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公開番号2025122679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018234
出願日2024-02-09
発明の名称調光モジュール及び複層化透光装置
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類E06B 9/24 20060101AFI20250815BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】既設透光窓に調光モジュールを取り付けて複層化透光装置とする際の構造の改良を図ることができる調光モジュール及び複層化透光装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の調光モジュールは、既設透光窓に取り付けられる調光モジュールであって、前記既設透光窓と対向する対向透光窓と、前記対向透光窓に取り付けられる調光シートと、前記調光シートに駆動電圧を印加する駆動電圧印加部と、前記駆動電圧印加部を支持するとともに、前記調光モジュールを前記既設透光窓に位置決めするスペーサ部と、を有することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
既設透光窓に取り付けられる調光モジュールであって、
前記既設透光窓と対向する対向透光窓と、
前記対向透光窓に取り付けられる調光シートと、
前記調光シートに駆動電圧を印加する駆動電圧印加部と、
前記駆動電圧印加部を支持するとともに、前記調光モジュールを前記既設透光窓に位置決めするスペーサ部と、
を有することを特徴とする調光モジュール。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記駆動電圧印加部は、前記調光シートに取り付けられる電極部と、前記電極部に接続される配線部とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の調光モジュール。
【請求項3】
前記調光シートは、前記対向透光窓の前記既設透光窓の側の面に貼付され、
前記スペーサ部は、
前記対向透光窓の前記既設透光窓と反対側の面の周縁部を覆うとともに前記既設透光窓に向かって延びる第1のスペーサ部と、
前記対向透光窓の前記既設透光窓の側の面において前記既設透光窓と前記調光シートの間に位置する第2のスペーサ部と、
を有し、
前記第1のスペーサ部と前記第2のスペーサ部の間に、前記電極部と前記配線部が支持される、
ことを特徴とする請求項2に記載の調光モジュール。
【請求項4】
前記第2のスペーサ部は、自身の外郭部に前記電極部と前記配線部を沿わせて支持するとともに、自身の内部室に吸湿材を保持する、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光モジュール。
【請求項5】
前記第1のスペーサ部と前記第2のスペーサ部の少なくとも一方は、前記既設透光窓とその支持構造物の少なくとも一方に対する接合部を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光モジュール。
【請求項6】
前記第1のスペーサ部と前記第2のスペーサ部の少なくとも一方は、前記既設透光窓と前記対向透光窓の間の対向空間に気体を出入りさせる気体出入孔を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光モジュール。
【請求項7】
前記気体出入孔は、前記既設透光窓と前記対向透光窓の間の前記対向空間の空気の脱気・減圧と、不活性ガスとの置換との少なくとも一方を行って密閉・気密構造とするために用いられる、
ことを特徴とする請求項6に記載の調光モジュール。
【請求項8】
前記第1のスペーサ部は、前記対向透光窓の周縁部の一部の領域又は全部の領域に対応して配置され、
前記第2のスペーサ部は、前記対向透光窓の周縁部の一部の領域又は全部の領域に対応して配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の調光モジュール。
【請求項9】
前記スペーサ部は、前記調光モジュールが前記既設透光窓に対して転倒することを防止する転倒防止部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の調光モジュール。
【請求項10】
既設透光窓に調光モジュールが取り付けられる複層化透光装置であって、
前記調光モジュールは、
前記既設透光窓と対向する対向透光窓と、
前記対向透光窓に取り付けられる調光シートと、
前記調光シートに駆動電圧を印加する駆動電圧印加部と、
前記駆動電圧印加部を支持するとともに、前記調光モジュールを前記既設透光窓に位置決めするスペーサ部と、
