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公開番号
2025120874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024016018
出願日
2024-02-05
発明の名称
眼底撮影装置および広角アタッチメント
出願人
株式会社ニデック
代理人
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20250808BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】屈折型の対物光学系において、色消しレンズでの光線の反射・散乱に起因したアーチファクトの低減と色収差の低減とを、好適に両立すること。
【解決手段】対物光学系の中間には、被検眼の瞳と共役な瞳である中間瞳が形成されており、更に、対物光学系は、中間瞳よりも被検眼側において、光線高さが最も高い位置に配置される第1レンズ群であって、非球面レンズを少なくとも含む第1レンズ群と、中間結像面を挟んで第1レンズ群の反対側、且つ、中間瞳の近傍に配置される第2レンズ群と、を有し、非球面レンズによって生じる色収差を低減するレンズが、第1レンズ群と第2レンズ群とのうち第2レンズ群にのみ配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のレンズを含む対物光学系を有する撮影光学系であって、前記対物光学系を介して前記可視光を被検眼の眼底上の2次元領域に照射し、更に、前記可視光に対する眼底反射光を受光素子で受光する、撮影光学系を備え、
前記受光素子から出力される受光信号に基づいてカラー眼底画像を生成する眼底撮影装置であって、
前記対物光学系の中間には、被検眼の瞳と共役な瞳である中間瞳が形成されており、
更に、前記対物光学系は、
前記中間瞳よりも被検眼側において、光線高さが最も高い位置に配置される第1レンズ群であって、非球面レンズを少なくとも含む第1レンズ群と、
中間結像面を挟んで前記第1レンズ群の反対側、且つ、前記中間瞳の近傍に配置される第2レンズ群と、を有し、
前記非球面レンズによって生じる色収差を低減するレンズが、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とのうち前記第2レンズ群にのみ配置される、眼底撮影装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第1レンズ群は、前記非球面レンズ単体によって形成される、請求項1記載の眼底撮影装置。
【請求項3】
前記第2レンズ群は、色消しレンズを有し、前記中間瞳から離れた位置に、前記色消しレンズにおける硝材の接合面が配置される、請求項1又は2記載の眼底撮影装置。
【請求項4】
前記第2レンズ群は、凹面を被検眼側に向けた凹レンズを有する、請求項1から3のいずれかに記載の眼底撮影装置。
【請求項5】
前記第2レンズ群は、凹面を前記中間瞳側に向けつつ空気に前記凹面が接するレンズを有する、請求項1から4のいずれかに記載の眼底撮影装置。
【請求項6】
前記撮影光学系は、前記可視光を走査する走査部を有する、請求項1から5のいずれかに記載の眼底撮影装置。
【請求項7】
更に、前記対物光学系の少なくとも一部を共用するOCT光学系を有する、請求項1から6のいずれかに記載の眼底撮影装置。
【請求項8】
眼底撮影装置の本体が備える本体側対物光学系と、被検眼と、の間に挿入されることによって、前記眼底撮影装置において撮影されるカラー眼底画像の画角を広角化する、広角アタッチメントであって、
前記広角アタッチメントは、複数のレンズを含むアタッチメント側対物光学系を有し、
前記アタッチメント側対物光学系の中間には、被検眼の瞳と共役な瞳である中間瞳が形成されており、
更に、前記アタッチメント側対物光学系は、
前記中間瞳よりも被検眼側において、光線高さが最も高い位置に配置される第1レンズ群であって、非球面レンズを少なくとも含む第1レンズ群と、
中間結像面を挟んで前記第1レンズ群の反対側、且つ、前記中間瞳の近傍に配置される第2レンズ群と、を有し、
前記非球面レンズによって生じる色収差を低減するレンズが、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とのうち前記第2レンズ群にのみ配置される、広角アタッチメント。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼のカラー眼底画像を撮影する眼底撮影装置、および、眼底撮影装置に装着される広角アタッチメントに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
被検眼のカラー眼底画像を撮影する眼底撮影装置として、例えば、眼底カメラ、SLO(Scanning LightOphthalmoscope)、および、スリット走査型眼底撮影装置、等が知られている。
【0003】
近年実用化された眼底撮影装置は、90°程度またはそれ以上の画角を一回で撮影できる。
【0004】
眼底撮影装置における対物光学系が屈折系である場合、カラー眼底画像を撮影するうえで色収差が問題となる。特許文献1に記載された広角アタッチメントの光学系では、被検眼の最も近くに配置されるレンズ群によって、撮影光が光線高さの最も高い位置から折り曲げられる。当該レンズ群には、非球面レンズと、色消しレンズと、が含まれる。このような構成によって、広角化と色収差の低減との両立が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-123467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の広角アタッチメントの光学系では、上記のレンズ群の中にある色消しレンズが、中間結像面の近くに配置されてしまうことで、色消しレンズの表面に付着した埃等によるアーチファクトが生じやすい。また、光軸近傍の色消しレンズの接合面において生じる反射に起因するアーチファクトが生じる場合があった。特許文献1において、上記の色消しレンズは、光学系の光軸に対して傾斜配置されていたが、接合面によって生じる反射像を抑制することは難しかった。
【0007】
本開示は、従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、屈折型の対物光学系において、色消しレンズでの光線の反射・散乱に起因したアーチファクトの低減と色収差の低減とが好適に両立される、眼底撮影装置および広角アタッチメント、を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様に係る眼底撮影装置は、複数のレンズを含む対物光学系を有する撮影光学系であって、前記対物光学系を介して前記可視光を被検眼の眼底上の2次元領域に照射し、更に、前記可視光に対する眼底反射光を受光素子で受光する、撮影光学系を備え、前記受光素子から出力される受光信号に基づいてカラー眼底画像を生成する眼底撮影装置であって、前記対物光学系の中間には、被検眼の瞳と共役な瞳である中間瞳が形成されており、更に、前記対物光学系は、前記中間瞳よりも被検眼側において、光線高さが最も高い位置に配置される第1レンズ群であって、非球面レンズを少なくとも含む第1レンズ群と、中間結像面を挟んで前記第1レンズ群の反対側、且つ、前記中間瞳の近傍に配置される第2レンズ群と、を有し、前記非球面レンズによって生じる色収差を低減するレンズが、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とのうち前記第2レンズ群にのみ配置される。
【0009】
本開示の第2態様に係る広角アタッチメントは、眼底撮影装置の本体が備える本体側対物光学系と、被検眼と、の間に挿入されることによって、前記眼底撮影装置において撮影されるカラー眼底画像の画角を広角化する、広角アタッチメントであって、前記広角アタッチメントは、複数のレンズを含むアタッチメント側対物光学系を有し、前記アタッチメント側対物光学系の中間には、被検眼の瞳と共役な瞳である中間瞳が形成されており、更に、前記アタッチメント側対物光学系は、前記中間瞳よりも被検眼側において、光線高さが最も高い位置に配置される第1レンズ群であって、非球面レンズを少なくとも含む第1レンズ群と、中間結像面を挟んで前記第1レンズ群の反対側、且つ、前記中間瞳の近傍に配置される第2レンズ群と、を有し、前記非球面レンズによって生じる色収差を低減するレンズが、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群とのうち前記第2レンズ群にのみ配置される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、色消しレンズでの光線の反射・散乱に起因したアーチファクトの低減と色収差の低減とが好適に両立される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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