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公開番号
2025110993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005107
出願日
2024-01-17
発明の名称
記録素子基板
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250723BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液体吐出ヘッドに用いる記録素子基板に変形可能な可撓性部材を適用して負荷を軽減する構成において、可撓性部材の剥がれを抑制するための技術を提供する。
【解決手段】基板と、基板に積層し、基板との間に液体を収容する液室が形成されるオリフィスプレートであって、液室内の液体の吐出口が設けられたオリフィスプレートと、基板に配置され、液室に収容されている液体を吐出させるためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子を備えた記録素子基板であって、オリフィスプレートには吐出口と異なる開口が設けられ、開口を塞ぐように可撓性部材が配置されている記録素子基板を用いる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板に積層し、前記基板との間に液体を収容する液室が形成されるオリフィスプレートであって、前記液室内の前記液体の吐出口が設けられたオリフィスプレートと、
前記基板に配置され、前記液室に収容されている前記液体を吐出させるためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、
を備えた記録素子基板であって、
前記オリフィスプレートには前記吐出口と異なる開口が設けられ、前記開口を塞ぐように可撓性部材が配置されている
ことを特徴とする記録素子基板。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記可撓性部材は、前記オリフィスプレートよりも強度が低くなるように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
【請求項3】
前記可撓性部材は、前記オリフィスプレートよりも薄い部材で構成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録素子基板。
【請求項4】
前記可撓性部材は、前記オリフィスプレートよりもヤング率の小さい部材で構成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録素子基板。
【請求項5】
前記可撓性部材と前記オリフィスプレートの線膨張係数の差が、15×10
―6
以内である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録素子基板。
【請求項6】
前記基板には、外部から前記液体が供給される液体供給口が設けられ、
前記基板と前記オリフィスプレートの間には、前記液体供給口から供給された前記液体を前記液室に供給するための液体流路が設けられる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録素子基板。
【請求項7】
前記可撓性部材は、前記基板と前記オリフィスプレートの積層方向において前記液体供給口に重なる位置に配置されている
ことを特徴とする請求項6に記載の記録素子基板。
【請求項8】
前記オリフィスプレートには、複数の前記吐出口が列状に設けられ、前記基板には、複数の前記吐出口のそれぞれと対応するように、複数の前記液体供給口が列状に設けられ、
前記可撓性部材は、前記液体供給口の列に対応するように、帯状に形成される
ことを特徴とする請求項7に記載の記録素子基板。
【請求項9】
前記基板には、積層方向において前記吐出口の列と対応する位置に、複数の前記エネルギー発生素子が列状に設けられ、
前記基板には、前記エネルギー発生素子の列を挟んで、第1の液体供給口の列と、第2の液体供給口の列が設けられ、
前記可撓性部材には、前記第1の液体供給口の列に対応する位置に設けられた第1の帯状の可撓性部材と、前記第2の液体供給口の列に対応する位置に設けられた第2の帯状の可撓性部材が含まれる
ことを特徴とする請求項8に記載の記録素子基板。
【請求項10】
前記第1の帯状の可撓性部材と前記第2の帯状の可撓性部材は、連結用の可撓性部材により繋ぎ合わされている
ことを特徴とする請求項9に記載の記録素子基板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録素子基板に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット方式を用いた液体吐出装置は、液体吐出ヘッドの吐出口から液体を吐出させ、対象となる媒体に液体を付着させる構成となっている。このとき液体吐出ヘッドは、駆動部により圧力室で発生した圧力波を利用して液体を吐出しており、その駆動手段には、圧電素子を利用する方式や発熱素子を利用する方式、静電気力を利用する方式等、種々の方式がある。これらの方式で液体を吐出したとき、クロストークが発生して吐出不良を起こす可能性がある。クロストークとは、液体の吐出に伴い圧力変動が生じ、その圧力変動が液体流路を介して他の圧力室へ伝搬することで吐出特性に影響を及ぼすことを指す。
【0003】
このようなクロストークの影響を低減するためには、ダンパーを用いる方法や、吐出のタイミングをずらすディレイ制御を行う方法がある。例えば、特許文献1では、ダンパー構造を有する液体吐出ヘッドが提案されている。特許文献1の液体吐出ヘッドにおいては、圧力室で発生した圧力波を減衰させる為に、液体流路の一部に変形可能なコンプライアンス基板が形成されている。コンプライアンス基板は、変形し易い程、圧力波を減衰する能力が高くなる為、可撓性部材や、金属部材と可撓性部材の組合せなどで構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021―185050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように変形するコンプライアンス基板を備えるダンパー構造を用いる場合は、繰り返し発生する吐出時の負荷、特に熱応力の影響によりコンプライアンス基板が記録素子基板から剥がれにくい構成が必要となる。すなわち、コンプライアンス基板と記録素子基板の間に線膨張係数の差があると、熱応力の影響により負荷が掛かり、コンプライアンス基板が剥がれるおそれが出てくる。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものである。本発明は、液体吐出ヘッドに用いる記録素子基板に変形可能な可撓性部材を適用して負荷を軽減する構成において、可撓性部材の剥がれを抑制するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
基板と、
前記基板に積層し、前記基板との間に液体を収容する液室が形成されるオリフィスプレートであって、前記液室内の前記液体の吐出口が設けられたオリフィスプレートと、
前記基板に配置され、前記液室に収容されている前記液体を吐出させるためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、
を備えた記録素子基板であって、
前記オリフィスプレートには前記吐出口と異なる開口が設けられ、前記開口を塞ぐように可撓性部材が配置されている
ことを特徴とする記録素子基板である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、液体吐出ヘッドに用いる記録素子基板に変形可能な可撓性部材を適用して負荷を軽減する構成において、可撓性部材の剥がれを抑制するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録素子基板の斜視図
従来の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第1の実施形態の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第1の実施形態の別の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第2の実施形態の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第2の実施形態の別の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第3の実施形態の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第3の実施形態の別の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
第4の実施形態の記録素子基板における基板上部の拡大図及び上面図
実施例1に記載しているプロセスフローを示す図
実施例1に記載しているプロセスフローを示す続きの図
実施例2に記載しているプロセスフローを示す図
液体吐出装置の模式図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。特に図示あるいは記述をしない構成や工程には、当該技術分野の周知技術または公知技術を適用することが可能である。また、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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