TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025139072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037809
出願日2024-03-12
発明の名称地絡確認装置
出願人株式会社正興電機製作所
代理人個人
主分類H02G 1/02 20060101AFI20250918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡素な構成で作業効率と安全性を両立する地絡確認装置を提供する。
【解決手段】地絡確認装置は、高圧配線と変圧器本体との間に接続されるカットアウト本体であって、一次側端子電極及び二次側端子電極からなるヒューズ装着部を備えるカットアウト本体の二次側端子電極を介して変圧器の地絡状態を確認する地絡確認装置において、ヒューズに対応する形状を有する接触端部を一端部に有すると共に、当該接触端部が前記ヒューズ装着部に装着されて、前記二次側端子電極に接触される検出本体と、前記検出本体に固定され、接地を行う接地端子及び当該接地端子と電気的に接続されたリード線を備え、当該リード線を介して当該接地端子と電気的に接続して前記二次側端子電極からの絶縁抵抗値を測定して表示する測定表示部と、前記検出本体の他端部に配設され、絶縁体からなる長尺状の操作棒の一端を係止する接続部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
高圧配線と変圧器本体との間に接続されるカットアウト本体であって、一次側端子電極及び二次側端子電極からなるヒューズ装着部を備えるカットアウト本体の二次側端子電極を介して変圧器の地絡状態を確認する地絡確認装置において、
ヒューズに対応する形状を有する接触端部を一端部に有すると共に、当該接触端部が前記ヒューズ装着部に装着されて、前記二次側端子電極に接触される検出本体と、
前記検出本体に固定され、接地を行う接地端子及び当該接地端子と電気的に接続されたリード線を備え、当該リード線を介して当該接地端子と電気的に接続して前記二次側端子電極からの絶縁抵抗値を測定して表示する測定表示部と、
前記検出本体の他端部に配設され、絶縁体からなる長尺状の操作棒の一端を係止する接続部と、
を備えることを特徴とする
地絡確認装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載の地絡確認装置において、
前記接地端子が、前記カットアウト本体が配設される電力設備の表面に接触固定可能であることを特徴とする
地絡確認装置。
【請求項3】
請求項2に記載の地絡確認装置において、
前記接地端子が、磁石を含むことを特徴とする
地絡確認装置。
【請求項4】
請求項1に記載の地絡確認装置において、
棒状の絶縁体から構成され、前記ヒューズに対応する形状を有する接触端部を一端部に有すると共に、他端部に前記検出本体の前記一端部と嵌合する形状を有する着脱可能な延長部と、
を備えることを特徴とする
地絡確認装置。
【請求項5】
請求項1に記載の地絡確認装置において、
前記測定表示部が、
前記絶縁抵抗値を測定して表示する筐体部と、
前記筐体部を収納すると共に、側面に前記接地端子を着脱可能に保持する端子保持部を有する収納箱と、
を備えることを特徴とする
地絡確認装置。
【請求項6】
請求項5に記載の地絡確認装置において、
前記端子保持部における前記接地端子を保持する方向が、前記検出本体の長手方向と同方向であることを特徴とする
地絡確認装置。
【請求項7】
請求項5に記載の地絡確認装置において、
前記収納箱が、防水性を有することを特徴とする
地絡確認装置。
【請求項8】
請求項5~7のいずれか一項に記載の地絡確認装置において、
前記筐体部が、面ファスナーを構成するフック部又はループ部を有すると共に、
前記収納箱が、前記筐体部の面ファスナーに対となるループ部又はフック部を有する面ファスナーを有することを特徴とする
地絡確認装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力分野の高圧配電機器における変圧器の絶縁測定を行う地絡確認装置に関し、特に、カットアウトを利活用して作業者の安全性と効率性を高めた地絡確認装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
配線設備においては、配電盤の遮断事故の原因としてトランスの絶縁不良が考えられるため、探索作業の一つとしてトランスの絶縁測定を行うことがある。
【0003】
従来から、トランスの絶縁測定は、トランスの一次側に接続された高圧カットアウトを利用して、高圧カットアウトからヒューズを引き抜いて、メガーと呼ばれる絶縁測定器のリード線先端にある端子を、高圧カットアウト内部の端子電極に接触させて行われている。
【0004】
