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公開番号2025121145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016399
出願日2024-02-06
発明の名称収穫作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人
主分類A01D 33/04 20060101AFI20250812BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】収穫作業車両において、根菜類を収穫する時、葉の部位に付着する小石を代表とする異物が同時に選別部まで入り込み、収容した作物内に入り込む場合があった。
【解決手段】
根菜類を搬送する搬送経路を上下の二段のベルト構成とし、また左右のベルトの隙間距離を部分的に広げる広がり部を持つことで、搬送経路で異物を保持できない区間を作り、異物分離する構成をとる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
圃場における野菜を土から引き抜く部位と、引き抜いた野菜の茎葉部を切断する茎葉切断部との間にある挟持搬送部の経路であって、
挟持搬送部を上下の二段のベルト構成とし隙間距離を設け、また上段と下段の各左右のベルトの隙間距離を部分的に広げる広がり部を持ち、異物を挟持搬送機構より除去する機能を有した作業車両。
続きを表示（約 150 文字）【請求項２】
左右のベルトの隙間距離を部分的に広げる広がり部で、異物が落下する部位の下方に異物回収ケースを備えた、請求項１の作業車両。
【請求項３】
左右のベルトの隙間に、異物に衝突させて、挟持搬送部から異物を落下させるスクレーパを備えた、請求項１及び、請求項２の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、人参を代表とする根菜野菜の収穫作業車両に関する。
続きを表示（約 880 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、根菜野菜を収穫する作業機は、土の中から野菜を引き抜くため野菜の歯部に付着した小石も同時に作業車両の掘り取り部から搬送部へと送られてしまう場合があった。
【０００３】
従来技術の課題の対応として、水の噴射力を利用して分離する技術がある。（特許文献１）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０００－２７０６４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来技術では、根菜類中から石を分離除去できる技術として、水中に傾斜する突起物のある搬送部を設けたコンベアを配備し、水の噴射力を利用して分離する技術がある。
【０００６】
しかし、このように水を利用する構成は、圃場内を走行する作業車両に備えることは困難である。また根菜野菜の葉茎がついている状態で引き抜き、搬送後に葉茎部を切断するのであるが、この行程内で水中に浸漬させることは困難であるばかりか、搬送後の葉茎の切断時に葉茎部内に水が分離できないため、自動切断することが容易でなくなる。
【０００７】
本発明は、搬送中に根菜野菜を挟持している力を調整することで、石や異物を分離させる機能を持たせることで対応する。この簡素な構成の作業車両を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
第一の発明は、次の技術手段により解決される。
【０００９】
圃場における野菜を土から引き抜く部位と、引き抜いた野菜の茎葉部を切断する茎葉切断部との間にある挟持搬送部の経路であって、挟持搬送部を上下の二段のベルト構成とし隙間距離を設け、また上段と下段の各左右のベルトの隙間距離を部分的に広げる広がり部を持ち、異物を挟持搬送機構より除去する機能を持つ。
【００１０】
第二の発明は、次の技術手段により解決される。
（【００１１】以降は省略されています）

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