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公開番号
2025117644
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012481
出願日
2024-01-31
発明の名称
吸水性樹脂粒子を製造する方法
出願人
住友精化株式会社
代理人
主分類
C08J
3/12 20060101AFI20250805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、吸水速度が速い、還元性無機塩を含有する吸水性樹脂粒子を製造する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】水溶性エチレン性不飽和単量体を逆相懸濁重合させ、含水ゲル状重合体を含む反応液を得る重合工程と、前記反応液から水を除去し、還元性無機塩を添加する脱水工程と、前記反応液に表面架橋剤を添加し、含水ゲル状重合体に表面架橋する表面架橋工程とを含む、吸水性樹脂粒子を製造する方法であって、前記脱水工程にて還元性無機塩を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率と、前記表面架橋工程にて表面架橋剤を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率の差が、5~80%である、吸水性樹脂粒子を製造する方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水溶性エチレン性不飽和単量体を逆相懸濁重合させ、含水ゲル状重合体を含む反応液を得る重合工程と、
前記反応液から水を除去し、還元性無機塩を添加する脱水工程と、
前記反応液に表面架橋剤を添加し、含水ゲル状重合体に表面架橋する表面架橋工程とを含む、吸水性樹脂粒子を製造する方法であって、
前記脱水工程にて還元性無機塩を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率と、前記表面架橋工程にて表面架橋剤を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率の差が、5~80%である、吸水性樹脂粒子を製造する方法。
続きを表示(約 86 文字)
【請求項2】
前記脱水工程にて還元性無機塩を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率が、15~100%である、請求項1に記載の吸水性樹脂粒子を製造する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸水性樹脂粒子の製造方法、特に還元性無機塩を含有する吸水性樹脂粒子を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
紙おむつや生理用ナプキン等の吸水性物品は、一般に、親水性繊維および吸水性樹脂で構成される吸収体を、身体に接する側に配される液体透過性シートとその反対側に配される液体不透過性シートとの間に挟むことによって形成されている。一方、吸水性樹脂粒子が人尿等の体液を吸収することによって生成したゲルは、一般に、経時的に劣化し、その吸収性が低下するため、ゲルの安定性が求められている。そのため、ゲルの安定性を向上させるために、還元性無機塩を含有する吸水性樹脂粒子(例えば、特許文献1)が提案されている。
【0003】
一般的に、前記の用途において、吸水性物品の液漏れを防止するために、吸水性樹脂粒子には、高い吸水量及び速い吸水速度が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-118375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、吸水速度が速い、還元性無機塩を含有する吸水性樹脂粒子を製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は以下を含む。
[1]
水溶性エチレン性不飽和単量体を逆相懸濁重合させ、含水ゲル状重合体を含む反応液を得る重合工程と、
前記反応液から水を除去し、還元性無機塩を添加する脱水工程と、
前記反応液に表面架橋剤を添加し、含水ゲル状重合体に表面架橋する表面架橋工程とを含む、吸水性樹脂粒子を製造する方法であって、
前記脱水工程にて還元性無機塩を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率と、前記表面架橋工程にて表面架橋剤を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率の差が、5~80%である、吸水性樹脂粒子を製造する方法。
[2]
前記脱水工程にて還元性無機塩を添加するときの含水ゲル状重合体の残水率が、15~100%である、請求項1に記載の吸水性樹脂粒子を製造する方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかる製造方法により、吸水速度が速い、還元性無機塩を含有する吸水性樹脂粒子が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
2.07kPaの荷重下での吸水性樹脂粒子の生理食塩水に対する吸水量を測定する方法を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。但し、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
1.吸水性樹脂粒子の製造方法
本発明の吸水性樹脂粒子の製造方法は、水溶性エチレン性不飽和単量体を逆相懸濁重合させて、吸水性樹脂粒子を製造する方法である。本発明の吸水性樹脂粒子の製造方法は、水溶性エチレン性不飽和単量体を含む水溶液と、炭化水素分散媒と、ラジカル重合開始剤と、分散安定剤と、内部架橋剤とを混合する重合工程と、重合工程で得られた含水ゲル状重合体を含む反応液から水を除去する脱水工程と、含水ゲル状重合体を表面架橋する表面架橋工程とを備えている。また、脱水工程において含水ゲル状重合体に還元性無機塩を添加する。本発明の吸水性樹脂粒子の製造方法において、逆相懸濁重合は、好ましくは2段以上の重合工程を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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