TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025122282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017603
出願日
2024-02-08
発明の名称
化粧料含浸用基布の製造方法
出願人
ユニチカ株式会社
代理人
主分類
D04H
1/4374 20120101AFI20250814BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】化粧料が含浸されたシートの取り出しや、折り畳まれたものをその状態から広げる際の伸びが抑制され、かつ、肌触りが良好な基布を提供する。
【解決手段】化粧料を含浸するための基布の製造方法であって、
連続繊維から構成されるスパンボンド不織布が巻芯に巻かれたスパンボンド不織布ロールを準備する工程、
木綿繊維を50質量%を超えて含む短繊維ウェブであって、パラレルカード機により作成されたパラレル短繊維ウェブを準備する工程、
スパンボンド不織布ロールを繰り出し、スパンボンド不織布の機械方向と、パラレル短繊維ウェブの機械方向とが一致するように、スパンボンド不織布の片面にパラレル短繊維ウェブを重ねて積層ウェブを得る工程、
積層ウェブに高圧水流を噴射して、積層ウェブを交絡させる工程を含む化粧料含浸用基布の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
化粧料を含浸するための基布の製造方法であって、
連続繊維から構成されるスパンボンド不織布が巻芯に巻かれたスパンボンド不織布ロールを準備する工程、
木綿繊維を50質量%を超えて含む短繊維ウェブであって、パラレルカード機により作成されたパラレル短繊維ウェブを準備する工程、
スパンボンド不織布ロールを繰り出し、スパンボンド不織布の機械方向と、パラレル短繊維ウェブの機械方向とが一致するように、スパンボンド不織布の片面にパラレル短繊維ウェブを重ねて積層ウェブを得る工程、
積層ウェブに高圧水流を噴射して、積層ウェブを交絡させる工程を含む化粧料含浸用基布の製造方法。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
スパンボンド不織布は、連続繊維同士が部分的に熱圧接されてなる不織布であることを特徴とする請求項1記載の化粧料含浸用基布の製造方法。
【請求項3】
スパンボンド不織布は白色以外の顔料を含む原着繊維から構成され、化粧料含浸用基布が白以外の色に発色してなることを特徴とする請求項1記載の化粧料含浸用基布の製造方法。
【請求項4】
短繊維ウェブを構成する短繊維は、無着色であるか、または白色顔料を含むことを特徴とする請求項3記載の化粧料含浸用基布の製造方法。
【請求項5】
化粧料を含浸するための基布が、シートパック用基布、化粧落としのためのクレンジング用基布、制汗シート用基布のいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の化粧料含浸用基布の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、化粧料を含浸するための基布に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、化粧料を含浸してなるシートパックやクレンジングシート、制汗シート等の化粧料を含浸するための基材としては、不織布が多く用いられている。不織布としては、コットン繊維のみからなる不織布、レーヨン繊維のみからなる不織布、また、スパンボンド不織布の両表面にコットン繊維層を積層させた積層不織布(例えば、特許文献1)等が用いられている。
【0003】
特許文献1によれば、伸縮性を有するスパンボンド不織布層を中間層とし、両表面にセルロース繊維等の短繊維層を積層した積層不織布をシートパックのシート基材とすることにより、肌へのフィット性が良好で、長時間使用しても突っ張り感のないものが得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-281003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1の積層不織布からなるシートパックは、肌へのフィット性は良好であるが、伸縮性を有することから、化粧料が含浸されたシートの取り出しや、折り畳まれたものをその状態から広げる際の伸びるという欠点がある。 本発明は、シートパックやクレンジングシート、制汗シート等の化粧料が含浸されたシートの取り出しや、折り畳まれたものをその状態から広げる際の伸びが抑制され、かつ、肌触りが良好な化粧料含浸用基布を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を達成するものであって、化粧料を含浸するための基布の製造方法であって、
連続繊維から構成されるスパンボンド不織布が巻芯に巻かれたスパンボンド不織布ロールを準備する工程、
木綿繊維を50質量%を超えて含む短繊維ウェブであって、パラレルカード機により作成されたパラレル短繊維ウェブを準備する工程、
