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公開番号
2025122805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018471
出願日
2024-02-09
発明の名称
ローション不織布
出願人
日本製紙クレシア株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D04H
1/26 20120101AFI20250815BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】 本発明は、顔や皮膚を拭いたときのチクチク感がなく、滑らかで、しっとり感があり、吸液性及び吸液量に優れ、かつ折り加工時の加工特性が良好なローション不織布を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、不織布に薬液が含浸されたローション不織布であって、不織布がエアレイド方式で製造されたパルプ繊維ウェブを有し、ローション不織布の、吸水速度が10秒/0.1mL未満であり、単位面積当たりの吸水量(T.W.A.)が4.0g/g以上であり、かつKES法による平均摩擦係数(MIU)が0.085以上0.300以下であるローション不織布により上記課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
不織布に薬液が含浸されたローション不織布であって、
前記不織布がエアレイド方式で製造されたパルプ繊維ウェブを有し、
前記ローション不織布の、吸水速度が10秒/0.1mL未満であり、単位面積当たりの吸水量(T.W.A.)が4.0g/g以上であり、かつKES法による平均摩擦係数(MIU)が0.085以上0.300以下である、ことを特徴とするローション不織布。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
ティッシュソフトネス測定装置TSAで測定される柔らかさ(TS7)が1dBV
2
rms以上10dBV
2
rms以下であり、
ティッシュソフトネス測定装置TSAで測定される滑らかさ(TS750)が10dBV
2
rms以上45dBV
2
rms以下であり、かつ
ティッシュソフトネス測定装置TSAで測定されるハンドフィール値(HF)が81以上100以下である、ことを特徴とする請求項1に記載のローション不織布。
【請求項3】
前記薬液がローション不織布100質量%中3質量%以上35質量%以下含浸されている、ことを特徴とする請求項1に記載のローション不織布。
【請求項4】
前記薬液が水性成分と油性成分を含有し、
前記油性成分はシリコーン油及び/又はシアバターである、ことを特徴とする請求項1に記載のローション不織布。
【請求項5】
前記不織布が、スパンボンド不織布の上に前記エアレイド方式で製造された前記パルプ繊維ウェブが積層されて一体化された複合型不織布であり、
ローション不織布の坪量目付が55g/m
2
以上80g/m
2
以下である、ことを特徴とする請求項1記載のローション不織布。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液の含浸された、ローション不織布に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、衛生意識の高まりから、使い捨てハンドタオルの需要が増加している。一般的な使い捨てハンドタオルは紙製(基本的に木材パルプ100%であるが、古紙等を含んでもよい)であり、企業のオフィス、ホテル、公衆トイレ、一般家庭等で幅広く利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、木材パルプと合成繊維からなる複合型不織布を用いたハンドタオルが開示されている。木材パルプと合成繊維からなる複合型不織布は、厚みがあり、吸水速度や吸水量にも優れており、タオル用途に適している一方で、レーヨン等の不織布と比較した場合、特に顔を拭いた際にパルプ繊維由来のチクチク感や、ごわつき感が課題であった。
【0004】
この課題に対し、特許文献2に開示されているようなローション薬液を塗工することで、パルプ繊維由来のチクチク感や、ごわつき感を改善することはできる。しかし、ローション薬液が油分を含むため、吸水速度を阻害し、吸収性が劣ることが課題となる。また、剛直なものはインターフォルダー等の折り加工時に加工適性に劣る傾向にあるが、ローション塗工された不織布は、コシが弱くなることで加工不良となることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-150476号公報
特開2021-175554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、顔や皮膚を拭いたときのチクチク感がなく、滑らかで、しっとり感があり、ローション薬液の油分により吸収性が低下することがなく、吸収性及び吸液量に優れ、かつ折り加工時の加工特性が良好なローション不織布を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った。その結果、不織布の構造、不織布に含浸させる薬液とその含浸量の調整により、吸水速度、単位面積当たりの吸水量(T.W.A.)、及び平均摩擦係数を示す指標であるKES(MIU値)が所定の範囲内にあるように設計されたローション不織布は、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
【0008】
(1)本発明の第1の態様は、不織布に薬液が含浸されたローション不織布であって、前記不織布がエアレイド方式で製造されたパルプ繊維ウェブを有し、前記ローション不織布の、吸水速度が10秒/0.1mL未満であり、単位面積当たりの吸水量(T.W.A.)が4.0g/g以上であり、かつKES法による平均摩擦係数(MIU)が0.085以上0.300以下である、ことを特徴とするローション不織布である。
【0009】
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載のローション不織布であって、ティッシュソフトネス測定装置TSAで測定される柔らかさ(TS7)が1dBV
2
rms以上10dBV
2
rms以下であり、ティッシュソフトネス測定装置TSAで測定される滑らかさ(TS750)が10dBV
2
rms以上45dBV
2
rms以下であり、かつティッシュソフトネス測定装置TSAで測定されるハンドフィール値(HF)が81以上100以下であることを特徴とするものである。
【0010】
(3)本発明の第3の態様は、(1)に記載のローション不織布であって、前記薬液がローション不織布100質量%中3質量%以上35質量%以下含浸されていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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