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公開番号
2025121753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017429
出願日
2024-02-07
発明の名称
膜形成方法、および物品製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H01L
21/027 20060101AFI20250813BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】基板上に平坦化膜を形成する方法に関する新たな技術を提供する。
【解決手段】平坦面を有するスーパーストレートを用いて基板上に平坦化膜を形成する膜形成方法は、前記基板上に硬化性組成物(A)を複数の液滴として離散的に配置する配置工程と、前記配置工程で前記基板上に配置された複数の液滴同士が前記基板上で結合して液膜を構成するように待機する待機工程と、前記待機工程の後に前記基板上の前記液膜と前記スーパーストレートの前記平坦面とを接触させる接触工程と、前記接触工程の後に前記液膜を加熱して硬化させることにより前記スーパーストレートと前記基板との間に硬化膜を形成する硬化工程と、前記硬化工程の後に前記硬化膜と前記スーパーストレートとを分離する分離工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平坦面を有するスーパーストレートを用いて基板上に平坦化膜を形成する膜形成方法であって、
前記基板上に硬化性組成物(A)を複数の液滴として離散的に配置する配置工程と、
前記配置工程で前記基板上に配置された複数の液滴同士が前記基板上で結合して液膜を構成するように待機する待機工程と、
前記待機工程の後に前記基板上の前記液膜と前記スーパーストレートの前記平坦面とを接触させる接触工程と、
前記接触工程の後に前記液膜を加熱して硬化させることにより前記スーパーストレートと前記基板との間に硬化膜を形成する硬化工程と、
前記硬化工程の後に前記硬化膜と前記スーパーストレートとを分離する分離工程と、
を含み、
前記配置工程で前記基板上に配置される前記硬化性組成物(A)は、加熱によって硬化する性質を有する熱硬化性であって、溶剤(d)を少なくとも含み、
前記硬化性組成物(A)の23℃での粘度は2mPa・s以上60mPa・s以下であり、
前記硬化性組成物(A)における溶剤(d)の含有量は5体積%以上95体積%以下であり、
前記溶剤(d)の常圧下での沸点は250℃未満であり、
前記硬化性組成物(A)のうち前記溶剤(d)以外の混合物は、23℃において、30mPa・s以上10,000mPa・s以下の粘度を有する、ことを特徴とする膜形成方法。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記スーパーストレートはシリコンウエハである、ことを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
【請求項3】
前記スーパーストレートの290K~310Kにおける熱膨張係数は1×10
-6
K
-1
以上7×10
-6
K
-1
以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
【請求項4】
前記配置工程では、インクジェット法を用いて、前記基板上に前記硬化性組成物(A)を前記複数の液滴として離散的に配置する、ことを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
【請求項5】
前記硬化工程を経て得られた前記硬化膜は、20℃/分の加熱速度で200℃から250℃まで昇温したときの重量減少が2%以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
【請求項6】
前記硬化性組成物(A)は、重合性化合物(a)とラジカル発生剤(b)とを少なくとも含み、
前記重合性化合物(a)は、1つ以上の芳香族環又は芳香族複素環と、前記芳香族環又は前記芳香族複素環に直接結合するビニル基とを含む重合性化合物(a-1)を少なくとも含む、ことを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
【請求項7】
前記重合性化合物(a)は、1種類以上の重合性化合物を含み、
前記1種類以上の重合性化合物のそれぞれの常圧下での沸点は、250℃以上である、ことを特徴とする請求項6に記載の膜形成方法。
【請求項8】
前記重合性化合物(a)は、1種類以上の重合性化合物を含み、
前記1種類以上の重合性化合物のそれぞれの分子量は、200以上である、ことを特徴とする請求項6に記載の膜形成方法。
【請求項9】
前記重合性化合物(a)は、1種類以上の重合性化合物を含み、
前記1種類以上の重合性化合物のそれぞれの80℃での蒸気圧は、0.001mmHg以下である、ことを特徴とする請求項6に記載の膜形成方法。
【請求項10】
