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公開番号2025118574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025014108
出願日2025-01-30
発明の名称硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びアンテナモジュール
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 73/10 20060101AFI20250805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】比誘電率(Dk)及び誘電正接(Df)が共に低く、周波数依存性が少ないアンテナ基板用の硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びアンテナモジュールを提供すること。
【解決手段】マレイミド樹脂を含有する、アンテナ基板用の硬化性樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
マレイミド樹脂を含有する、アンテナ基板用の硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記硬化性樹脂組成物の硬化物の周波数20GHzから100GHzの間の比誘電率(Dk)が3.0未満であり、
前記硬化性樹脂組成物の硬化物の下記の方法により測定される比誘電率(Dk)のバラツキが0.05以下である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
比誘電率(Dk)のバラツキの測定方法:
硬化性樹脂組成物の硬化物の比誘電率(Dk)を周波数20GHzから100GHzの間で10GHz毎に測定する。得られた9個の測定値のうちの最大値及び最小値を用いて、比誘電率(Dk)のバラツキを求める。
比誘電率(Dk)のバラツキ=(比誘電率(Dk)の最大値)-(比誘電率(Dk)の最小値)
【請求項3】
前記硬化性樹脂組成物の硬化物の周波数20GHzから100GHzの間の誘電正接(Df)が3.0×10
-3
未満であり、
前記硬化性樹脂組成物の硬化物の下記の方法により測定される誘電正接(Df)のバラツキが0.0005以下である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
誘電正接(Df)のバラツキの測定方法:
硬化性樹脂組成物の硬化物の誘電正接(Df)を周波数20GHzから100GHzの間で10GHz毎に測定する。得られた9個の測定値のうちの最大値及び最小値を用いて、下記の計算を行うことで誘電正接(Df)のバラツキを求める。
誘電正接(Df)のバラツキ=(誘電正接(Df)の最大値)-(誘電正接(Df)の最小値)
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物の硬化物。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物の硬化物を含む樹脂層を備える、積層体。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物の硬化物を含むアンテナ基板と、前記アンテナ基板と電気的に接続されたアンテナと、を備える、アンテナモジュール。
【請求項7】
前記アンテナ基板は、1層以上の絶縁基材層を含み、
前記絶縁基材層のうち少なくとも1層が前記硬化物を含む、請求項6に記載のアンテナモジュール。
【請求項8】
前記アンテナ基板は、2層以上の絶縁基材層と、前記絶縁基材層の間に配置された1層以上の接着剤層とを含み、
前記絶縁基材層及び前記接着剤層のうち少なくとも1層が前記硬化物を含む、請求項6に記載のアンテナモジュール。
【請求項9】
放熱基板を更に備える、請求項6に記載のアンテナモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びアンテナモジュールに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、移動通信システムにおいて5G(5th Generation Mobile Communication System)の拡大とポスト5Gの研究開発が進んでいる。これらサービスの特徴である高速大容量・低遅延・同時多接続を実現するために、4GやLTEよりも高周波帯域であるSub6帯(3.7GHz帯・4.5GHz)、ミリ波帯(28GHz帯)、テラヘルツ波帯(150GHz帯・300GHz帯)などの周波数帯の拡張や解放が進み、従来よりも広帯域のバンドを使用した通信が可能になってきた。これらの通信を実施するためには、無線ユニット(Radio Unit;RU)が含まれた無線子局(スモールセル)を大量に設置する必要がある。また、RUに内蔵されるアンテナモジュールも複数の周波数帯の信号を処理可能にしたり、フェイズドアレイアンテナにすることでビームフォーミングを可能にするなどの高機能化が求められている。アンテナモジュールの形状としてはAiB(Antenna in Board)、AiP(Antenna in Package)等が提案されており、マルチバンドに対応する場合は複数個を組み合わせたアンテナ装置として使用される。高周波信号の減衰を抑制するために、アンテナモジュールの基板材料には、比誘電率(Dk)及び誘電正接(Df)が共に低いことが求められる。従来のアンテナモジュールの基板材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(特許文献1、2)、ポリイミド(PI)、液晶ポリマー(LCP)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-086748号公報