現状において、雷撃後の不点事故において、変圧器一次側ヒューズ(以下、ヒューズ)切れが発生した際の変圧器の健全性確認(地絡確認)は、作業者により絶縁油の濁り具合を確認する等の外観や内部の目視点検により行われている。その確認の結果、異常なしと判断されれば、ヒューズが再投入されている。
【0005】
しかし、変圧器の異常を、作業者の目視点検のみで判断するのは困難なケースもある。十分な確信がないままの判断によって、現場でヒューズを再投入した場合、その判断に誤診があると、再度、配電線事故を招く虞がある。このようなことから、より安全で確実な地絡確認装置の提案がなされている。
【0006】
例えば、従来の地絡確認装置としては、内部にヒューズ筒を収納可能な収納部を備えカットアウト本体の下部に設けられたスカート部にヒューズ筒を挿入可能なヒューズ装填口が形成され、前記収納部の奥部に前記ヒューズ筒の一方の端子が接触可能な一次側端子電極が設けられ、前記収納部の入り口側に前記ヒューズ筒の他方の端子が接触可能な二次側端子電極が設けられた高圧カットアウトに挿入可能な変圧器の絶縁測定用工具であって、絶縁性を有する棒状の工具本体と、前記工具本体の先端に設けられ、前記二次側端子電極と接触可能な導電性の接触端子部と、前記工具本体の内部に挿通され一端が前記接触端子部に電気的に接続され、他端が前記工具本体の後端部から延長されたリード線と、前記カットアウト本体下部の前記ヒューズ装填口の形状に対応した形状を有し、前記工具本体の前記接触端子部から所定の距離だけ離れた位置に装着された絶縁性および弾力性を有する誘導緩衝部材と、を備え、前記所定の距離は前記二次側端子電極から前記ヒューズ装填口の入り口側端部までの距離に応じて決定され、前記接触端子部が前記二次側端子電極と接触した状態で前記誘導緩衝部材は前記ヒューズ装填口に嵌合した状態になるように構成されている変圧器の絶縁測定用工具がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016‐015827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、従来の地絡確認装置では、変圧器の不良原因が、短絡の場合には、ヒューズ再投入後もヒューズが瞬時に溶断して配電線事故には至らないが、変圧器不良原因が地絡の場合には、ヒューズで保護できないことから、変電所の地絡リレーが動作し配電線事故が発生する虞があった。
【0009】
また、従来の地絡確認装置では、作業者から離れた位置にあるカットアウト接地器具からのリード線を、作業者が、みの虫クリップ等で手元にある絶縁抵抗計まで接続し、作業者が絶縁抵抗計を持った状態、または作業台に置いた状態で、かがんだ姿勢により絶縁抵抗計の値を読み取っていたことから、作業に手間がかかる上に、別の配電線事故を生じる虞もあった。
【0010】
本発明は、前記課題を解消するためになされたもので、簡素な構成で作業効率と安全性を両立する地絡確認装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
電源装置
9日前
個人
永久磁石モーター
25日前
個人
バッテリ内蔵直流電源
8日前
オムロン株式会社
電源回路
2日前
オムロン株式会社
電源回路
2日前
オムロン株式会社
電源回路
2日前
個人
移動体を用いる駐車場発電所
29日前
トヨタ自動車株式会社
回転子
9日前
日産自動車株式会社
電子機器
19日前
エイブリック株式会社
バッテリ装置
26日前
ニデック株式会社
モータの制御方法
16日前
井関農機株式会社
充電システム
19日前
トヨタ自動車株式会社
溶接装置
22日前
東京応化工業株式会社
発電装置
2日前
大豊工業株式会社
モータ
8日前
三菱ケミカル株式会社
電池
25日前
株式会社ダイヘン
移動装置
29日前
株式会社リコー
拡張アンテナ装置
1日前
富士電子工業株式会社
電力変換装置
10日前
愛知電機株式会社
巻線方法および巻線装置
24日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1か月前
株式会社ダイヘン
電力管理装置
17日前
株式会社アイシン
直流回転電機
22日前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
24日前
株式会社正興電機製作所
地絡確認装置
1日前
株式会社ミツバ
巻線装置
1日前
カヤバ株式会社
アクチュエータユニット
8日前
株式会社ダイヘン
変換装置集積体
24日前
株式会社マキタ
充電器
1か月前
大阪瓦斯株式会社
蓄電装置
25日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
18日前
株式会社デンソー
インバータ装置
10日前
志幸技研工業株式会社
ケーブル布設工法
8日前
ローム株式会社
スナバ回路
1か月前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
9日前
ヤマウチ株式会社
発電機
22日前
続きを見る