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公開番号2025123488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2025105233
出願日2025-06-23
発明の名称油の酸化値低下技術における、処理後の油の冷却方法及びその装置
出願人株式会社いまばやし,カルビー株式会社
代理人個人
主分類C11B 13/00 20060101AFI20250815BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】劣化した油脂を過熱水蒸気のバブリングによって再生すると、再生された油脂のアニシジン価及び過酸化物価(POV)は再生前より上昇することがある。
【解決手段】再生油脂の該油脂のアニシジン価、酸価及び過酸化物価の少なくとも1つの指数の上昇を抑制する方法であって、該方法は再生直後に再生油脂を冷却する工程を含み、該再生油脂は、油脂を所定の温度に達した過熱水蒸気のバブリングによって加熱し、少なくとも該油脂中に含まれる遊離脂肪酸、重合物などの極性化合物及び水分のいずれか又は全てを気化させることを特徴とする油脂の延命によって再生された油脂である方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
再生油脂の該油脂のアニシジン価、酸価及び過酸化物価の少なくとも1つの指数の上昇を抑制する方法であって、
該方法は再生直後に再生油脂を冷却する工程を含み、
該再生油脂は、油脂を所定の温度に達した過熱水蒸気のバブリングによって加熱し、少なくとも該油脂中に含まれる遊離脂肪酸、重合物などの極性化合物及び水分のいずれか又は全てを気化させることを特徴とする油脂の延命によって再生された油脂である、
方法。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
再生油脂の該油脂のアニシジン価、酸価及び過酸化物価の全ての指数の上昇を抑制する方法である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
油脂を所定の温度に達した過熱水蒸気のバブリングによって加熱する油脂再生装置に接続されて使用され、油脂再生装置から排出された再生油脂を冷媒で冷却する、冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油脂の再生方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
食油は、使用すると様々な要因によって酸化し、色の変化、臭いの発生及び粘度の変化が起こる。そのような食油によって調理された食品は、風味が悪かったり、食した人の健康を害したりするため、問題である。
【0003】
特許文献1には、過熱水蒸気のバブリングによって、油脂に含まれる遊離脂肪酸、極性化合物、水分、その他の油脂の劣化を引き起こす原因となる物質を気化させて除去し、酸価(AV)を低減する方法が開示されている。
【0004】
しかしながら、この方法によって処理された油脂のアニシジン価と過酸化物価(POV)がどのような状態にあるのかは、未だ知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2024-134544
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
劣化した油脂を過熱水蒸気のバブリングによって再生すると、再生された油脂のアニシジン価及び過酸化物価は再生前より上昇することがある。すなわち、酸価が低減されても、他の酸化指標は上昇するという現象が発生し得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の発明者らは、相当の創意工夫を行った結果、過熱水蒸気のバブリングによって再生された油脂を再生直後に冷却することでアニシジン価及び過酸化物価の上昇が抑制されることを発見し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明には、以下の[1]から[3]に記載の発明が含まれる。
[1]
再生油脂の該油脂のアニシジン価、酸価及び過酸化物価の少なくとも1つの指数の上昇を抑制する方法であって、
該方法は再生直後に再生油脂を冷却する工程を含み、
該再生油脂は、油脂を所定の温度に達した過熱水蒸気のバブリングによって加熱し、少なくとも該油脂中に含まれる遊離脂肪酸、重合物などの極性化合物及び水分のいずれか又は全てを気化させることを特徴とする油脂の延命によって再生された油脂である、
方法。
[2]
再生油脂の該油脂のアニシジン価、酸価及び過酸化物価の全ての指数の上昇を抑制する方法である、[1]に記載の方法。
[3]
油脂を所定の温度に達した過熱水蒸気のバブリングによって加熱する油脂再生装置に接続されて使用され、油脂再生装置から排出された再生油脂を冷媒で冷却する、冷却装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、過熱水蒸気のバブリングによって再生された油脂のアニシジン価及び過酸化物価の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
油脂再生装置から回収した油脂を冷却する装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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