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公開番号
2025112713
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007122
出願日
2024-01-22
発明の名称
レンズ装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250725BHJP(光学)
要約
【課題】少ないスペースで、鏡筒が緩衝部材と衝突するときの音を抑えつつ、鏡筒が可動端と衝突するときの音も抑制可能なレンズ装置を提供すること。
【解決手段】レンズ装置は、光学部材を保持し、光学部材の光軸方向へ移動可能な鏡筒と、鏡筒の移動に応じて鏡筒との相対距離が変化するベース部と、光軸方向において鏡筒とベース部との間に配置される緩衝部材と、を有し、鏡筒が緩衝部材を変形させるように移動する場合、鏡筒の移動に応じて鏡筒とベース部の一方と、緩衝部材との接触面積が変化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光学部材を保持し、前記光学部材の光軸方向へ移動可能な鏡筒と、
前記鏡筒の移動に応じて前記鏡筒との相対距離が変化するベース部と、
前記光軸方向において前記鏡筒と前記ベース部との間に配置される緩衝部材と、を有し、
前記鏡筒が前記緩衝部材を変形させるように移動する場合、前記鏡筒の移動に応じて前記鏡筒と前記ベース部の一方と、前記緩衝部材との接触面積が変化することを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記鏡筒と前記ベース部の一方は、前記緩衝部材が設置される設置面を備え、
前記設置面は、前記光軸方向に直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記緩衝部材と前記設置面とが接触する領域のうち最も像側の部分と最も物体側の部分との間の前記光軸方向における距離をa、前記緩衝部材の設計上の潰し量をbとするとき、
a≦b
なる条件式を満足することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記鏡筒と前記ベース部の一方は、前記鏡筒の移動の際に前記緩衝部材と接触する第1面を備え、
前記第1面は、前記光軸方向に直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記緩衝部材は、前記鏡筒の移動の際に前記第1面と接触する第2面を備え、
前記第2面は、前記光軸方向へ直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記第1面のうち前記鏡筒の移動の際に前記緩衝部材に最も早く接触する第1部分と前記緩衝部材に最後に接触する第2部分との間の前記光軸方向における距離をc、前記緩衝部材の前記第1面に接触する領域において最も厚い厚みをdとするとき、
c≦d
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4又は5に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記鏡筒と前記ベース部の一方は、前記鏡筒の移動の際に前記緩衝部材と接触する第1面を備え、
前記緩衝部材は、前記鏡筒の移動の際に前記第1面と接触する第2面を備え、
前記第2面は、前記光軸方向へ直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つの構成に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記鏡筒と前記ベース部の一方は、前記鏡筒の移動の際に前記緩衝部材と接触する第1面を備え、
前記第1面は、曲面を含むことを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記鏡筒と前記ベース部の一方は、前記緩衝部材が設置される設置面を備え、
前記設置面は、曲面を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記鏡筒と前記ベース部の一方は、前記鏡筒の移動の際に前記緩衝部材と接触する第1面を備え、
前記緩衝部材は、前記鏡筒の移動の際に前記第1面と接触する第2面を備え、
前記第2面は、曲面を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、衝突緩和機構を有するレンズ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
非通電時に撮像装置の姿勢が変化すると、レンズ装置において鏡筒が移動し、固定体と衝突することがあるが、このような衝突により発生する音や感触はユーザに伝わり、不快感を与えてしまう。従来、このような鏡筒と固定体との衝突を抑制するための構成が提案されている。特許文献1には、鏡筒が可動端に当接する前に緩衝部材に当接することによって、鏡筒が可動端に衝突する際の運動エネルギーを減少させる構成が開示されている。また、特許文献2には、穴と該穴に嵌まる凸部の一方が鏡筒に設けられ、他方が固定体に設けられ、衝突寸前で穴と凸部が精度よく嵌め合わされる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-243877号公報
特開2022-11953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、鏡筒部品の重量が大きくなると、緩衝部材の反発力を強くせざるを得なくなり、鏡筒が緩衝部材に衝突した際に音が発生してしまう。また、特許文献2の構成では、穴と凸部が嵌合し、ブレーキが利き始めるまでの間に必要なストロークを、合焦のために使用される鏡筒の移動範囲外に設置すると、フォーカス群の総ストロークが増えてしまう。一方、鏡筒の移動範囲内で穴と凸部が嵌合してしまうと、穴と凸部との間の閉空間に生じる正圧又は負圧によって鏡筒の移動応答性が損なわれてしまう。
【0005】
本発明は、少ないスペースで、鏡筒が緩衝部材と衝突するときの音を抑えつつ、鏡筒が可動端と衝突するときの音も抑制可能なレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのレンズ装置は、光学部材を保持し、光学部材の光軸方向へ移動可能な鏡筒と、鏡筒の移動に応じて鏡筒との相対距離が変化するベース部と、光軸方向において鏡筒とベース部との間に配置される緩衝部材と、を有し、鏡筒が緩衝部材を変形させるように移動する場合、鏡筒の移動に応じて鏡筒とベース部の一方と、緩衝部材との接触面積が変化することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より少ないスペースで、鏡筒が緩衝部材と衝突するときの音を抑えつつ、鏡筒が可動端と衝突するときの音も抑制可能なレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態のレンズユニットの断面図である。
第1の実施形態の緩衝部材の潰れ方を示す図である。
第1の実施形態の緩衝部材の望ましい潰し量の説明図である。
第2の実施形態のレンズユニットの説明図である。
第2の実施形態の第1の衝突面の望ましい形状の説明図である。
第3の実施形態のレンズユニットの半断面図である。
第4の実施形態のレンズユニットの半断面図である。
第4の実施形態のレンズユニットの変形例を示す図である。
第4の実施形態のレンズユニットの変形例を示す図である。
第5の実施形態のレンズユニットの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のレンズユニット(レンズ装置)を光学部材であるレンズ1の光軸を通る平面で切断した断面図である。レンズユニットは、物体側から像側へ配置された、鏡筒2とベース部4を有する。鏡筒2は、レンズ1を保持する。レンズ1は、鏡筒2によって6自由度を完全拘束されている。レンズ1の光軸方向における鏡筒2とベース部4との間には、緩衝部材5が配置されている。ベース部4は、2本のレール部材6を支持している。2本のレール部材6は、鏡筒2を支持している。鏡筒2は、アクチュエータ3の作用によって、レール部材6に沿って移動可能である。鏡筒2の移動により、鏡筒2とベース部4の相対的な距離(相対距離)が変化する。緩衝部材5は、主に薄板状に加工されたスポンジやゴムで構成された弾性部材であり、接着剤や粘着テープによってベース部4に対して固定されている。また、緩衝部材5は、鏡筒2がベース部4に衝突する際の衝撃を軽減することができる。ベース部4の緩衝部材5が設置される設置面8は、光軸方向に直交する方向に対して傾斜している。
【0010】
本実施形態のレンズユニットでは、合焦のための鏡筒2の移動は、アクチュエータ3によって行われる。合焦時以外において、アクチュエータ3は停止し、鏡筒2はレンズ1を含むその自重によって光軸方向へ移動可能な状態になる。
(【0011】以降は省略されています)
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