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公開番号2025118035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013093
出願日2024-01-31
発明の名称水晶発振器及び水晶発振器用パッケージ
出願人日本電波工業株式会社
代理人弁理士法人MSウィード
主分類H03B 5/32 20060101AFI20250805BHJP(基本電子回路)
要約【課題】電極端子の構成が異なる複数種類のICチップに対してパッケージが共通化された水晶発振器及びパッケージを提供する。
【解決手段】水晶発振器は、第1のICチップ4aの端子の配列に対応する第1のICチップ実装用パターン22a、第2のICチップの端子の配列に対応する第2のICチップ実装用パターン及び水晶振動片3を実装する水晶振動片実装用端子16、17を有するパッケージ2と、第1のICチップ実装用パターン22aに実装された第1のICチップ4a及び第2のICチップ実装用パターンに実装された第2のICチップのいずれか一方と、水晶振動片実装用端子16、17に実装された水晶振動片3と、第1のICチップ実装用パターン及び第2のICチップ実装用パターンのうちの、第1のICチップの端子及び第2のICチップの端子各々の同一機能の端子に対応する部分同士を接続する互換性構造部80と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のICチップの端子の配列に対応する第1のICチップ実装用パターン、第2のICチップの端子の配列に対応する第2のICチップ実装用パターン、及び、水晶振動片を実装する水晶振動片実装用端子を有するパッケージと、
前記第1のICチップ実装用パターンに実装された第1のICチップ及び前記第2のICチップ実装用パターンに実装された第2のICチップのいずれか一方と、
前記水晶振動片実装用端子に実装された水晶振動片と、
前記第1のICチップ実装用パターン及び前記第2のICチップ実装用パターンのうちの、前記第1のICチップの端子及び前記第2のICチップの端子各々の同一機能の端子に対応する部分同士を接続する互換性構造部と、を備えたことを特徴とする水晶発振器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1のICチップ実装用パターンは、前記第2のICチップ実装用パターンとは配置が異なる実装用端子を含むことを特徴とする請求項1に記載の水晶発振器。
【請求項3】
前記第1のICチップ実装用パターン及び前記第2のICチップ実装用パターンは、前記パッケージの同一平面上に設けてあり、
前記実装される第1のICチップ又は前記第2のICチップは、平面視四角形状のものであり、かつ、
前記第1のICチップ及び前記第2のICチップの各端子のうちの同一機能を持つ1組又は複数組の第1端子群は、前記四角形状の1つの辺に平行な方向で隣接する位置関係の端子であり、
前記第1のICチップ及び前記第2のICチップの各端子のうちの同一機能を持つ前記第1端子群とは別の1組又は複数組の第2端子群は、前記四角形状の1つの辺に対し斜め方向の位置関係の端子であり、
前記互換性構造部は、
前記第1のICチップ実装用パターン及び前記第2のICチップ実装用パターンの前記第2端子群に相当する前記斜め方向に個別に設けた追加パターンを含むことを特徴とする請求項2に記載の水晶発振器。
【請求項4】
前記互換性構造部は、前記第1のICチップ実装用パターン及び前記第2のICチップ実装用パターンの、前記第1端子群に相当する部分の面積を前記隣接する位置を含む面積に拡張した拡張パターンを更に含むことを特徴とする請求項3に記載の水晶発振器。
【請求項5】
前記パッケージは第1の部屋及び前記第1の部屋に対し底板が共通で積層された第2の部屋を有し、
前記第1のICチップ実装用パターンは、前記第1の部屋の前記底板上に設けてあり、
前記第2のICチップ実装用パターンは、前記第2の部屋の前記底板上に設けてあり、
前記互換性構造部は、前記底板に設けられ前記第1のICチップ実装用パターン及び前記第2のICチップ実装用パターンの同一機能端子同士を接続するビア配線を含むことを特徴とする請求項2に記載の水晶発振器。
【請求項6】
前記実装される前記第1のICチップ又は前記第2のICチップは、ICチップの厚み方向に透過して見ると同一配置となる端子を有したものであることを特徴とする請求項5に記載の水晶発振器。
【請求項7】
前記第1のICチップは、前記第1のICチップ実装用パターンに実装されるフリップチップボンディングタイプICであり、
前記第2のICチップは、前記第2のICチップ実装用パターンに実装されるワイヤボンディングタイプICであることを特徴とする請求項2に記載の水晶発振器。
【請求項8】
前記実装されたICチップは、バンプを介して実装されていることを特徴とする請求項7に記載の水晶発振器。
【請求項9】
第1のICチップの端子の配列に対応する第1のICチップ実装用パターン、第2のICチップの端子の配列に対応する第2のICチップ実装用パターン、及び、水晶振動片を実装する水晶振動片実装用端子を有するパッケージと、
