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公開番号2025119749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014724
出願日2024-02-02
発明の名称インクジェット用酸性染料ブラックインク組成物
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 11/328 20140101AFI20250807BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
優れた、目詰まり回復性、連続吐出性、保存安定性、及び黒色の色相を有するインク組成物を得ること。
【解決手段】
本発明のインクジェット用酸性染料ブラックインク組成物は、水溶性染料(A)と、前記染料(A)と異なる水溶性染料(B)と、化合物(C)と、を含み、染料(A)が、下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、化合物(C)が、下記式(3)で表される化合物及び下記式(4)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、染料(A)に対する化合物(C)の質量比(化合物(C)/染料(A))が、1/20000以上20/20000以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水溶性染料(A)と、前記染料(A)とは異なる水溶性染料(B)と、化合物(C)と、を含む、インク組成物であって、
前記染料(A)が、下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記化合物(C)が、下記式(3)で表される化合物及び下記式(4)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、
前記染料(A)に対する前記化合物(C)の質量比(前記化合物(C)/前記染料(A))が、1/20000以上20/20000以下である、
インクジェット用酸性染料ブラックインク組成物。
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(式(4)中、R
1
は、水素原子、-NH
2
、又はフェニルアミノ基であり、R
2
は、水素原子又は-NH
2
であり、R
3
は、水素原子又はスルホ基である。但し、R
1
、R
2
、及びR
3
は、同時に水素原子になることはない。R
1
がフェニルアミノ基の場合、R
2
及びR
3
は、同時に水素原子になることはない。)。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記式(4)で表される化合物が、下記式(5)で表される化合物、下記式(6)で表される化合物、及び下記式(7)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のインク組成物。
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【請求項3】
前記式(3)で表される化合物が、下記式(8)で表される化合物であり、
前記式(4)で表される化合物が、下記式(9)で表される化合物、下記式(10)で表される化合物、及び下記式(11)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のインク組成物。
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【請求項4】
前記式(4)で表される化合物が、前記式(9)で表される化合物である、請求項3に記載のインク組成物。
【請求項5】
前記染料(A)が、下記式(12)で表される化合物及び下記式(13)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上である、請求項1に記載のインク組成物。
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【請求項6】
前記染料(A)に対する前記染料(B)の質量比(前記染料(B)/前記染料(A))が、1/2以上2/1以下である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項7】
前記染料(B)が、アゾ系水溶性染料を含む、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項8】
ジオール系水溶性有機溶剤(D)を更に含み、
前記有機溶剤(D)の含有量が、染料固形分100質量%に対して、50質量%以上である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項9】
前記有機溶剤(D)が、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、及び3-メチル-1,5-ペンタンジオールからなる群より選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載のインク組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット用酸性染料ブラックインク組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
羊毛や絹などの動物性繊維やナイロンなどに代表されるアミド系繊維を含む布帛の染色に用いられる酸性染料ブラックインクは、特許文献1に記載されるように、C.I.Acid Black 172や、その他のインクとして、C.I.Acid Black 52:1、及びC.I.Acid Black 194が広く用いられている。これらのインクはいずれもクロムを含む染料である。昨今、安全性及び環境配慮等の点から、そのような染料の使用が控えられているが、それらの染料を代替できる好適な酸性染料ブラックインクが存在しない。また、イエロー、マゼンタ、及びシアン等の複数インクを重ねて黒色を再現することはできるが、明度が高くなり、濃い黒を実現することはできない。
【0003】
一方、濃紺色のインクを用いることで暗い色を実現することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-48107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、濃紺色のインクを用いて黒色を再現するためには、その濃紺色のインクと共に複数色でインクを構成する必要がある。その場合、染料固形分が多くなり、目詰まり回復性及び連続吐出性等の吐出信頼性、並びに低温での保存安定性を確保することが非常に難しい。また、別の方法として、反応染料ブラックインクの代用も行われているが、ナイロンに印刷した場合に染着性にムラが起こり、好適な黒色にならないとの課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、水溶性染料(A)と、前記染料(A)と異なる水溶性染料(B)と、化合物(C)と、を含む、インク組成物であって、前記染料(A)が、下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、前記化合物(C)が、下記式(3)で表される化合物及び下記式(4)で表される化合物からなる群より選ばれる1種以上であり、前記染料(A)に対する前記化合物(C)の質量比(前記化合物(C)/前記染料(A))が、1/20000以上20/20000以下である、インクジェット用酸性染料ブラックインク組成物である。
【0007】
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【0008】
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【0009】
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【0010】
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(【0011】以降は省略されています)

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