TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025145627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024045913
出願日2024-03-22
発明の名称音処理システム及び音処理方法
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類H04S 7/00 20060101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 本発明の目的は、ユーザの意思に応じて高音質の音信号と臨場感のある音信号を適切に出力することである。
【解決手段】 音処理システムは、出力バスを含む音処理装置と、音処理装置と接続され、音処理装置のユーザの状態を検出するセンサと、を含むシステムであって、プログラムを実行することにより、第1音信号を受信し、センサが検出した情報に基づいてユーザの頭部が静止状態か否かを判定し、前記ユーザの頭部が静止状態であると判定した場合は、第1音信号を出力バスに出力し、前記ユーザの頭部が非静止状態であると判定した場合は、第1音信号を頭部伝達関数に基づいて所定位置に音像定位させた第2音信号を出力バスに出力する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
出力バスを含む音処理装置と、
前記音処理装置と接続され、前記音処理装置のユーザの状態を検出するセンサと、
を含むシステムであって、プログラムを実行することにより、
第1音信号を受信し、
前記センサが検出した情報に基づいて前記ユーザの頭部が静止状態か否かを判定し、
前記ユーザの頭部が静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号を前記出力バスに出力し、
前記ユーザの頭部が非静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号を頭部伝達関数に基づいて所定位置に音像定位させた第2音信号を前記出力バスに出力する、
音処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ユーザの頭部が静止状態と判定した後に、非静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号と前記第2音信号の両方を出力し、前記センサが取得した情報に基づいて前記第1音信号と、前記第2音信号の出力レベルを調整して前記出力バスに出力する、
請求項1に記載の音処理システム。
【請求項3】
前記ユーザの頭部が静止状態と判定した後に、非静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号と前記第2音信号の両方を前記出力バスに出力し、前記非静止状態であると判定してからの時間経過に伴って、前記第1音信号の前記出力レベルを徐々に弱くし、前記第2音信号の前記出力レベルを徐々に強くする、
請求項2に記載の音処理システム。
【請求項4】
前記ユーザの頭部が静止状態にあると判定した場合は、前記ユーザの頭部が正面を向いているか否かをさらに判定し、
非正面向きと判定した場合は、前記第2音信号を前記出力バスに出力する、
請求項1に記載の音処理システム。
【請求項5】
前記ユーザの頭部が静止状態に戻り、一定時間経過した場合は、前記ユーザが正面を向いていると判定する、
請求項1又は請求項2に記載の音処理システム。
【請求項6】
前記頭部伝達関数は遠距離音像の定位を実現する第1頭部伝達関数、及び近距離音像の定位を実現する第2頭部伝達関数を含み、
前記センサが取得した情報に基づいて、前記第1頭部伝達関数又は前記第2頭部伝達関数を付与した前記第2音信号を生成する、
請求項1又は請求項2に記載の音処理システム。
【請求項7】
ユーザ端末、もしくはクラウド上の端末のいずれかで、前記第2音信号を生成し、
生成した前記第2音信号をヘッドフォンに送信する、
請求項1又は請求項2に記載の音処理システム。
【請求項8】
前記頭部伝達関数はユーザの特性に応じて変更される、
請求項1又は請求項2に記載の音処理システム。
【請求項9】
部屋の画像を取得し、
前記画像に基づいて前記部屋の広さを検出し、
検出した前記部屋の広さに応じて、前記第1音信号にリバーブを付与する、
請求項1又は請求項2に記載の音処理システム。
【請求項10】
出力バスを含む音処理装置は、
第1音信号を受信し、
前記音処理装置と接続されるセンサが取得した情報に基づいて、前記音処理装置はユーザの頭部が静止状態か否かを判定し、
前記ユーザの頭部が静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号を前記出力バスに出力し、
前記ユーザの頭部が非静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号を頭部伝達関数に基づいて定められた位置に音像を定位させた第2音信号を生成して前記第2音信号を前記出力バスに出力する、
音処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサで取得した情報に基づいて音信号を処理し、出力する音処理システム及び音処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、記録媒体に記録された音楽等の収録音を、ユーザが十分な臨場感をもって楽しむことを可能とする音響処理装置がある(例えば、特許文献1)。音響処理装置は、原音に対して、実在する音響空間の響きに対応したインパルス応答データを畳み込むことにより、効果音を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-330477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示される音響処理装置は、音響空間の音響特性を再現することのみを考慮するものであり、ユーザの意思は考慮されていない。ユーザは、例えば、コンテンツの音に集中したい時もあれば、コンテンツの音そのものよりも会場の臨場感のある音場を楽しみたい時もある。
【0005】
