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公開番号
2025121277
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016630
出願日
2024-02-06
発明の名称
建具
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06B
5/16 20060101AFI20250812BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】防火性能を向上可能な建具を提供すること。
【解決手段】建具1は、下枠23のうち室外側レール25と室内側レール26との間の領域と、下枠23のうち室内側レール26に対して室内側に隣り合う領域と、のうちいずれかの領域に対して着脱可能に取り付けられるアタッチメント6と、加熱発泡材7と、アタッチメント6と隣り合って設けられ下枠23に対して固定される固定部品8と、を備える。加熱発泡材7は、固定部品8の上面に設けられる加熱発泡材7A,7Bを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
下枠と、
複数の障子と、
前記下枠に設けられ、左右方向に延び、前記障子を案内する室外側レールと、
前記下枠において前記室外側レールに対して室内側に離間して設けられ、左右方向に延び、前記障子を案内する室内側レールと、
前記下枠のうち前記室外側レールと前記室内側レールとの間の領域と、前記下枠のうち前記室内側レールに対して室内側に隣り合う領域と、のうちいずれかの領域に対して着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、
加熱発泡材と、
前記アタッチメントと隣り合って設けられ、前記下枠に対して固定される固定部品と、
を備え、
前記加熱発泡材は、前記固定部品の上面に設けられる下枠側加熱発泡材を有する、建具。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記アタッチメントは、前記下枠のうち前記室外側レールと前記室内側レールとの間の領域に対し、着脱可能に取り付けられるレール間アタッチメントを有し、
前記固定部品は、前記レール間アタッチメントと隣り合って設けられる第1固定部品を有する、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記アタッチメントは、前記下枠のうち前記室内側レールに対して室内側に隣り合う領域に対し、着脱可能に取り付けられる内アタッチメントを有し、
前記固定部品は、前記内アタッチメントと隣り合って設けられる第2固定部品を有する、請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記アタッチメントの上面と、前記固定部品の上面と、は、面一である、請求項1~3のいずれか1項に記載の建具。
【請求項5】
前記障子は、下框と、前記下框に設けられた戸車と、を有し、
前記固定部品は、前記下枠のうち、前記障子が閉状態である場合に前記戸車の少なくとも一部と左右方向の位置が重なる部分に設けられる、請求項1~3のいずれか1項に記載の建具。
【請求項6】
前記加熱発泡材は、前記下框に設けられる障子側加熱発泡材を有し、
前記下框の下面のうち前記戸車が設けられていない領域を空き領域とすると、
前記障子側加熱発泡材は、前記空き領域に設けられる、請求項5に記載の建具。
【請求項7】
前記障子側加熱発泡材は、1つの前記空き領域において、左右方向に切れ目なく設けられる、請求項6に記載の建具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、建具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、下枠の上面が略平坦に構成された、いわゆるフラットレール構造の建具が存在する。フラットレール構造の建具においては、障子を案内するレールの側方にアタッチメントが配置され、レールに起因する凹凸の発生が抑制されている。
【0003】
また、建具の防火性能を担保するため、アタッチメントに発泡黒鉛等の熱膨張性部材を配置することが行われている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-31604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、障子の戸車のタイヤは、障子の円滑な開閉を可能とすべく、摺動性に優れた素材(例えば、樹脂)により形成されることが好ましい。しかし、その結果、戸車のタイヤは、熱により溶解し易く、且つ着火し易いものとなってしまう場合がある。フラットレール構造の建具の場合、溶解した戸車のタイヤは、アタッチメント上に溜まって着火し易い状態となるおそれがある。このため、フラットレール構造の建具の場合、下枠の付近において、特に厳重な防火対策が必要とされる。
【0006】
本開示は、防火性能を向上可能な建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の建具は、下枠と、複数の障子と、前記下枠に設けられ、左右方向に延び、前記障子を案内する室外側レールと、前記下枠において前記室外側レールに対して室内側に離間して設けられ、左右方向に延び、前記障子を案内する室内側レールと、前記下枠のうち前記室外側レールと前記室内側レールとの間の領域と、前記下枠のうち前記室内側レールに対して室内側に隣り合う領域と、のうちいずれかの領域に対して着脱可能に取り付けられるアタッチメントと、加熱発泡材と、前記アタッチメントと隣り合って設けられ、前記下枠に対して固定される固定部品と、を備え、前記加熱発泡材は、前記固定部品の上面に設けられる下枠側加熱発泡材を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る建具を室内側から見た正面図である。
下枠付近の縦断面図であって第1固定部品付近を示す図である。
下枠付近の縦断面図であって第2固定部品付近を示す図である。
下枠付近の平面図である。
第1固定部品の平面図である。
第2固定部品の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の建具1は、建物100の開口部101に設けられる。建具1は、引き違い窓であり、枠体2と、複数(詳しくは、2つ)の障子4,5と、を備える。建具1は、いわゆる2枚建ての引き違い窓である。なお、開口部101の開口形状は、略矩形状となっている。
【0010】
本明細書において、「見付け方向」とは、開口部101に納められた建具1における障子4,5の面材の面が延びる方向を意味する。「左右方向」は、見付け方向における横方向であり、建具1を室内側から見た場合の左右方向を意味する。「見込み方向」とは、障子4,5の面材49,59の厚さ方向(すなわち、奥行き方向)を意味する。「見込み方向」は、室内外方向でもある。
(【0011】以降は省略されています)
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