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公開番号
2025123968
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019783
出願日
2024-02-13
発明の名称
定位提供方法、定位提供システムおよび定位提供プログラム
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04S
7/00 20060101AFI20250818BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ユーザビリティを低下させることなく使用者に定位感を与えることが可能な定位提供方法、定位提供システムおよび定位提供プログラムを提供する。
【解決手段】複数の被験者について、定位に関連する複数の被験データが被験者データ取得部111によりそれぞれ取得される。被験者データ取得部111により取得された複数の被験データから複数の特徴量が特徴抽出部112によりそれぞれ抽出される。特徴抽出部112により抽出された複数の特徴量の類似度に基づいて、複数の特徴量が分類部113により複数のクラスタに分類される。分類部113により分類された複数のクラスタのうち、1つのクラスタに属する頭部伝達関数が生成部124により生成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の被験者について、定位に関連する複数の被験データをそれぞれ取得し、
取得された前記複数の被験データから複数の特徴量をそれぞれ抽出し、
抽出された前記複数の特徴量の類似度に基づいて、前記複数の特徴量を複数のクラスタに分類し、
分類された前記複数のクラスタのうち、1つのクラスタに属する頭部伝達関数を生成し、
コンピュータにより実行される、定位提供方法。
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【請求項2】
前記複数の被験データの各々は、定位と周波数とからなる平面座標で表され、強度の情報を含む頭部伝達関数の周波数特性データであり、
前記複数の特徴量の各々は、前記周波数特性データにおいて一定の範囲内で近接する強度の極小部をグループ化した複数の軌跡の1つある、請求項1記載の定位提供方法。
【請求項3】
前記複数の特徴量の各々は、前記複数の軌跡のうち、前記周波数特性データにおいて最も低い周波数領域に位置する軌跡である、請求項2記載の定位提供方法。
【請求項4】
前記複数の被験データの各々は、耳介画像を示す画像データであり、
前記複数の特徴量の各々は、前記画像データにおける耳甲介外縁である、請求項1記載の定位提供方法。
【請求項5】
前記1つのクラスタに属する頭部伝達関数は、当該1つのクラスタに属する被験者の耳介形状の平均に基づいて生成される、請求項1~4のいずれか一項に記載の定位提供方法。
【請求項6】
音信号をさらに取得し、
生成された頭部伝達関数に基づいて、取得された前記音信号を処理して出力する、請求項1~4のいずれか一項に記載の定位提供方法。
【請求項7】
使用者の耳介形状を示す使用者データをさらに取得し、
前記1つのクラスタは、取得された前記使用者データに基づいて前記複数のクラスタから選択される、請求項1~4のいずれか一項に記載の定位提供方法。
【請求項8】
前記1つのクラスタは、前記複数のクラスタから使用者により指定されたクラスタである、請求項1~4のいずれか一項に記載の定位提供方法。
【請求項9】
複数の被験者について、定位に関連する複数の被験データをそれぞれ取得する被験者データ取得部と、
前記被験者データ取得部により取得された前記複数の被験データから複数の特徴量をそれぞれ抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部により抽出された前記複数の特徴量の類似度に基づいて、前記複数の特徴量を複数のクラスタに分類する分類部と、
前記分類部により分類された前記複数のクラスタのうち、1つのクラスタに属する頭部伝達関数を生成する生成部とを備える、定位提供システム。
【請求項10】
使用者の耳介形状を示す使用者データを取得する使用者データ取得部と、
前記使用者データ取得部により取得された前記使用者データに基づいて、前記複数のクラスタから前記1つのクラスタを選択する選択部とをさらに備える、請求項9記載の定位提供システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定位を提供する定位提供方法、定位提供システムおよび定位提供プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
オーディオシステムにおいては、頭部伝達関数に対応したフィルタが作成されることにより、聴取者に定位感が与えられる。頭部伝達関数は、頭部の周りの任意の位置の音源により音を鳴らした場合に、音源から耳に至るまでの音の伝達特性であり、耳介形状または頭部形状等により個人ごとに異なる。そこで、聴取者に共通の定位感を与えるためのシステムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の頭外定位フィルタ決定システムにおいては、ユーザに出力ユニットが装着されるとともに、ユーザの耳にマイクユニットが装着される。ユーザの耳に向けて出力ユニットにより音が出力され、出力ユニットから出力された音がマイクユニットにより収音される。測定部により出力ユニットに対して測定信号が出力されるとともに、マイクユニットから出力された収音信号が測定される。
【0004】
測定された収音信号は、周波数特性取得部により周波数領域に変換される。収音信号の周波数特性の極大値および極小値が極値抽出部により抽出される。極大値および極小値をそれぞれ補間することにより、極大値に基づく第1包絡線データと、極小値に基づく第2包絡線データとが包絡線算出部により算出される。
【0005】
ここで、複数の被測定者に対して、音源から被測定者の耳までの空間音響伝達特性に関する第1のプリセットデータと、被測定者の耳の外耳道伝達特性に関する第2のプリセットデータとが対応付けられてデータ格納部に記憶されている。上記の第1および第2包絡線データに基づくユーザ特徴量は、比較部により複数の第2のプリセットデータに基づく複数の特徴量とそれぞれ比較される。比較結果に基づいて、第1のプリセットデータが抽出部により抽出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-020258号公報
【非特許文献】
【0007】
Jack Hebrank and D. Wright, "Spectral cues used in the localization of sound sources on the median plane", The Journal of the Acoustical Society of America, 1974, Volume 56, pp. 1829-1834
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の技術においては、第1のプリセットデータと第2のプリセットデータとを対応付けるために、出力ユニットおよびマイクユニットを装着した被測定者に対して事前測定が行われる。この構成においては、頭外定位フィルタ決定システムの使用時に空間音響伝達特性を抽出するために、ユーザが出力ユニットおよびマイクユニットを装着する必要がある。また、ユーザが煩雑な操作を行う必要がある。そのため、ユーザに煩わしい要求が発生し、ユーザビリティが低下する。
【0009】
本発明の目的は、ユーザビリティを低下させることなく使用者に定位感を与えることが可能な定位提供方法、定位提供システムおよび定位提供プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一局面に従う定位提供方法は、複数の被験者について、定位に関連する複数の被験データをそれぞれ取得し、取得された前記複数の被験データから複数の特徴量をそれぞれ抽出し、抽出された前記複数の特徴量の類似度に基づいて、前記複数の特徴量を複数のクラスタに分類し、分類された前記複数のクラスタのうち、1つのクラスタに属する頭部伝達関数を生成し、コンピュータにより実行される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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