に接続されるコルゲート管（管体）の軸方向の移動の許容や、軸ずれに対する追従性に改善の余地がある。
【０００６】
本開示の目的は、接続作業とシール作業を容易とし、継手管に対する管材の軸方向の移動を許容し、管材の軸ずれの追従性を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の第１態様の継手管は、山折り谷折りの繰り返し構造の蛇腹管と、前記蛇腹管の内周壁に形成された環状溝と、前記環状溝に装着され前記蛇腹管へ接続される円筒状の管材から流入する流体をシールするＯリングと、を有する。
【０００８】
第１態様の継手管では、継手管を蛇腹管に構成することで、接続された管材の軸方向の移動を許容でき、また、継手管と管材の軸ずれにも追従できる。
【０００９】
さらに、継手管へ円筒状の管材を差し込むだけで接続作業が完了し、環状溝に装着されたＯリングでシール性が確保される。
【００１０】
第２態様の継手管は、第１態様の継手管であって、前記蛇腹管の挿入口の谷折り部分が径方向へ拡がっている。
（【００１１】以降は省略されています）

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