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公開番号2025120765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015844
出願日2024-02-05
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01B 33/08 20060101AFI20250808BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】肥沃度分布データを利用し、自然栽培でも圃場内の作物の生育が均一になるよう耕耘することを目的とする。
【解決手段】耕耘作業機(6)を備えた作業車両において、肥沃度演算手段(C5)を備え、圃場(18)における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいてPTO回転数を変更制御する構成とした。また、肥沃度分布データに基づいてエンジン回転数を変更制御するとともに走行駆動系(3)を変速制御し、あるいは肥沃度分布データに基づいて耕耘深さを深浅制御する構成とした。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項１】
耕耘作業機（６）を備えた作業車両において、肥沃度演算手段（Ｃ５）を備え、圃場（１８）における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいてＰＴＯ回転数を変更制御する構成とした作業車両。
続きを表示（約 320 文字）【請求項２】
耕耘作業機（６）を備えた作業車両において、肥沃度演算手段（Ｃ５）を備え、圃場（１８）における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいてエンジン回転数を変更制御するとともに、走行駆動系（３）を変速制御する構成とした作業車両。
【請求項３】
耕耘作業機（６）を備えた作業車両において、肥沃度演算手段（Ｃ５）を備え、圃場（１８）における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいて耕耘深さを深浅制御する構成とした作業車両。
【請求項４】
基準耕耘深さを設定できる構成とし、この基準耕耘深さを設定する耕深切換スイッチ（３０）をハンドル（７）に設ける構成とした請求項３に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、作業機を制御する作業車両に関し、特に、土壌肥沃度の演算による作業機制御システムに関する。
続きを表示（約 920 文字）【背景技術】
【０００２】
施肥量を制御可能な施肥装置を備えた作業車両において、施肥作業をする圃場の施肥量に関する情報を取得して、取得された情報に応じた施肥作業を行うことのできる作業車両が公知である（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－８８２５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の構成によれば、圃場面にムラなく肥料を散布することができる。
【０００５】
しかしながら、上記の技術では施肥量に関する情報によるものであるから、農薬も肥料も使用しない自然栽培では圃場内の作物の生育に偏りがあった。
【０００６】
本発明は、肥沃度分布データを利用し、自然栽培でも圃場内の作物の生育が均一になるよう耕耘することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
この発明の上記課題は、次の解決手段により解決される。請求項１に記載の発明は、耕耘作業機６を備えた作業車両において、肥沃度演算手段Ｃ５を備え、圃場１８における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいてＰＴＯ回転数を変更制御する。
【０００８】
請求項２に記載の発明は、耕耘作業機６を備えた作業車両において、肥沃度演算手段Ｃ５を備え、圃場１８における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいてエンジン回転数を変更制御するとともに、走行駆動系３を変速制御する。
【０００９】
請求項３に記載の発明は、耕耘作業機６を備えた作業車両において、肥沃度演算手段Ｃ５を備え、圃場１８における肥沃度の高低程度に応じた肥沃度分布データに基づいて耕耘深さを深浅制御する。
【００１０】
請求項４に記載の発明は、請求項３に記載の発明において、基準耕耘深さを設定できる構成とし、この基準耕耘深さを設定する耕深切換スイッチ３０をハンドル７に設ける。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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