特開2022-021619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、アンテナ基板用の材料として知られている各種材料を検討したところ、PI又はLCPを使用したアンテナモジュールには、送受信を行う信号の周波数毎に比誘電率(Dk)、誘電正接(Df)が変化する性質(周波数依存性)があることを見出した。
【0005】
アンテナモジュールの基板材料に周波数依存性があると、通信品質のバラツキを抑えるために、送受信を行う信号の周波数毎にアンテナモジュールの各層の厚さ等を最適化して設計する必要が生じる。特に複数の周波数帯で使用されるマルチバンドタイプのアンテナ装置を作製する際に、各周波数帯に最適化された数種類のアンテナモジュールを用意して組み合わせる必要があり、アンテナ装置が大型化してしまう場合がある。
【0006】
本開示は上記事情に鑑みてなされたものであり、比誘電率(Dk)及び誘電正接(Df)が共に低く、周波数依存性が少ないアンテナ基板用の硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びアンテナモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示は、以下の硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びアンテナモジュールを提供する。
【0008】
[1]マレイミド樹脂を含有する、アンテナ基板用の硬化性樹脂組成物。
[2]上記硬化性樹脂組成物の硬化物の周波数20GHzから100GHzの間の比誘電率(Dk)が3.0未満であり、上記硬化性樹脂組成物の硬化物の下記の方法により測定される比誘電率(Dk)のバラツキが0.05以下である、上記[1]に記載の硬化性樹脂組成物。
比誘電率(Dk)のバラツキの測定方法:
硬化性樹脂組成物の硬化物の比誘電率(Dk)を周波数20GHzから100GHzの間で10GHz毎に測定する。得られた9個の測定値のうちの最大値及び最小値を用いて、比誘電率(Dk)のバラツキを求める。
比誘電率(Dk)のバラツキ=(比誘電率(Dk)の最大値)-(比誘電率(Dk)の最小値)
[3]上記硬化性樹脂組成物の硬化物の周波数20GHzから100GHzの間の誘電正接(Df)が3.0×10
-3
未満であり、上記硬化性樹脂組成物の硬化物の下記の方法により測定される誘電正接(Df)のバラツキが0.0005以下である、上記[1]又は[2]に記載の硬化性樹脂組成物。
誘電正接(Df)のバラツキの測定方法:
硬化性樹脂組成物の硬化物の誘電正接(Df)を周波数20GHzから100GHzの間で10GHz毎に測定する。得られた9個の測定値のうちの最大値及び最小値を用いて、下記の計算を行うことで誘電正接(Df)のバラツキを求める。
誘電正接(Df)のバラツキ=(誘電正接(Df)の最大値)-(誘電正接(Df)の最小値)
[4]上記[1]~[3]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物の硬化物。
[5]上記[1]~[3]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物の硬化物を含む樹脂層を備える、積層体。
[6]上記[1]~[3]のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物の硬化物を含むアンテナ基板と、上記アンテナ基板と電気的に接続されたアンテナと、を備える、アンテナモジュール。
[7]上記アンテナ基板は、1層以上の絶縁基材層を含み、上記絶縁基材層のうち少なくとも1層が上記硬化物を含む、上記[6]に記載のアンテナモジュール。
[8]上記アンテナ基板は、2層以上の絶縁基材層と、上記絶縁基材層の間に配置された1層以上の接着剤層とを含み、上記絶縁基材層及び上記接着剤層のうち少なくとも1層が上記硬化物を含む、上記[6]に記載のアンテナモジュール。
[9]放熱基板を更に備える、上記[6]~[8]のいずれかに記載のアンテナモジュール。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、比誘電率(Dk)及び誘電正接(Df)が共に低く、周波数依存性が少ないアンテナ基板用の硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びアンテナモジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は本開示に係るアンテナモジュールの一実施形態を模式的に示す断面図である。
図2は本開示に係るアンテナモジュールの他の実施形態を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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