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公開番号2025118469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024030621
出願日2024-02-29
発明の名称吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】付勢部にへたりが生じた場合でも保持部材とピストンとの間から内容物が漏れ出ることを抑制できる吐出器を提供する。
【解決手段】吐出器2は、段差部6を有するシリンダ部5aと、被接触部9を有するピストン7と、接触部10と吐出口8c1とを有する保持部材8と、付勢部11と、ポンプ室12とを有し、保持部材8が付勢力に抗して押し下げ操作されると、ピストン7が段差部6に当接した状態で接触部10が被接触部9上を下方に摺動して離脱し、その後保持部材8がピストン7を押し下げることでポンプ室12内の内容物4が接触部10と被接触部9との間を通って吐出口8c1から吐出され、押し下げ操作が解除されると、付勢力により、接触部10が被接触部9上を上方に摺動し且つ保持部材8がピストン7を押し上げることで容器本体3内の内容物4がポンプ室12内へ吸い込まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
段差部を有し容器本体の口部に装着されるシリンダ部と、
被接触部を有し前記シリンダ部上を摺動するピストンと、
前記被接触部上を摺動する接触部と吐出口とを有する保持部材と、
前記保持部材に上向きの付勢力を与える付勢部と、
前記シリンダ部と前記ピストンとによって区画されるポンプ室とを有し、
前記保持部材が前記付勢力に抗して押し下げ操作されると、前記ピストンが前記段差部に当接した状態で前記接触部が前記被接触部上を下方に摺動して離脱し、その後前記保持部材が前記ピストンを押し下げることで前記ポンプ室内の内容物が前記接触部と前記被接触部との間を通って前記吐出口から吐出され、
前記押し下げ操作が解除されると、前記付勢力により、前記接触部が前記被接触部上を上方に摺動し且つ前記保持部材が前記ピストンを押し上げることで前記容器本体内の前記内容物が前記ポンプ室内へ吸い込まれる吐出器。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記付勢部は樹脂ばねによって構成される、請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
前記シリンダ部は第2段差部を有し、
前記押し下げ操作が解除されると、前記付勢力により、前記ピストンが前記第2段差部に当接した状態で前記接触部が前記被接触部上を上方に摺動し、その後前記保持部材が前記ピストンを押し上げることで前記容器本体内の前記内容物が前記ポンプ室内へ吸い込まれる、請求項1に記載の吐出器。
【請求項4】
前記保持部材は、前記ポンプ室内で空気が溜まる空気溜まり部を有する、請求項1に記載の吐出器。
【請求項5】
前記空気溜まり部の容積をVとし、前記保持部材への前記押し下げ操作の開始から前記接触部が停止状態の前記被接触部上を前記下方に摺動して離脱するまでの前記下方への前記保持部材の移動長さをLとし、前記接触部の外径をDとするときに、V>πLD

/4である、請求項4に記載の吐出器。
【請求項6】
前記接触部は前記保持部材の外周面上に設けられる、請求項1に記載の吐出器。
【請求項7】
前記接触部は前記保持部材の内周面上に設けられる、請求項1に記載の吐出器。
【請求項8】
前記ピストンは、前記シリンダ部上を摺動する摺動部と、前記摺動部よりも径方向内側で筒状をなし前記摺動部に連なる内筒部とを有し、
前記被接触部は前記内筒部の外周面における下端部によって構成され、
前記保持部材は、筒状部と、前記接触部を内周面に有する接触筒と、前記接触筒の下端部を前記筒状部の下端部に連ねる連結部とを有する、請求項7に記載の吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は吐出器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
容器本体の口部に装着されるシリンダ部と、被接触部を有しシリンダ部上を摺動するピストンと、被接触部に接触する接触部と吐出口とを有する保持部材と、保持部材に上向きの付勢力を与える付勢部と、シリンダ部とピストンとによって区画されるポンプ室とを有し、保持部材が付勢力に抗して押し下げ操作されると、接触部が被接触部から離脱し、その後保持部材がピストンを押し下げることでポンプ室内の内容物が接触部と被接触部との間を通って吐出口から吐出され、押し下げ操作が解除されると、付勢力により、接触部が被接触部に接触してから保持部材がピストンを押し上げることで容器本体内の内容物がポンプ室内へ吸い込まれる吐出器が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-69928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
付勢部の繰り返しの使用に伴って付勢部にへたり(付勢力の低下)が生じ、押し下げ操作の解除後に保持部材が初期位置まで完全に戻らなくなった場合でも、保持部材の接触部とピストンの被接触部との間から内容物が漏れ出ることを抑制できることが好ましい。
【0005】
そこで本発明の目的は、付勢部にへたりが生じた場合でも保持部材とピストンとの間から内容物が漏れ出ることを抑制できる吐出器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
段差部を有し容器本体の口部に装着されるシリンダ部と、
被接触部を有し前記シリンダ部上を摺動するピストンと、
前記被接触部上を摺動する接触部と吐出口とを有する保持部材と、
前記保持部材に上向きの付勢力を与える付勢部と、
前記シリンダ部と前記ピストンとによって区画されるポンプ室とを有し、
前記保持部材が前記付勢力に抗して押し下げ操作されると、前記ピストンが前記段差部に当接した状態で前記接触部が前記被接触部上を下方に摺動して離脱し、その後前記保持部材が前記ピストンを押し下げることで前記ポンプ室内の内容物が前記接触部と前記被接触部との間を通って前記吐出口から吐出され、
前記押し下げ操作が解除されると、前記付勢力により、前記接触部が前記被接触部上を上方に摺動し且つ前記保持部材が前記ピストンを押し上げることで前記容器本体内の前記内容物が前記ポンプ室内へ吸い込まれる吐出器。
【0008】
[2]
前記付勢部は樹脂ばねによって構成される、[1]に記載の吐出器。
【0009】
[3]
前記シリンダ部は第2段差部を有し、
前記押し下げ操作が解除されると、前記付勢力により、前記ピストンが前記第2段差部に当接した状態で前記接触部が前記被接触部上を上方に摺動し、その後前記保持部材が前記ピストンを押し上げることで前記容器本体内の前記内容物が前記ポンプ室内へ吸い込まれる、[1]又は[2]に記載の吐出器。
【0010】
[4]
前記保持部材は、前記ポンプ室内で空気が溜まる空気溜まり部を有する、[1]~[3]の何れか1項に記載の吐出器。
(【0011】以降は省略されています)

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