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公開番号
2025117805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012722
出願日
2024-01-31
発明の名称
削り出し容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
83/00 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】固形物から削り出す切削物の量を高精度にする。
【解決手段】本体筒11および回転体13には、互いが上下方向で突き当たったときに摺動することで、回転体13を本体筒11に対して周方向の一方側Aに向けて移動させる第1摺接部23aおよび第2摺接部28aが各別に形成され、操作リング14および回転体には、操作リングおよび回転体が上下方向に相対的に接近移動したときに互いが摺接することで、回転体を本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動させる第3摺接部30aおよび第4摺接部29aが各別に形成され、回転体の頂壁には、上下方向に貫く貫通孔が形成され、回転体が周方向の一方側に向けて移動したときに、回転体の頂壁の下面が、固形物の上面を摺動することにより、貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向の他方側に位置する内面と、回転体の頂壁の下面と、がなす角部によって固形物が切削される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延びる有底筒状の本体筒と、
前記本体筒内に上方付勢状態で下方移動可能に設けられ、上面に固形物が支持される受皿と、
前記受皿の上方に設けられ、前記受皿の上面とで前記固形物を上下方向に挟み込む頂壁を有する有頂筒状の回転体と、
前記本体筒に周方向の回転移動が規制された状態で下方移動可能に設けられた操作リングと、を備え、
前記本体筒および前記回転体には、互いが上下方向で突き当たったときに摺動することで、前記回転体を前記本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動させる第1摺接部および第2摺接部が各別に形成され、
前記操作リングおよび前記回転体には、前記操作リングおよび前記回転体が上下方向に相対的に接近移動したときに互いが摺接することで、前記回転体を前記本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動させる第3摺接部および第4摺接部が各別に形成され、
前記操作リングを下方移動させる過程において、前記回転体および前記受皿を前記本体筒に対して下方移動させ、前記回転体の前記第2摺接部を、前記本体筒の前記第1摺接部より下方に位置させたときに、前記受皿に加えられている上方付勢力によって前記回転体が前記操作リングに対して上方に移動し、前記操作リングの前記第3摺接部、および前記回転体の前記第4摺接部が互いに摺接することで、前記第2摺接部が、前記第1摺接部に対して上下方向で対向し、
前記回転体の頂壁には、上下方向に貫く貫通孔が形成され、前記回転体が周方向の一方側に向けて移動したときに、前記回転体の頂壁の下面が、前記固形物の上面を摺動することにより、前記貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向の他方側に位置する内面と、前記回転体の頂壁の下面と、がなす角部によって前記固形物が切削される、削り出し容器。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記本体筒は、有底筒状の下筒部と、前記下筒部に着脱可能に装着された上筒部と、を備え、
前記操作リングは、前記上筒部内から上方に向けて突出し、
前記上筒部は、前記操作リングが上方に離脱するのを規制した状態で、前記操作リングの周方向の回転移動を規制している、請求項1に記載の削り出し容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、削り出し容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、固形物が収容される収容部と、収容部に回転可能に装着された有頂筒状の回転蓋と、を備え、回転蓋の頂壁には、収容部に対する相対回転に伴い固形物を切削する切削手段と、固形物から削り出された切削物を上面に排出する排出孔と、が設けられた削り出し容器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-17249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この削り出し容器では、固形物から削り出す切削物の量を高精度にすることが困難であるという問題がある。
【0005】
本発明は、固形物から削り出す切削物の量を高精度にすることができる削り出し容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る削り出し容器は、上下方向に延びる有底筒状の本体筒と、前記本体筒内に上方付勢状態で下方移動可能に設けられ、上面に固形物が支持される受皿と、前記受皿の上方に設けられ、前記受皿の上面とで前記固形物を上下方向に挟み込む頂壁を有する有頂筒状の回転体と、前記本体筒に周方向の回転移動が規制された状態で下方移動可能に設けられた操作リングと、を備え、前記本体筒および前記回転体には、互いが上下方向で突き当たったときに摺動することで、前記回転体を前記本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動させる第1摺接部および第2摺接部が各別に形成され、前記操作リングおよび前記回転体には、前記操作リングおよび前記回転体が上下方向に相対的に接近移動したときに互いが摺接することで、前記回転体を前記本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動させる第3摺接部および第4摺接部が各別に形成され、前記操作リングを下方移動させる過程において、前記回転体および前記受皿を前記本体筒に対して下方移動させ、前記回転体の前記第2摺接部を、前記本体筒の前記第1摺接部より下方に位置させたときに、前記受皿に加えられている上方付勢力によって前記回転体が前記操作リングに対して上方に移動し、前記操作リングの前記第3摺接部、および前記回転体の前記第4摺接部が互いに摺接することで、前記第2摺接部が、前記第1摺接部に対して上下方向で対向し、前記回転体の頂壁には、上下方向に貫く貫通孔が形成され、前記回転体が周方向の一方側に向けて移動したときに、前記回転体の頂壁の下面が、前記固形物の上面を摺動することにより、前記貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向の他方側に位置する内面と、前記回転体の頂壁の下面と、がなす角部によって前記固形物が切削される。
【0007】
本体筒に第1摺接部が形成され、操作リングに第3摺接部が形成され、回転体に、第1摺接部に摺接する第2摺接部、および第3摺接部に摺接する第4摺接部が形成されているので、操作リングを下方移動させる過程において、回転体および受皿を上方付勢力に抗して本体筒に対して下方移動させ、回転体の第2摺接部を、本体筒の第1摺接部より下方に位置させたときに、受皿に加えられている上方付勢力によって回転体が操作リングに対して上方に移動し、操作リングの第3摺接部、および回転体の第4摺接部が互いに摺接することで、回転体が本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動し、第2摺接部が、第1摺接部に対して上下方向で対向する。
そして、操作リングの押下を解除すると、回転体および受皿が上方に復元移動し、回転体の第2摺接部が、本体筒の第1摺接部に突き当たり、第2摺接部が第1摺接部を摺動することで、回転体が本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動する。
以上の過程において、回転体が本体筒に対して周方向の一方側に向けて移動するときに、回転体の頂壁の下面が、固形物の上面を摺動することにより、貫通孔における周方向で互いに対向する内面のうちの周方向の他方側に位置する内面と、回転体の頂壁の下面と、がなす角部によって固形物が切削される。
以上より、操作リング、回転体、および受皿の一度の押下操作によって、回転体が固形物に対して一定量移動し、固形物から一定量の切削物が削り出されることとなり、固形物から削り出す切削物の量を高精度にすることができる。
【0008】
前記本体筒は、有底筒状の下筒部と、前記下筒部に着脱可能に装着された上筒部と、を備え、前記操作リングは、前記上筒部内から上方に向けて突出し、前記上筒部は、前記操作リングが上方に離脱するのを規制した状態で、前記操作リングの周方向の回転移動を規制してもよい。
【0009】
本体筒が、操作リングの上方への離脱を規制した状態で、操作リングの周方向の回転移動を規制している上筒部を備えているので、操作リングおよび回転体が、不意に本体筒から上方に離脱するのを防ぐことができる。
上筒部が、下筒部に着脱可能に装着されているので、上筒部を下筒部から離脱すると、操作リングおよび回転体を下筒部から離脱して、回転体の内側、および受皿の上面を解放することが可能になり、新たな固形物を容易に詰め替えることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記態様によれば、固形物から削り出す切削物の量を高精度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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