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公開番号2025124338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020318
出願日2024-02-14
発明の名称二次電池
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、外装フィルムと電池積層体の間に空隙が形成されることを防止できる二次電池を提供する。
【解決手段】外装体内に電池積層体が配されたものであり、電池積層体は、正極部と、電解液を含浸させたセパレータと、負極部とがこの順に積層された電池部を有し、外装体は、第1外装フィルムと、第2外装フィルムを有し、第1外装フィルムは、電池部の積層方向において、電池積層体の一方側を覆っており、第2外装フィルムは、電池部の積層方向において、電池積層体の他方側を覆っており、第1外装フィルムと電池積層体の間に、第2外装フィルム側に向かって電池積層体を面状に押圧する第1押圧板を有し、第1押圧板は、平面視したときに電池部と重なる位置にあって、かつ電池部の積層方向において第1外装フィルムに食い込んでいる構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外装体内に電池積層体が配された二次電池であって、
前記電池積層体は、正極部と、電解液を含浸させたセパレータと、負極部とがこの順に積層された電池部を有し、
前記外装体は、第1外装フィルムと、第2外装フィルムを有し、
前記第1外装フィルムは、前記電池部の積層方向において、前記電池積層体の一方側を覆っており、
前記第2外装フィルムは、前記電池部の積層方向において、前記電池積層体の他方側を覆っており、
前記第1外装フィルムと前記電池積層体の間に、前記第2外装フィルム側に向かって前記電池積層体を面状に押圧する第1押圧板を有し、
前記第1押圧板は、平面視したときに前記電池部と重なる位置にあって、かつ前記電池部の積層方向において前記第1外装フィルムに食い込んでいる、二次電池。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第1外装フィルムは、凹部を有し、
前記第1押圧板は、前記凹部内にあって、かつ前記凹部の底部に食い込んでいる、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記第2外装フィルムと前記電池積層体の間に、前記第1外装フィルム側に向かって前記電池積層体を面状に押圧する第2押圧板を有し、
前記第1押圧板と前記第2押圧板は、前記電池積層体を挟持する、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記第2押圧板は、平面視したときに前記電池部と重なる位置にあって、かつ前記第2外装フィルムに食い込んでいる、請求項3に記載の二次電池。
【請求項5】
前記第1押圧板は、絶縁性を有する、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項6】
前記第1押圧板は、前記セパレータよりも剛性を有する、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項7】
前記第1押圧板は、平均厚みが前記セパレータよりも厚い、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項8】
前記セパレータは、不織布で形成されるものであって、かつ前記第1押圧板からの押圧力によって圧縮されている、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項9】
前記外装体は、内部空間を有し、
前記内部空間に前記電池積層体及び前記第1押圧板が配されており、
前記内部空間の圧力は、2000Pa以下である、請求項1又は2に記載の二次電池。
【請求項10】
前記電池積層体は、平均厚みが3mm以上である、請求項1又は2に記載の二次電池。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、正極、負極及びセパレータを交互に積層した積層体が2枚のラミネートフィルムによって封止されるラミネート型の二次電池が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/198612号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ラミネート型の二次電池では、セパレータとして厚みが厚い不織布を用いた場合や積層体の積層数が多い場合などの層体の全体厚みが厚い場合において、2枚のラミネートフィルムを用いて封止すると、積層体の厚みが厚すぎて、ラミネータにより十分に減圧できなかったり、積層体の位置によってラミネートフィルムの収縮力が相違してしまったり、ラミネートフィルム同士が十分に接着できなかったりする問題がある。
【0005】
そこで、本発明者は、積層体の封止に使用する2枚のラミネートフィルムのうち一枚のラミネートフィルムをあらかじめ成形して凹部を設け、凹部に積層体を収容した状態で、ラミネータにより、2枚のラミネートフィルムで積層体を封止した二次電池を試作した。
【0006】
この試作した二次電池では、ラミネートフィルムの凹部により積層体の厚みが吸収されるので、セパレータとして厚みが厚い場合や積層数が多い場合でも積層体をラミネートフィルムによって封止できた。
しかしながら、この試作した二次電池の構造では、あらかじめ凹部を形成しているため、凹部の深さが積層体の厚みよりも深い場合に、凹部の深さと積層体の厚みとの差をラミネートフィルムの収縮では吸収できない場合があり、このような場合には、ラミネートフィルムと積層体との間に空隙が形成されてしまい、電池容量が低下する問題が生じていた。
【0007】
そこで、本発明は、外装フィルムと電池積層体の間に空隙が形成されることを防止できる二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、外装体内に電池積層体が配された二次電池であって、前記電池積層体は、正極部と、電解液を含浸させたセパレータと、負極部とがこの順に積層された電池部を有し、前記外装体は、第1外装フィルムと、第2外装フィルムを有し、前記第1外装フィルムは、前記電池部の積層方向において、前記電池積層体の一方側を覆っており、前記第2外装フィルムは、前記電池部の積層方向において、前記電池積層体の他方側を覆っており、前記第1外装フィルムと前記電池積層体の間に、前記第2外装フィルム側に向かって前記電池積層体を面状に押圧する第1押圧板を有し、前記第1押圧板は、平面視したときに前記電池部と重なる位置にあって、かつ前記電池部の積層方向において前記第1外装フィルムに食い込んでいる、二次電池である。
【0009】
本様相によれば、第1押圧板が電池積層体を面状に押圧するので、第1押圧板の押圧力により電池積層体が均等に圧縮され、第1外装フィルムと電池積層体の間に空隙が形成されることを防止できる。
本様相によれば、第1押圧板が電池部と重なる位置で第1外装フィルムに食い込んでいるので、第1外装フィルムが第1押圧板に沿って変形し、第1外装フィルムに電池積層体の電池部の形状による凹凸が反映されにくく、意匠性が高い。
【0010】
好ましい様相は、前記第1外装フィルムは、凹部を有し、前記第1押圧板は、前記凹部内にあって、かつ前記凹部の底部に食い込んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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