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公開番号2025117972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012995
出願日2024-01-31
発明の名称ロータリーバルブ
出願人株式会社カワタ
代理人個人
主分類B65G 65/48 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】粉流体の輸送に用いられるロータリーバルブにおいて、異音の発生を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】このロータリーバルブ30は、ケーシング41と、軸方向に延びる回転軸に沿って延びるロータシャフト51と、ロータシャフト51とともに回転し、ケーシング41の内部に収容されるロータ本体500とを有する。ロータ本体500は、回転軸を中心として放射状に伸びる複数の板状の羽根53を有する。ケーシング41は、ロータ本体500の軸方向の端面と僅かな隙間を介して対向する第1内面41aと、羽根53の先端面と僅かな隙間を介して対向する第2内面41bとを有する。粉粒体はフレーク状であり、第1内面41aおよび第2内面41bには粗面加工がなされている。粗面加工により、上記の隙間に挟まった粉粒体が内面41a,41bに接触しつつ移動することによって異音が発生することを抑制できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
粉粒体を上方から下方へと供給するロータリーバルブであって、
上部に粉粒体入口を有し、下部に粉粒体出口を有するケーシングと、
軸方向に延びる回転軸に沿って延びるロータシャフトと、
前記ロータシャフトとともに回転し、前記ケーシングの内部に収容されるロータ本体と、
を有し、
前記ロータ本体は、前記粉粒体入口の下方かつ前記粉粒体出口の上方に配置され、
前記ロータ本体は、
前記回転軸を中心として放射状に伸びる、複数の板状の羽根
を有し、
前記ケーシングは、
前記ロータ本体の軸方向の端面と僅かな隙間を介して対向する第1内面と、
前記羽根の先端面と僅かな隙間を介して対向する第2内面と、
を有し、
前記粉粒体はフレーク状であり、
前記第1内面および前記第2内面には粗面加工がなされている、ロータリーバルブ。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載のロータリーバルブであって、
前記ロータ本体の軸方向の端面と、前記羽根の先端面とには、粗面加工がなされている、ロータリーバルブ。
【請求項3】
粉粒体を上方から下方へと供給するロータリーバルブであって、
上部に粉粒体入口を有し、下部に粉粒体出口を有するケーシングと、
軸方向に延びる回転軸に沿って延びるロータシャフトと、
前記ロータシャフトとともに回転し、前記ケーシングの内部に収容されるロータ本体と、
を有し、
前記ロータ本体は、前記粉粒体入口の下方かつ前記粉粒体出口の上方に配置され、
前記ロータ本体は、
前記回転軸を中心として放射状に伸びる、複数の板状の羽根
を有し、
前記ケーシングは、
前記ロータ本体の軸方向の端面と僅かな隙間を介して対向する第1内面と、
前記羽根の先端面と僅かな隙間を介して対向する第2内面と、
を有し、
前記粉粒体はフレーク状であり、
前記ロータ本体の軸方向の端面と、前記羽根の先端面とには、粗面加工がなされている、ロータリーバルブ。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のロータリーバルブであって、
前記ロータ本体は、
複数の前記羽根の軸方向両端と接続し、前記回転軸に対して垂直な円板状の2つの側板
をさらに有し、
前記ロータ本体の軸方向の端面は、前記側板の外側面である、ロータリーバルブ。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のロータリーバルブであって、
前記粗面加工は、サンド径が100μm以上1mm以下のサンドブラストである、ロータリーバルブ。
【請求項6】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のロータリーバルブであって、
前記粉粒体は、ペットボトルの粉砕材である、ロータリーバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリーバルブに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、粉流体の搬送を行う際に、粉流体貯留容器の排出口に備えられ、粉流体の供給スピードを調整可能な装置として、ロータリーバルブが用いられている。従来のロータリーバルブについては、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1にも記載されているように、一般的なロータリーバルブは、上方の投入口と下方の排出口の間に放射状に延びる複数の羽を有するロータを有する。そして、ロータが水平方向の軸を中心として回転することにより、上方の投入口から供給された粉流体を下方の排出口へと送り出す。ロータの回転数および回転速度を制御することにより、所望の分量および所望の供給速度で、粉流体を排出することができる。
【0004】
ロータリーバルブでは、回転を停止している時に粉流体が漏れ出るのを抑制するため、ロータの羽の先端と、ロータが収容されるケーシングの内面との間に僅かな隙間が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-161215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
粉流体の大きさや種類によっては、この隙間に粉流体が挟まってしまう場合がある。隙間に挟まった粉流体がロータと共回りすると、粉流体とケーシングとの内面との間に摩擦が生じ、熱が発生して粉流体が溶けて塊となったり、摩擦による異音が発生したりする恐れがある。特に、ペットボトルを粉砕した粉砕材は、板フレークとなるため、隙間に挟まった場合にロータと共回りしやすく、異音の原因となりやすい。
【0007】
本発明の目的は、粉流体の輸送に用いられるロータリーバルブにおいて、異音の発生を抑制できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、粉粒体を上方から下方へと供給するロータリーバルブであって、上部に粉粒体入口を有し、下部に粉粒体出口を有するケーシングと、軸方向に延びる回転軸に沿って延びるロータシャフトと、前記ロータシャフトとともに回転し、前記ケーシングの内部に収容されるロータ本体と、を有し、前記ロータ本体は、前記粉粒体入口の下方かつ前記粉粒体出口の上方に配置され、前記ロータ本体は、前記回転軸を中心として放射状に伸びる、複数の板状の羽根を有し、前記ケーシングは、前記ロータ本体の軸方向の端面と僅かな隙間を介して対向する第1内面と、前記羽根の先端面と僅かな隙間を介して対向する第2内面と、を有し、前記粉粒体はフレーク状であり、前記第1内面および前記第2内面には粗面加工がなされている。
【0009】
本願の第2発明は、第1発明のロータリーバルブであって、前記ロータ本体の軸方向の端面と、前記羽根の先端面とには、粗面加工がなされている。
【0010】
本願の第3発明は、粉粒体を上方から下方へと供給するロータリーバルブであって、上部に粉粒体入口を有し、下部に粉粒体出口を有するケーシングと、軸方向に延びる回転軸に沿って延びるロータシャフトと、前記ロータシャフトとともに回転し、前記ケーシングの内部に収容されるロータ本体と、を有し、前記ロータ本体は、前記粉粒体入口の下方かつ前記粉粒体出口の上方に配置され、前記ロータ本体は、前記回転軸を中心として放射状に伸びる、複数の板状の羽根を有し、前記ケーシングは、前記ロータ本体の軸方向の端面と僅かな隙間を介して対向する第1内面と、前記羽根の先端面と僅かな隙間を介して対向する第2内面と、を有し、前記粉粒体はフレーク状であり、前記ロータ本体の軸方向の端面と、前記羽根の先端面とには、粗面加工がなされている。
(【0011】以降は省略されています)

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