前記第1のICチップ実装用パターン及び前記第2のICチップ実装用パターンのうちの、前記第1のICチップの端子及び前記第2のICチップの端子各々の同一機能の端子に対応する部分同士を接続する互換性構造部と、を備えたことを特徴とする水晶発振器用のパッケージ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水晶振動子及び集積回路チップが実装された水晶発振器及びこれに用いられる水晶発振器用パッケージに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話やパーソナルコンピュータ等の各種電子機器においては、情報処理又は通信処理等に必要となる安定な周波数を容易に得るために、水晶振動子及び集積回路(IC:Integrated Circuit)チップが1つのパッケージに実装された水晶発振器が搭載されている。当該水晶発振器に搭載されるICチップとしては、ICチップの電極端子とパッケージの電極端子とをワイヤを介して接続するワイヤボンディング(W/B:Wire Bonding)用のものと、バンプを介してパッケージの電極端子上に実装されるフリップチップボンディング(FCB:Flip Chip Bonding)用のものとが存在する。
【0003】
例えば、特許文献1には、W/BによってICチップが実装された水晶発振器が開示されている。特許文献1に開示された水晶発振器においては、段差を有する1つの実装室内に水晶振動片及びICチップが実装されている。特に、ICチップは、パッケージの開口部の底面(すなわち、実装室の底面)に実装されるとともに、ICチップの電極端子とパッケージの底面に形成された電極端子とがワイヤによって電気的に接続されている。
【0004】
一方、特許文献2には、FCBによってICチップが実装された水晶発振器が開示されている。特許文献2に開示された水晶発振器においては、水晶室とIC室とが積層されていて、断面がいわゆるH型となっているセラミック製パッケージに水晶振動片及びICチップが実装されている。特に、ICチップは、IC室に形成された電極端子上に半田バンプ等の導電性接合部材を介して実装されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-220906号公報
特開2015-91103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水晶発振器用の構成部品として使用されるICチップについては、特性が同一であっても、電極端子の構成が異なっている場合がある。例えば、W/B用のICチップと、FCB用のICチップでは電極端子の配置が異なる場合がある。
【0007】
しかしながら、FCBによってICチップが実装されるパッケージにおいては、パッケージに形成されているICチップ用の電極端子パターンは、実装されるICチップの電極端子に対応して設計されている。このため、実装が想定されていないW/B用のICチップや他のICチップについては、当該電極端子パターンに適合しないため、実装することができない。
【0008】
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電極端子の構成が異なる複数種類のICチップに対してパッケージが共通化された水晶発振器、及びこれに用いる水晶発振器用パッケージを提供することになる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様によれば、「第1のICチップの端子の配列に対応する第1のICチップ実装用パターン、第2のICチップの端子の配列に対応する第2のICチップ実装用パターン、及び、水晶振動片を実装する水晶振動片実装用端子を有するパッケージと、前記第1のICチップ実装用パターンに実装された第1のICチップ及び前記第2のICチップ実装用パターンに実装された第2のICチップのいずれか一方と、前記水晶振動片実装用端子に実装された水晶振動片と、第1のICチップ実装用パターン及び第2のICチップ実装用パターンのうちの、前記第1のICチップの端子及び第2のICチップの端子各々の同一機能の端子に対応する部分同士を 接続する互換性構造部と、を備えたことを特徴とする水晶発振器。」が提供される。
【0010】
本開示の一態様によれば、「第1のICチップの端子の配列に対応する第1のICチップ実装用パターン、第2のICチップの端子の配列に対応する第2のICチップ実装用パターン、及び、水晶振動片を実装する水晶振動片実装用端子を有するパッケージと、第1のICチップ実装用パターン及び第2のICチップ実装用パターンのうちの、前記第1のICチップの端子及び第2のICチップの端子各々の同一機能の端子に対応する部分同士を接続する互換性構造部と、を備えたことを特徴とする水晶発振器用のパッケージ。」が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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