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公開番号2025118077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013169
出願日2024-01-31
発明の名称削り出し容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 83/00 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】優れた取り扱い性を具備させる。
【解決手段】キャップ14を本体筒11に対して周方向に沿う締込側Aに向けて回転させたときに、リング体13および固形物Xが供回りし、固形物が、仕切板12の上面を摺動することにより、貫通孔16における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向に沿う締込側に位置する内面と、仕切板の上面と、がなす角部によって固形物が切削され、本体筒のうち、仕切板より下方に位置する下部には、径方向に開口し、固形物から削り出された切削物を取り出し可能な取り出し孔15が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延びる有底筒状の本体筒と、
前記本体筒内に固定され、前記本体筒内を上下方向に仕切る仕切板と、
前記本体筒のうち、前記仕切板より上方に位置する上部内に回転可能に嵌合されるとともに、内側に固形物が固定されるリング体と、
前記固形物を押下可能な押下部を有し、かつ前記本体筒に対する周方向に沿う締込側への回転移動に伴い下方に移動するキャップと、を備え、
前記キャップおよび前記リング体には、互いに係合し、周方向の相対回転を規制する第1規制部および第2規制部が各別に形成され、
前記仕切板には、上下方向に貫く貫通孔が形成され、
前記キャップを前記本体筒に対して周方向に沿う締込側に向けて回転させたときに、前記リング体および前記固形物が供回りし、前記固形物が、前記仕切板の上面を摺動することにより、前記貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向に沿う締込側に位置する内面と、前記仕切板の上面と、がなす角部によって前記固形物が切削され、
前記本体筒のうち、前記仕切板より下方に位置する下部には、径方向に開口し、前記固形物から削り出された切削物を取り出し可能な取り出し孔が形成されている、削り出し容器。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記本体筒の底壁の上面は、前記取り出し孔の内周面の下端部に段差無く連なっている、請求項1に記載の削り出し容器。
【請求項3】
前記本体筒の底壁の上面は、前記取り出し孔の内周面の下端部に向かうに従い下方に向けて延びている、請求項1または2に記載の削り出し容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、削り出し容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、固形物が収容される収容部と、収容部に回転可能に装着された有頂筒状の回転蓋と、を備え、回転蓋の頂壁には、収容部に対する相対回転に伴い固形物を切削する切削手段と、固形物から削り出された切削物を上面に排出する排出孔と、が設けられた削り出し容器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-17249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この削り出し容器では、固形物から削り出された切削物が、回転蓋の頂壁の上面に排出されるので、例えば固形物が石鹸の場合等のように水が付着しやすい環境下で使用されると、切削物が水により削り出し容器に貼り付きやすく、優れた取り扱い性を具備させることに改善の余地があった。
【0005】
本発明は、優れた取り扱い性を具備させることができる削り出し容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る削り出し容器は、上下方向に延びる有底筒状の本体筒と、前記本体筒内に固定され、前記本体筒内を上下方向に仕切る仕切板と、前記本体筒のうち、前記仕切板より上方に位置する上部内に回転可能に嵌合されるとともに、内側に固形物が固定されるリング体と、前記固形物を押下可能な押下部を有し、かつ前記本体筒に対する周方向に沿う締込側への回転移動に伴い下方に移動するキャップと、を備え、前記キャップおよび前記リング体には、互いに係合し、周方向の相対回転を規制する第1規制部および第2規制部が各別に形成され、前記仕切板には、上下方向に貫く貫通孔が形成され、前記キャップを前記本体筒に対して周方向に沿う締込側に向けて回転させたときに、前記リング体および前記固形物が供回りし、前記固形物が、前記仕切板の上面を摺動することにより、前記貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向に沿う締込側に位置する内面と、前記仕切板の上面と、がなす角部によって前記固形物が切削され、前記本体筒のうち、前記仕切板より下方に位置する下部には、径方向に開口し、前記固形物から削り出された切削物を取り出し可能な取り出し孔が形成されている。
【0007】
キャップを本体筒に対して周方向に沿う締込側に向けて回転させたときに、リング体および固形物が供回りし、固形物が仕切板の上面を摺動することにより、貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向に沿う締込側に位置する内面と、仕切板の上面と、がなす角部によって固形物が切削されると、切削物は、貫通孔を通して落下し、本体筒のうち、仕切板より下方に位置する下部内(以下、収容空間という)に収容される。
これにより、切削物が、削り出し容器において外部に露呈していない、本体筒の収容空間に収容されることとなり、切削物が水等により削り出し容器に貼り付くのを抑制することが可能になり、優れた取り扱い性を具備させることができる。
【0008】
前記本体筒の底壁の上面は、前記取り出し孔の内周面の下端部に段差無く連なっていてもよい。
【0009】
本体筒の底壁の上面が、取り出し孔の内周面の下端部に段差無く連なっているので、本体筒の収容空間に収容された切削物を容易に取り出すことができるとともに、本体筒の収容空間に進入した水を容易に排出することができる。
【0010】
前記本体筒の底壁の上面は、前記取り出し孔の内周面の下端部に向かうに従い下方に向けて延びていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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