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公開番号
2025117495
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024064891
出願日
2024-04-12
発明の名称
融合タンパク質及びその核酸コード配列、並びにその使用
出願人
中國醫藥大學附設醫院
,
China Medical University Hospital
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
C07K
19/00 20060101AFI20250804BHJP(有機化学)
要約
【課題】本発明は、融合タンパク質及びその核酸コード配列、並びにその使用を提供する。
【解決手段】本発明の融合タンパク質は、多種の効果実験によって、がんの治療、免疫調節、及び免疫細胞の活性化の効果に達する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号1、配列番号2及び配列番号3に示すアミノ酸配列を含む抗CD3単一ドメイン抗体と、エクソソームタンパク質とを含む、
融合タンパク質(FUSION PROTEIN)。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記抗CD3単一ドメイン抗体は、CD3ε(CD3 epsilon)に特異的に結合する、
請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項3】
前記エクソソームタンパク質は、CD63である、
請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項4】
前記アミノ酸配列は、配列番号4に示す配列である、
請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項5】
前記配列番号1に示すアミノ酸配列は、相補性決定領域1(complementarity determining region 1、CDR1)であり、
前記配列番号2に示すアミノ酸配列は、CDR2であり、
前記配列番号3に示すアミノ酸配列は、CDR3である、
請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項6】
前記抗CD3単一ドメイン抗体は、抗T細胞ナノボディである、
請求項1に記載の融合タンパク質。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の融合タンパク質のアミノ酸配列をコードする、
単離核酸。
【請求項8】
ヌクレオチド配列は、配列番号5に示す配列である、
請求項7に記載の単離核酸。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の融合タンパク質及び医薬上許容可能な担体を含む、
医薬組成物。
【請求項10】
がんの治療、免疫調節及び免疫細胞の活性化のための医薬品を製造するための、
請求項1~6のいずれか1項に記載の融合タンパク質の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、融合タンパク質及びその核酸コード配列、並びにその使用に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
がんは、悪性腫瘍とも呼ばれ、細胞の分裂・増殖の制御機能不全による疾患であり、細胞が異常に増殖し、また、これらの増殖した細胞が体の他の部分に侵入可能である。世界中でがん患者がどんどん増加しており、台湾でも死因トップ10の1つであり、かつ、長年に死因トップ10の1位を占めている。
【0003】
従来の腫瘍治療方法は、外科手術、放射線療法、化学療法、及び標的療法等が挙げられる。腫瘍免疫治療は、上記の治療法以外の腫瘍治療方法であり、患者自身の免疫系を活性化させ、腫瘍細胞又は腫瘍抗原物質を利用して生体の特異的細胞性免疫及び体液性免疫反応を誘導し、生体の抗がん能力を高め、腫瘍の成長、拡散、再発を抑制することで、腫瘍の除去又は制御という目的を達成することができる。しかしながら、現在の腫瘍治療方法は、効果が低く、副作用が強いという問題があり、他の免疫関連疾患を引き起こすことさえ可能性がある。
【0004】
CD3ε(CD3 epsilon)は、T細胞に発現された膜貫通型タンパク質の一種であり、腫瘍及び免疫機能の調節との関連性が発見された。よって、研究者はCD3εを腫瘍の特定及び免疫機能の調節ための標的分子として研究開発し、これらの標的分子が抗がん剤又は免疫調節剤になる潜在力があるかどうかを探し出している。なお、CD63は、人体のCD63遺伝子によってコードされるタンパク質抗原の一種である。CD63は、主に細胞外小胞の表面に存在し、通常の細胞膜の表面にも存在し、そのコード遺伝子が腫瘍の発生に関連している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の問題を解決するために、当業者は、がんの治療、免疫調節、および免疫細胞の活性化のための新規でより効果的な医薬品を開発して、このようなニーズを有する多くの患者に利益をもたらすことが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
それを鑑みて、本発明の目的は、配列番号1、配列番号2及び配列番号3に示すアミノ酸配列を含む抗CD3単一ドメイン抗体と、エクソソームタンパク質とを含む、融合タンパク質(fusion protein)を提供することにある。
【0007】
本発明の1つの実施例において、前記抗CD3単一ドメイン抗体は、CD3ε(CD3 epsilon)に特異的に結合する。
【0008】
本発明の1つの実施例において、前記エクソソームタンパク質は、CD63である。
【0009】
本発明の1つの実施例において、融合タンパク質のアミノ酸配列は、配列番号4に示す配列である。
【0010】
本発明の1つの実施例において、前記配列番号1に示すアミノ酸配列は、相補性決定領域1(complementarity determining region1、CDR1)であり、前記配列番号2に示すアミノ酸配列は、CDR2であり、前記配列番号3に示すアミノ酸配列は、CDR3である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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