前記重合性化合物(a)として、重合性官能基を有するポリマーを少なくとも含む、ことを特徴とする請求項6に記載の膜形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、膜形成方法、および物品製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスを製造するためのフォトリソグラフィ工程においては、基板を平坦化すること(即ち、基板上に平坦化膜を形成すること)が必要とされる。例えば、近年注目されているフォトリソグラフィ技術である極端紫外線露光技術(EUV)では、微細化に伴って投影像が結像される焦点深度が浅くなるため、硬化性組成物が供給される基板の表面の凹凸は、数十nm以下に抑えなければならない。インプリント技術においても、硬化性組成物の充填性や線幅精度の向上のために、EUVと同程度の平坦性が要求される(非特許文献1参照)。平坦化技術として、凹凸を有する基板上に、凹凸に対応する分量の硬化性組成物の液滴を離散的に滴下し、平坦面を有する型を接触させた状態で硬化性組成物を硬化させることで、平坦な表面を得る技術が知られている(特許文献1及び2参照)。なお、平坦面を有する型は、スーパーストレートと呼ばれることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-140394号公報
米国特許出願公開第2020/0286740号明細書
特表2009-503139号公報
特開2022-27530号公報
米国特許出願公開第2023/0203210号明細書
【非特許文献】
【0004】
Proc. SPIE 11324-11 (2020)
A. Oron, S. H. Davis, S. G. Bankoff, “Long-scale evolution of thin liquid films”, Review of Modern Physics 69 (1997) 931
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
平坦化技術で形成される平坦化膜には、平坦性だけでなく、異物の混入を低減することも要求される。そのため、平坦化技術では、スーパーストレート(平坦面)上における異物の付着をゼロに近づける必要がある。従来の平坦化技術は、一般に、光(例えばUV光)の照射によって光硬化性組成物を硬化させるものであり(特許文献4及び5参照)、光を透過することができる石英ガラス製のスーパーストレートが使用されてきた。しかしながら、石英ガラス製のスーパーストレートを使用する場合、スーパーストレート(平坦面)上の異物をゼロに近づけることが困難であるという課題があった。
【0006】
また、平坦化技術で形成される平坦化膜には、平坦性だけでなく、450℃以上の耐熱性を有することが要求されることがある。しかしながら、従来の平坦化技術のように光硬化性組成物を用いる場合、耐熱性は450℃が限界であり、これ以上の耐熱性を有する平坦化膜を形成することは困難である。
【0007】
さらに、平坦化技術で形成される平坦化膜には、永久絶縁膜であることが要求されることがある。しかしながら、従来の平坦化技術に使用される光硬化性組成物では、永久絶縁膜に要求される絶縁性能、機械強度、耐久性を満足することは困難であり、実現されていない。
【0008】
そこで、本発明は、基板上に平坦化膜を形成する方法に関する新たな技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての膜形成方法は、平坦面を有するスーパーストレートを用いて基板上に平坦化膜を形成する膜形成方法であって、前記基板上に硬化性組成物(A)を複数の液滴として離散的に配置する配置工程と、前記配置工程で前記基板上に配置された複数の液滴同士が前記基板上で結合して液膜を構成するように待機する待機工程と、前記待機工程の後に前記基板上の前記液膜と前記スーパーストレートの前記平坦面とを接触させる接触工程と、前記接触工程の後に前記液膜を加熱して硬化させることにより前記スーパーストレートと前記基板との間に硬化膜を形成する硬化工程と、前記硬化工程の後に前記硬化膜と前記スーパーストレートとを分離する分離工程と、を含み、前記配置工程で前記基板上に配置される前記硬化性組成物(A)は、加熱によって硬化する性質を有する熱硬化性であって、溶剤(d)を少なくとも含み、前記硬化性組成物(A)の23℃での粘度は2mPa・s以上60mPa・s以下であり、前記硬化性組成物(A)における溶剤(d)の含有量は5体積%以上95体積%以下であり、前記溶剤(d)の常圧下での沸点は250℃未満であり、前記硬化性組成物(A)のうち前記溶剤(d)以外の混合物は、23℃において、30mPa・s以上10,000mPa・s以下の粘度を有する、ことを特徴とする。
【0010】
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される実施形態によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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