スパンボンド不織布ロールを繰り出し、スパンボンド不織布の機械方向と、パラレル短繊維ウェブの機械方向とが一致するように、スパンボンド不織布の片面にパラレル短繊維ウェブを重ねて積層ウェブを得る工程、
積層ウェブに高圧水流を噴射して、積層ウェブを交絡させる工程を含む化粧用含浸用基布の製造方法を要旨とするものである。
【0007】
本発明は、化粧料を含浸するための基布の製造方法であり、当該基布は、スパンボンド不織布の機械方向とパラレル短繊維ウェブの機械方向とが一致するように積層された積層ウェブにより構成される。
【0008】
本発明で用いるスパンボンド不織布は、ポリオレフィン繊維やポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の連続繊維で構成される。ポリオレフィン繊維は、屈曲性が良好で、柔軟性に優れるため好ましい。また、芯部がポリプロピレン、鞘部がポリエチレンからなる芯鞘型複合繊維もまた柔軟性の観点から好ましい。また、芯部がポリエステル、鞘部がポリエチレンからなる芯鞘複合繊維は、機械的強度を有し、かつ柔軟性も備えるため好ましい。ポリエステル繊維のなかでも、ポリ乳酸繊維は、環境配慮の観点から好ましい。連続繊維の単繊維繊度は、1~3デシテックスが好ましい。より好ましくは1~2デシテックスである。繊度が1デシテックス以上であることにより、実用的な強度を有するものとなり、短繊維との交絡の際に容易に切断されにくいため好ましい。繊度が3デシテックス以下であることにより、連続繊維は柔軟性が優れ、曲げに対して抵抗なく屈曲することから、短繊維との交絡性が向上し、また、基布の柔軟性も良好となる。
【0009】
スパンボンド不織布の目付は、7~30g/m
2
程度がよい。目付が7g/m
2
以上であることにより、化粧料含浸用基布の強度を維持し、化粧料が含浸された場合に、変形しにくいシートパックやクレンジングシートが得られる。一方、目付が30g/m
2
以下であることにより、基布の質量が大きくなり過ぎず、強度と柔軟性との両者を備えたシートパック、制汗シートやクレンジングシート等となる。このような理由から、7~15g/m
2
であることがより好ましい。
【0010】
スパンボンド不織布は、スパンボンド法により製造されたものであり、溶融紡糸された繊維群を移動式コンベアネットに捕集し、その後、連続繊維同士を接合して一体化してスパンボンド不織布となり、その後、巻芯に巻かれてスパンボンド不織布ロールとなる。本発明では、このような巻き芯に巻かれたスパンボンド不織布ロールを準備する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ユニチカ株式会社
シート
1か月前
ユニチカ株式会社
透明シート
4日前
ユニチカ株式会社
透明シート
4日前
ユニチカ株式会社
体液吸液性物品
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリアリレート樹脂
20日前
ユニチカ株式会社
化粧料含浸用基布の製造方法
5日前
ユニチカ株式会社
絶縁性被膜を有するナノワイヤーを含有する構造体
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリアリレート樹脂とポリアミド樹脂とを含有する樹脂組成物
20日前
ユニチカ株式会社
ポリアリレート樹脂とポリエステル樹脂とを含有する樹脂組成物
20日前
ユニチカ株式会社
ポリアリレート樹脂とポリカーボネート樹脂とを含有する樹脂組成物
20日前
ユニチカ株式会社
不燃性シート、該不燃性シートを含む防煙垂壁
19日前
東レ株式会社
編地
1か月前
東レ株式会社
織編物
3か月前
個人
マフラーの製造方法
4か月前
東レ株式会社
不織布および衣料
4か月前
株式会社島精機製作所
横編機
4か月前
東レ株式会社
編物、繊維製品および詰め物
2か月前
株式会社ワコール
充填材
2か月前
東レ株式会社
不織布およびエアフィルター濾材
2か月前
東レ株式会社
不織布およびワイピング用シート
4か月前
ユニチカ株式会社
化粧料含浸用基布の製造方法
5日前
モリト株式会社
紐体を用いた連結体
8日前
株式会社島精機製作所
筒状編地の編成方法
3か月前
株式会社秋江
布製品
3か月前
セーレン株式会社
緯編地
2か月前
日本エクスラン工業株式会社
アクリレート系繊維不織布
3か月前
ティー・ディー・イー株式会社
クリーナー
4か月前
株式会社島精機製作所
編地の編成方法、および編地
12日前
日本製紙クレシア株式会社
ローション不織布
4日前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
3か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
4か月前
セイコーエプソン株式会社
シート製造装置
2か月前
ユニチカ株式会社
衛材用素材
4か月前
セイコーエプソン株式会社
シート成形装置
3か月前
帝人フロンティア株式会社
しみ防止布帛および繊維製品
2か月前
続きを見る
他の特許を見る