TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025111093
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005270
出願日
2024-01-17
発明の名称
液体収容容器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250723BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 液体収容容器に再生プラスチック材を用いた場合であっても、衝撃強度を高く保つこと。脱炭素/循環型社会などの持続可能な社会の実現に貢献し得る。
【解決手段】 液体収容容器は、液体を収容する収容部と、収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部とを有する収容部材と、収容部材の一端部に組付け可能に構成された保護部材と、を有し、保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、供給部が露出するように構成された開口を有し、液体収容容器を供給部が設けられた側から見た際に、保護部材の側面のうち、開口から露出した供給部から最も遠い第1の側面の中央部が、端部よりも供給部から離れる方向に凸形状である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を収容する収容部と、前記収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部とを有する収容部材と、
前記収容部材の一端部に組付け可能に構成された保護部材と、
を有する液体収容容器であって、
前記保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、前記供給部が露出するように構成された開口を有し、
前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際に、前記保護部材の側面のうち、前記開口から露出した前記供給部から最も遠い第1の側面の中央部が、端部よりも前記供給部から離れる方向に凸形状であることを特徴とする液体収容容器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
液体を収容する収容部と、前記収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部とを有する収容部材と、
前記収容部材の一端部に組付け可能に構成された保護部材と、
を有する液体収容容器であって、
前記保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、前記供給部が露出するように構成された開口を有し、
前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際に、前記保護部材の側面のうち、前記開口から露出した前記供給部から最も遠い第1の側面に、屈曲部が設けられていることを特徴とする液体収容容器。
【請求項3】
前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際に、前記第1の側面の前記屈曲部が、前記供給部から離れる方向に屈曲している請求項2に記載の液体収容容器。
【請求項4】
前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際の、前記屈曲部の内角が、175度以上180度未満である請求項2に記載の液体収容容器。
【請求項5】
前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際の、前記屈曲部の内角が、175度以上177度以下である請求項2に記載の液体収容容器。
【請求項6】
前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際に、前記保護部材の側面のうち、前記開口から露出した前記供給部から最も近い第2の側面が、前記第1の側面に対向する面である請求項1又は2に記載の液体収容容器。
【請求項7】
前記再生プラスチック材のシャルピ衝撃値が、15kJ/m
2
以上である請求項1又は2に記載の液体収容容器。
【請求項8】
前記再生プラスチック材のMFR値が、10g/10min以上20g/10min以下である請求項1又は2に記載の液体収容容器。
【請求項9】
前記再生プラスチック材の曲げ弾性率が、2000MPa以上3000MPa以下である請求項1又は2に記載の液体収容容器。
【請求項10】
前記再生プラスチック材が、15kJ/m
2
以上のシャルピ衝撃値と、10g/10min以上20g/10min以下のMFR値と、2000MPa以上3000MPa以下の曲げ弾性率を有する請求項1又は2に記載の液体収容容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インク等の液体を貯蔵可能な液体収容容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
環境配慮の観点から、再生プラスチック材を用いた製品が製造されている。脱炭素/循環型社会などの持続可能な社会の実現のためには、新品のプラスチック材(以下、「バー人材」ともいう)を使用しなくても機能が担保可能な部材に関し、可能な限り再生プラスチック材に変更していくことが好ましい。一方で、一般的に、成形時に再生プラスチック材を使用することの課題として、再生プラスチック材成形品の落下衝突時において衝撃吸収性能が悪化することが挙げられる。特に、再生プラスチック材を、インクジェット記録装置(液体吐出装置)の大容量タイプの液体収容容器に使用する場合には、影響が大きい。
【0003】
再生プラスチック材は、成形時の熱履歴、使用時の応力、熱、光、および、溶剤等により、少なからず劣化を経験したものが原料となっている。このような事情から、バージン材と異なる物性となることが知られている。例えば、衝撃付与時に、材料内部の分子鎖自体が撓んで力を緩和する衝撃吸収性に関しては、悪化傾向となる。シャルピー衝撃試験により、この傾向は確認可能であり、再生プラスチック材を含んだ成形材は、バージン材よりも低い衝撃強度を示す。このような衝撃吸収性の悪化は、上述の劣化により元々の分子鎖が切断されてしまっているため、分子鎖自体の衝撃緩和効果が低下することに由来する。
【0004】
特許文献1には、軟質の合成樹脂素材により成形したインクカートリッジ本体に十分な剛性を持たせる構成が記されている。具体的には、インクカートリッジ本体の周壁角部に隆条を突設および開口端縁を肉厚に形成する一方、蓋体の内面側に突条を長手方向に突設し、かつ、突部を突出成形している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-16249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
液体収容容器の材料として再生プラスチック材を使用する場合には、前述の通り、バージン材より衝撃強度が低くなる傾向がある。特に、特許文献1のように、液体収容容器の端部側で突出した箇所がある場合などにおいて、誤って落としてしまい突出箇所が直接衝撃を受けてしまうと、端部側突出箇所の欠けまたは割れに発展してしまう可能性がある。その結果、インクジェット記録装置との接続が不安定になる可能性がある。
【0007】
本開示は、液体収容容器に再生プラスチック材を用いた場合であっても、衝撃強度を高く保つことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様にかかる液体収容容器は、液体を収容する収容部と、前記収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部とを有する収容部材と、前記収容部材の一端部に組付け可能に構成された保護部材と、有する液体収容容器であって、前記保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、前記供給部が露出するように構成された開口を有し、前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際に、前記保護部材の側面のうち、前記開口から露出した前記供給部から最も遠い第1の側面の中央部が、端部よりも前記供給部から離れる方向に凸形状であることを特徴とする。
【0009】
また、本開示の一態様にかかる液体収容容器は、液体を収容する収容部と、前記収容部に収容されている液体を外部に供給するための供給部とを有する収容部材と、前記収容部材の一端部に組付け可能に構成された保護部材と、を有する液体収容容器であって、前記保護部材は、再生プラスチック材、または、再生プラスチック材を混合した樹脂材料を含有し、かつ、前記供給部が露出するように構成された開口を有し、前記液体収容容器を前記供給部が設けられた側から見た際に、前記保護部材の側面のうち、前記開口から露出した前記供給部から最も遠い第1の側面に、屈曲部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
液体収容容器に再生プラスチック材を用いた場合であっても、衝撃強度を高く保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
25日前
キヤノン株式会社
トナー
25日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
電源装置
3日前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
16日前
キヤノン株式会社
通信端末
25日前
キヤノン株式会社
撮像装置
26日前
キヤノン株式会社
電子部品
1か月前
キヤノン株式会社
電源装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
測距装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
レンズ装置
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
4日前
キヤノン株式会社
液体収容容器
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像システム
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
記録素子基板
3日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
電子写真装置
1か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る