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公開番号2025112437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006650
出願日2024-01-19
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250725BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 広色域画像形成モードにおいて、好適な色味を再現する。
【解決手段】 現像剤担持体が像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、現像剤担持体が像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を実行可能に制御し、第2モードで画像形成動作が実行される場合において、出力用画像データが第1の階調から構成される第1パターンのみで構成された場合に、記録材に第1パターンから成るトナー像を転写するために第1の転写電圧を印加するように制御し、出力用画像データが第1パターンと、第1の階調よりも濃度が低い第2の階調から構成される第2パターンとで構成された場合に、記録材に第1パターンと第2パターンから成るトナー像を転写するために第1の転写電圧よりも絶対値が小さい第2の転写電圧を印加するように制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録材に画像を形成する画像形成動作が実行可能な画像形成装置において、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面に出力用画像データに基づいて静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記像担持体の表面に現像剤を供給して前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像を現像してトナー像を形成する回転可能な現像剤担持体と、
前記像担持体の表面と接触して転写部を形成し、前記転写部において前記像担持体の表面に形成された前記トナー像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体の表面に転写された前記トナー像を記録材に転写する転写部材と、
前記像担持体と前記現像剤担持体とを駆動する駆動部と、
前記転写部材に転写電圧を印加する転写電圧印加部と、
前記出力用画像データに関する情報を取得する取得部と、
前記駆動部と、前記転写電圧印加部と、を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を実行可能に制御し、前記第2モードで前記画像形成動作が実行される場合において、
i)前記取得部によって前記出力用画像データが第1の階調から構成される第1パターンのみで構成されると取得された場合に、記録材に前記第1パターンから成る前記トナー像を転写するために第1の転写電圧を印加するように制御し、
ii)前記取得部によって前記出力用画像データが前記第1パターンと、前記第1の階調よりも濃度が低い第2の階調から構成される第2パターンとで構成されると取得された場合に、記録材に前記第1パターンと前記第2パターンから成る前記トナー像を転写するために前記第1の転写電圧よりも絶対値が小さい第2の転写電圧を印加するように制御する、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
記録材に画像を形成する画像形成動作が実行可能な画像形成装置において、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面に出力用画像データに基づいて静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記像担持体の表面に現像剤を供給して前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像を現像してトナー像を形成する回転可能な現像剤担持体と、
前記像担持体の表面と接触して転写部を形成し、前記転写部において前記像担持体の表面に形成された前記トナー像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体の表面に転写された前記トナー像を記録材に転写する転写部材と、
前記像担持体と前記現像剤担持体とを駆動する駆動部と、
前記転写部材に転写電圧を印加する転写電圧印加部と、
前記駆動部と、前記転写電圧印加部と、を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を実行可能に制御し、前記第2モードで前記画像形成動作が実行される場合であって、2枚の記録材を連続で出力した場合、
i)前記2枚の記録材のうちの一方の第1の記録材における第1の出力用画像データが第1の階調から構成される第1パターンのみで構成され、前記第1の記録材に前記第1パターンから成る前記トナー像を転写する場合に第1の転写電圧を印加するように制御し、
ii)前記2枚の記録材のうちの他方の第2の記録材における第2の出力用画像データが前記第1パターンと、前記第1の階調よりも濃度が低い第2の階調から構成される第2パターンとで構成され、前記第2の記録材に前記第1パターンと前記第2パターンから成る前記トナー像を転写する場合に前記第1の転写電圧よりも絶対値が小さい第2の転写電圧を印加するように制御する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記第1パターンはベタ画像であって、前記第2パターンはハーフトーン画像であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記出力用画像データにおいて、記録材1枚の中での前記記録材1枚に対する前記第1パターンの比率が第1の比率を超える場合において、前記第1の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記出力用画像データにおいて、記録材1枚の中での前記記録材1枚に対する前記第2パターンの比率が第2の比率を下回る場合において、前記第1の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1又は4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1の比率は、30%であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2の比率は、10%であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