本発明の目的は、ユーザの意思に応じて高音質の音信号と臨場感のある音信号を適切に出力することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態の音処理システムは、出力バスを含む音処理装置と、前記音処理装置と接続され、前記音処理装置のユーザの状態を検出するセンサと、を含むシステムであって、プログラムを実行することにより、第1音信号を受信し、前記センサが検出した情報に基づいて前記ユーザの頭部が静止状態か否かを判定し、前記ユーザの頭部が静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号を前記出力バスに出力し、前記ユーザの頭部が非静止状態であると判定した場合は、前記第1音信号を頭部伝達関数に基づいて所定位置に音像定位させた第2音信号を前記出力バスに出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の音処理システムによれば、ユーザの頭部の動きに応じて音像定位処理の有効無効を切り替えることにより、ユーザの意思に応じて高音質の音と臨場感のある音を適切に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係る、音処理システム100の基本的な構成を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態に係る、音処理装置1の基本的な構成を示すブロック図である。
図3は、第1の実施形態に係る、ヘッドフォン3の基本的な構成を示すブロック図である。
図4(A)及び図4(B)は、第1の実施形態に係る、ユーザの頭部と音信号の音像定位位置の関係を示す図である。
図5は、第1の実施形態に係る、音処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図6は、変形例1に係る、ユーザの頭部と音信号の音像定位位置の関係を示す図である。
図7は、変形例1に係る、時間とゲインの関係を示すグラフである。
図8は、変形例1に係る、音処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図9は、変形例2に係る、音処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図10は、変形例3に係る、ユーザの頭部と音信号の音像定位位置の関係を示す図である。
図11は、変形例3に係る、音処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図12(A)及び図12(B)は、変形例4に係る、ユーザの頭部と音信号の音像定位位置の関係を示す図である。
図13は、変形例7に係る、音処理システム100Aの基本的な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以降、本発明の実施形態の信号処理装置について図面を参照しながら説明する。各図中には同一箇所に同一符号を付している。変形例1以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用・効果については実施形態毎には逐次言及しない。
【0010】
《第1の実施形態》
図1は、第1の実施形態に係る、音処理システム100の基本的な構成を示すブロック図である。音処理システム100は、音処理装置1、頭部追跡センサ2、及びヘッドフォン3を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ヤマハ株式会社
リード
2か月前
ヤマハ株式会社
鍵盤装置
2か月前
ヤマハ株式会社
イヤーピース
1か月前
ヤマハ株式会社
発音制御装置
3か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
3か月前
ヤマハ株式会社
ドライバユニット
5日前
ヤマハ株式会社
弦楽器用の支持装置
2か月前
ヤマハ株式会社
音処理方法および音処理装置
12日前
ヤマハ株式会社
音処理方法および音処理装置
26日前
ヤマハ株式会社
音処理装置および音処理方法
18日前
ヤマハ株式会社
音処理システム及び音処理方法
4日前
ヤマハ株式会社
信号処理方法および信号処理装置
3か月前
ヤマハ株式会社
音声処理方法および音声処理装置
4日前
ヤマハ株式会社
収音制御方法および収音制御装置
4日前
ヤマハ株式会社
信号処理設計方法およびプロセッサ
3か月前
ヤマハ株式会社
データ処理方法およびデータ処理装置
1か月前
ヤマハ株式会社
連打判定装置および方法、プログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
駆動装置、音響装置および車両用ドア
8日前
ヤマハ株式会社
音信号処理方法および音信号処理装置
4日前
ヤマハ株式会社
解錠管理方法および解錠管理システム
4日前
ヤマハ株式会社
信号処理の方法、プログラムおよび装置
5日前
ヤマハ株式会社
画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
6日前
ヤマハ株式会社
スピーカ装置、音信号処理方法及びプログラム
4日前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、動画編集方法およびプログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
音響処理方法、音響処理システムおよびプログラム
3か月前
ヤマハ株式会社
情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム
4日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム
18日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法、情報処理システム、およびプログラム
2か月前
ヤマハ株式会社
パネル
1か月前
ヤマハ株式会社
音響測定装置、音響測定方法および音響測定プログラム
3か月前
ヤマハ株式会社
定位提供方法、定位提供システムおよび定位提供プログラム
1か月前
ヤマハ株式会社
演奏操作装置
2か月前
続きを見る