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公開番号
2025126574
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-29
出願番号
2024022873
出願日
2024-02-19
発明の名称
蓄冷材組成物
出願人
株式会社カネカ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C09K
5/06 20060101AFI20250822BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】-20℃以下の温度領域において温度保持能力および温度維持能力に優れる蓄冷材組成物を提供する。
【解決手段】蓄冷材組成物は、水、2種類の無機塩、尿素からなる4成分共晶系組成物を含み、前記蓄冷材組成物の融解温度と前記4成分共晶系組成物の共晶温度との差が0.5℃以内である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄冷材組成物であって、
水、2種類の無機塩および尿素からなる4成分共晶系組成物を含み、
前記蓄冷材組成物の融解温度と前記4成分共晶系組成物の共晶温度との差が0.5℃以内である、蓄冷材組成物。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、前記尿素を3.2重量%以上含有する、請求項1に記載の蓄冷材組成物。
【請求項3】
前記4成分共晶系組成物の共晶温度が、水と前記2種類の無機塩とからなる3成分共晶系組成物の共晶温度よりも2.0℃以上低い、請求項1に記載の蓄冷材組成物。
【請求項4】
前記蓄冷材組成物の潜熱量が、220J/g以上である、請求項1に記載の蓄冷材組成物。
【請求項5】
前記2種類の無機塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウムおよび塩化アンモニウムからなる群より選択される2種類である、請求項1に記載の蓄冷材組成物。
【請求項6】
前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、各成分の含有量は、
水:71.0~74.0重量%;
塩化ナトリウム:18.0~20.0重量%;
塩化カリウム:3.0~5.5重量%;
尿素:3.2~5.5重量%;
である、請求項5に記載の蓄冷材組成物。
【請求項7】
前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、各成分の含有量は、
水:69.0~77.0重量%;
塩化ナトリウム:13.5~18.0重量%;
塩化アンモニウム:5.0~10.0重量%;
尿素:3.5~7.5重量%;
である、請求項5に記載の蓄冷材組成物。
【請求項8】
前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、各成分の含有量は、
水:70.0~74.5重量%;
塩化カリウム:8.5~9.5重量%;
塩化アンモニウム:8.5~9.5重量%;
尿素:7.0~12.5重量%
である、請求項5に記載の蓄冷材組成物。
【請求項9】
さらに、核形成剤として、脂肪酸アルカリ金属塩を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の蓄冷材組成物。
【請求項10】
前記脂肪酸アルカリ金属塩が、ラウリン酸ナトリウム、およびステアリン酸ナトリウムから選択される1種類以上を含む、請求項9に記載の蓄冷材組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は蓄冷材組成物に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、冷凍輸送向け温度領域において、脱ドライアイスの動きが加速している。そのために、潜熱を利用した様々な蓄熱材組成物または蓄冷材組成物(以下、まとめて「蓄冷材組成物」と称する)が知られており、これら蓄冷材組成物は冷暖房システムまたは物品の保管および運搬など様々な分野で用いられている。このような蓄冷材組成物の一例として、水と、塩化ナトリウムと、塩化アンモニウムと、無機塩の水溶液に低溶解性の結晶性粉末と、を含む蓄冷材が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-078163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷凍輸送向けに使用される蓄冷材組成物に求められる品質としては、所定の温度領域以下に対象物の温度を保持する温度保持能力に加えて、温度に敏感な対象物(例えば、生鮮食品、アイスクリーム等)を一定の温度にて長時間維持する温度維持能力が求められている。
【0005】
本願発明は、-20℃以下の温度領域において温度保持能力に加えて温度維持能力に優れる新規な蓄冷材組成物を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、以下の構成を含む新規な蓄冷材組成物を見出した。すなわち、本発明は以下の構成を含む。
<1>蓄冷材組成物であって、水、2種類の無機塩、および尿素からなる4成分共晶系組成物を含み、前記蓄冷材組成物の融解温度と、前記4成分共晶系組成物の共晶温度との差が0.5℃以内である、蓄冷材組成物。
<2>前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、前記尿素を3.2重量%以上含有する、<1>に記載の蓄冷材組成物。
<3>前記4成分共晶系組成物の共晶温度が、水と前記2種類の無機塩とからなる3成分共晶系組成物の共晶温度よりも2.0℃以上低い、<1>または<2>に記載の蓄冷材組成物。
<4>前記蓄冷材組成物の潜熱量が、220J/g以上である、<1>~<3>のいずれか1つに記載の蓄冷材組成物。
<5>前記2種類の無機塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウムおよび塩化アンモニウムからなる群より選択される2種類である、<1>~<4>のいずれか1つに記載の蓄冷材組成物。
<6>前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、各成分の含有量は、
水:71.0~74.0重量%;
塩化ナトリウム:18.0~20.0重量%;
塩化カリウム:3.0~5.5重量%;
尿素:3.2~5.5重量%;
である、<1>~<5>のいずれか1つに記載の蓄冷材組成物。
<7>前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、各成分の含有量は、
水:69.0~77.0重量%;
塩化ナトリウム:13.5~18.0重量%;
塩化アンモニウム:5.0~10.0重量%;
尿素:3.5~7.5重量%;
である、<1>~<5>のいずれか1つに記載の蓄冷材組成物。
<8>前記4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物100重量%中、各成分の含有量は、
水:70.0~74.5重量%;
塩化カリウム:8.5~9.5重量%;
塩化アンモニウム:8.5~9.5重量%;
尿素:7.0~12.5重量%
である、<1>~<5>のいずれか1つに記載の蓄冷材組成物。
<9>さらに、核形成剤として、脂肪酸アルカリ金属塩を含む、<1>~<8>のいずれか1つに記載の蓄冷材組成物。
<10>前記脂肪酸アルカリ金属塩が、ラウリン酸ナトリウム、およびステアリン酸ナトリウムから選択される1種類以上を含む、<9>に記載の蓄冷材組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば-20℃以下の温度領域において温度保持能力および温度維持能力に優れる蓄冷材組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
恒温槽内に、本発明の一実施形態に係る凝固状態の蓄冷材組成物を設置した後、恒温槽の温度を、極低温(例えば-60℃)から一定の昇温速度で温度上昇させた場合の、4成分共晶系組成物を含む蓄冷材組成物の温度を時間に対してプロットしたグラフである。
本発明の実施例および比較例に係る、蓄冷材組成物の融解挙動変化を示したグラフである。
本発明の比較例に係る、蓄冷材組成物の融解挙動変化を示したグラフである。
本発明の比較例に係る、蓄冷材組成物の融解挙動変化を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、以下に説明する各構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能である。本発明はまた、異なる実施形態や実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態や実施例についても本発明の技術的範囲に含まれる。なお、本明細書中に記載された学術文献および特許文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。また、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上(Aを含みかつAより大きい)B以下(Bを含みかつBより小さい)」を意図する。
【0010】
〔1.蓄冷材組成物〕
本発明の一実施形態に係る蓄冷材組成物は、水、2種類の無機塩および尿素からなる4成分共晶系組成物を含み、前記蓄冷材組成物の融解温度と、前記4成分共晶系組成物の共晶温度との差が、0.5℃以内である。蓄冷材組成物が上記構成を有することにより、-20℃以下の温度領域において温度保持能力および温度維持能力に優れる。例えば、蓄冷材組成物の融解温度が-20℃以下である場合、蓄冷材組成物は-20℃以下の温度領域において温度保持能力に優れるといえる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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