を有することを特徴とする複層化透光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調光モジュール及び複層化透光装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、室外側に配置される室外側合わせガラスと室内側に配置される室内側合わせガラスとがスペーサを介して隔置され、かつ室外側合わせガラスと室内側合わせガラスとに対向するスペーサの各側面が一次シール材によって室外側合わせガラスと室内側合わせガラスとに接合され、かつ一次シール材の外側に二次シール材が塗布された複層ガラスが記載されている。室外側合わせガラスは、第1の化学強化ガラス板、第1の中間膜、及び第2の化学強化ガラス板が室外側から室内側に向けて配置されてなる合わせガラスとして構成されている。室内側合わせガラスは、熱線反射膜がその表面に形成されたガラス板、第2の中間膜、調光シート、調光シートを包囲する第3の中間膜、第4の中間膜、及び強化ガラス板が室外側から室内側に向けて配置されてなる合わせガラスとして構成されている。
【0003】
特許文献2には、既設のガラス窓の内側面に、略矩形状の新設のスペーサ付きガラス板がスペーサを介して接着されてなる複層ガラス窓が記載されている。スペーサ付きガラス板は、既設のガラス窓の内側面に対面する内側面を有し、かつ既設のガラス窓よりも小サイズであるガラス板と、ガラス板の端部から一定の距離を有するように、ガラス板の内側面に配置されるスペーサと、を備えている。既設のガラス窓の内側面と、スペーサ付きガラス板のスペーサの外周面と、スペーサ付きガラス板の内側面とを接着するシール材と、を備えている。シール材は、ポリサルファイド系シーラント若しくはシリコーン系シーラントである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6337898号公報
特許第5783438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本発明者の鋭意研究によると、特許文献1、2を含む従来技術は、既設のガラス(窓)に調光モジュールを取り付けて複層ガラス(窓)とする際の構造の改良という観点において、技術課題がある。
【0006】
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、既設透光窓に調光モジュールを取り付けて複層化透光装置とする際の構造の改良を図ることができる調光モジュール及び複層化透光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の調光モジュールは、既設透光窓に取り付けられる調光モジュールであって、前記既設透光窓と対向する対向透光窓と、前記対向透光窓に取り付けられる調光シートと、前記調光シートに駆動電圧を印加する駆動電圧印加部と、前記駆動電圧印加部を支持するとともに、前記調光モジュールを前記既設透光窓に位置決めするスペーサ部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、既設透光窓に調光モジュールを取り付けて複層化透光装置とする際の構造の改良を図ることができる調光モジュール及び複層化透光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の調光モジュールを組立工程順に示した第1の図である。
図1のII-II線に沿った第1、第2の断面図である。
本実施形態の調光モジュールを組立工程順に示した第2の図である。
本実施形態の複層化ガラス装置の構成を示す第1、第2の図である。
図4BのV-V線に沿う断面図である。
図4BのVI-VI線に沿う断面図である。
図4BのVII-VII線に沿う第1、第2、第3の断面図である。
図4BのV-V線に沿う図5とは別の断面図である。
調光モジュールと既設ガラス窓の取付構造の第1の変形例を示す図である。
調光モジュールと既設ガラス窓の取付構造の第2の変形例を示す図である。
第1のスペーサ部と第2のスペーサ部の設置態様の第1、第2の例を示す図である。
スペーサ部に気体出入孔を形成した変形例を示す図である。
スペーサ部に転倒防止部を形成した変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<用語の定義等>
本明細書において、「透光窓」は、「透光部材」あるいは「透光板」と読み替えてもよく、「ガラス窓」、「ガラス部材」あるいは「ガラス板」を含む概念で使用される。すなわち、本明細書では、「透光窓(透光部材、透光板)」の一例としての「ガラス窓(ガラス部材、ガラス板)」を挙げて説明するが、「透光窓(透光部材、透光板)」は、ガラス以外の材料、例えば、各種のプラスチックやその他の材料を含んで構成されていてもよい。同じ理由で、「既設透光窓」は、「既設透光部材」あるいは「既設透光板」と読み替えてもよく、「既設ガラス窓」、「既設ガラス部材」あるいは「既設ガラス板」を含む概念で使用される。また、「対向透光窓」は、「対向透光部材」あるいは「対向透光板」と読み替えてもよく、「対向ガラス窓」、「対向ガラス部材」あるいは「対向ガラス板」を含む概念で使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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