温度と湿度の少なくとも一方を検知する検知部を有し、
前記制御部は、前記第2モードで画像形成動作を実行する場合に、前記検知部によって検知された前記温度もしくは前記湿度が閾値を跨いだ場合において、前記取得部によって前記出力用画像データが前記第1の階調から構成される前記第1パターンと、前記第1の階調よりも濃度が低い第2の階調から構成される第2パターンとで構成されると取得された場合に、記録材に前記第1パターンと前記第2パターンから成る前記トナー像を転写するために前記第2の転写電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1の転写電圧と前記第2の転写電圧を前記現像剤の正規帯電極性とは逆極性の電圧となるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1パターンにおける単位面積当たりの記録材上のトナーの載り量は、前記第2パターンにおける単位面積当たりの記録材上のトナーの載り量よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式のカラー画像形成装置において、通常の画像形成モードとは別に、色再現範囲(Color Gamut)を拡大する広色域画像形成モードを有するものがある。広色域を実現するためには、通常よりも記録材に載せる現像剤(トナー)量を多くする方法が採られる。例えば、特許文献1では、感光ドラムと現像ローラとの周速比を変えることで感光ドラムに供給するトナー量を増やして、2次色等に代表される、特に2種以上のトナーを重ね合わせた際に形成されるトナー像の色域を拡大する手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-233673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、以下の課題があった。広色域画像形成モードでは、記録材全体において通常の画像形成モードよりも多いトナー載り量であっても適切に記録材に転写できるように通常画像形成モード時よりも転写強度の高い転写設定がなされる。一方、市場には、例えば、企業ロゴ等のコーポレートカラーを正確に再現したい要望などがある。この場合、図8のように企業ロゴが文書上の極一部の領域にワンポイントで配置されることが多い。そして、残りの大部分の領域がトナー載り量の少ない低濃度のハーフトーン画像であっても、特許文献1の構成においては、広色域画像形成モードを選択する必要がある。
【0005】
このような場合、記録材上の大部分の領域にあるハーフトーン画像に対しては転写強度が過剰になり、異常放電画像が記録材上の広い領域に発生して画像品位を著しく低下させることがある。
【0006】
以上の状況を鑑み、広色域画像形成モードにおいて、好適な色味を再現することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、記録材に画像を形成する画像形成動作が実行可能な画像形成装置において、回転可能な像担持体と、前記像担持体の表面に出力用画像データに基づいて静電潜像を形成する露光ユニットと、前記像担持体の表面に現像剤を供給して前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像を現像してトナー像を形成する回転可能な現像剤担持体と、前記像担持体の表面と接触して転写部を形成し、前記転写部において前記像担持体の表面に形成された前記トナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体の表面に転写された前記トナー像を記録材に転写する転写部材と、前記像担持体と前記現像剤担持体とを駆動する駆動部と、前記転写部材に転写電圧を印加する転写電圧印加部と、前記出力用画像データに関する情報を取得する取得部と、前記駆動部と、前記転写電圧印加部と、を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比で回転する第1モードと、前記現像剤担持体が前記像担持体に対して第1の周速比よりも大きい第2の周速比で回転する第2モードと、を実行可能に制御し、前記第2モードで前記画像形成動作が実行される場合において、i)前記取得部によって前記出力用画像データが第1の階調から構成される第1パターンのみで構成されると取得された場合に、記録材に前記第1パターンから成る前記トナー像を転写するために第1の転写電圧を印加するように制御し、ii)前記取得部によって前記出力用画像データが前記第1の階調から構成される前記第1パターンと、前記第1の階調よりも濃度が低い第2の階調から構成される第2パターンとで構成されると取得された場合に、記録材に前記第1パターンと前記第2パターンから成る前記トナー像を転写するために前記第1の転写電圧よりも絶対値が小さい第2の転写電圧を印加するように制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、広色域画像形成モードにおいて、好適な色味を再現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
実施例1の周速比とトナー載り量の関係を示すグラフである。
実施例1のトナー載り量と反射濃度の関係を示すグラフである。
実施例1の画像形成装置の画像形成動作を表すフローチャートである。
実施例1の画像形成装置の出力用画像データの構成を示す図である。
実施例1の検討に使った画像を示す図である。
実施例1のローラ部材の抵抗測定方法を説明する図である。
企業ロゴを用いた文書の一例である。
実施例1の制御ブロック図を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施例1〕
以下、本発明に係る画像形成装置について詳しく説明する。ただし、本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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