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公開番号
2025121741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017407
出願日
2024-02-07
発明の名称
ステータ
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02K
3/34 20060101AFI20250813BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】巻線巻回部に対するティース部の絶縁性を確保できるステータを提供する。
【解決手段】ステータ(10)は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数のティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、複数のティース部に各インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、を備え、各インシュレータは、ステータコアの軸方向に延在し、ステータコアの接線方向におけるティース部に対する両側に配置された一対の第1絶縁部(30)と、ステータコアの接線方向に延在し、ステータコアの軸方向におけるティース部に対する一方側に配置され、一対の第1絶縁部を連結する第2絶縁部(32)と、を有し、一対の第1絶縁部の間は、ステータコアの軸方向における他方側に開放しており、各第1絶縁部における第2絶縁部とは反対側の端部(30A)は、ステータコアの軸方向におけるティース部に対する他方側に突出している。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、
複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、
複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、
を備え、
各前記インシュレータは、
前記ステータコアの軸方向に延在し、前記ステータコアの接線方向における前記ティース部に対する両側に配置された一対の第1絶縁部(30)と、
前記ステータコアの接線方向に延在し、前記ステータコアの軸方向における前記ティース部に対する一方側に配置され、一対の前記第1絶縁部を連結する第2絶縁部(32)と、
を有し、
一対の前記第1絶縁部の間は、前記ステータコアの軸方向における他方側に開放しており、
各前記第1絶縁部における前記第2絶縁部とは反対側の端部(30A)は、前記ステータコアの軸方向における前記ティース部に対する他方側に突出している、
ステータ(10)。
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【請求項2】
各前記第1絶縁部は、各前記第1絶縁部における前記第2絶縁部とは反対側の端部から前記ティース部側に突出し、前記ステータコアの軸方向における前記ティース部に対する他方側に配置された突出部(34)を有する、
請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記第2絶縁部は、可撓性を有する、
請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項4】
前記第2絶縁部には、前記ステータコアの軸方向の一方側に開口する凹部(40)が形成されている、
請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項5】
前記第2絶縁部には、前記ステータコアの軸方向の他方側に開口する凹部(42)が形成されている、
請求項1又は請求項2に記載のステータ。
【請求項6】
各前記第1絶縁部と各前記突出部との接続部における内側の角部には、切込み(44)が形成されている、
請求項2に記載のステータ。
【請求項7】
各前記第1絶縁部は、前記第2絶縁部側の端部から前記第2絶縁部とは反対側の端部に亘って直線状に形成されている、
請求項1に記載のステータ。
【請求項8】
前記ステータコアは、前記ステータコアの周方向に分割された複数のコア部材(14)を有し、
各前記コア部材は、前記ステータコアの外周部(26)を構成するコアバック部(20)を有し、
前記ティース部は、前記コアバック部から前記ステータコアの径方向内側に向けて延びており、
各前記第1絶縁部は、前記コアバック部の内周側の面(20A)を覆う第3絶縁部(36)を有する、
請求項1に記載のステータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、回転電機のステータに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、放射状に延びる複数のティース部を有するステータコアと、複数のティース部に装着された複数のインシュレータと、複数のティース部に各インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部とを備えるステータがある。また、この種のステータの中には、各インシュレータが、ステータコアの軸方向に延在し、ステータコアの接線方向におけるティース部に対する両側に配置された一対の第1絶縁部と、ステータコアの接線方向に延在し、ステータコアの軸方向におけるティース部に対する一方側に配置され、一対の第1絶縁部を連結する第2絶縁部とを有し、一対の第1絶縁部の間がステータコアの軸方向における他方側に開放しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-198515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成のステータにおいて、各第1絶縁部における第2絶縁部とは反対側の端部が、ステータコアの軸方向におけるティース部の他方側の端面と同じ位置で終端していると、巻線巻回部がティース部の他方側の端面と接触するため、巻線巻回部に対するティース部の絶縁性が不足する虞がある。
【0005】
本開示の技術は、上記課題に鑑みてなされたものであって、巻線巻回部に対するティース部の絶縁性を確保できるステータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術は、放射状に延びる複数のティース部(22)を有するステータコア(24)と、複数の前記ティース部に装着された複数のインシュレータ(16)と、複数の前記ティース部に各前記インシュレータを介して巻回された複数の巻線巻回部(18)と、を備え、各前記インシュレータは、前記ステータコアの軸方向に延在し、前記ステータコアの接線方向における前記ティース部に対する両側に配置された一対の第1絶縁部(30)と、前記ステータコアの接線方向に延在し、前記ステータコアの軸方向における前記ティース部に対する一方側に配置され、一対の前記第1絶縁部を連結する第2絶縁部(32)と、を有し、一対の前記第1絶縁部の間は、前記ステータコアの軸方向における他方側に開放しており、各前記第1絶縁部における前記第2絶縁部とは反対側の端部(30A)は、前記ステータコアの軸方向における前記ティース部に対する他方側に突出している、ステータ(10)である。
【0007】
本開示の技術によれば、巻線巻回部に対するティース部の絶縁性を確保できるステータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るステータの平面図である。
第1実施形態に係るステータ構成部材の平面図である。
第1実施形態に係るコア部材の平面図である。
第1実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
第1実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付ける前の状態を示す斜視図である。
第1実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を模式的に示す縦断面図である。
第2実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
第2実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付ける過程を模式的に説明する説明図である。
第3実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
第3実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付ける過程を模式的に説明する説明図である。
第4実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
第4実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付ける過程を模式的に説明する説明図である。
第5実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
第5実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付ける過程を模式的に説明する説明図である。
第6実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す斜視図である。
第6実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付けた後の状態を示す平面図である。
第6実施形態に係るインシュレータをコア部材に組み付ける過程を模式的に説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
はじめに、本開示の技術の第1実施形態について説明する。
【0010】
図1に示すように、第1実施形態に係るステータ10は、複数のステータ構成部材12を備える。複数のステータ構成部材12が環状に組み合わされることにより、ステータ10が構成される。図1には、ステータ10の半分の構成が示されている。ステータ10は、ブラシレスモータに適用される。ブラシレスモータは、どのような用途に使用されてもよい。ブラシレスモータとしては、例えば、ファンモータ、ポンプ駆動用モータ、及びコンプレッサ用モータ等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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