TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025124408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020442
出願日2024-02-14
発明の名称空気調和機の室内機
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F24F 13/20 20060101AFI20250819BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】 可燃性冷媒を用いた空気調和機の室内機において、可燃性冷媒の漏洩、特に室内機の前後方向の漏洩をより速やかに検知可能とする。
【解決手段】 室内機10は、筐体18、当該筐体18内に収容される熱交換器ユニット15、筐体18の背面側から当該筐体18内に引き込まれる電源線22、筐体18内で電源線22の配置を案内する電源線ガイド23、可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩センサ24を備える。冷媒漏洩センサ24は、電源線ガイド23から見て筐体18の前面側に位置する。電源線ガイド23には、冷媒漏洩センサ24の位置する領域と当該電源線ガイド23から見て背面側の領域とを連通する連通孔25が設けられている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
可燃性冷媒を用いる空気調和機が備える室内機であって、
筐体と、
当該筐体の背面側から当該筐体内に引き込まれる電源線と、
前記筐体内で前記電源線の配置を案内する電源線ガイドと、
前記可燃性冷媒の漏洩を検知する冷媒漏洩センサと、
を備え、
前記冷媒漏洩センサは、前記電源線ガイドから見て前記筐体の前面側に位置し、
前記電源線ガイドには、前記冷媒漏洩センサの位置する領域と当該電源線ガイドから見て背面側の領域とを連通する連通孔が設けられていることを特徴とする、
空気調和機の室内機。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記筐体内に収容される熱交換器ユニットと、
当該熱交換器ユニットを冷媒配管と接続する管接続部を備え、
当該管接続部は、前記電源線ガイドから見て前記筐体の背面側に位置し、
前記連通孔は、前記電源線ガイドにおいて、前記管接続部と前記冷媒漏洩センサとの間となる位置に設けられている、
請求項1に記載の空気調和機の室内機。
【請求項3】
前記電源線ガイドは、前記筐体の内部のうち、背面側領域と前面下側領域との間で、当該筐体の上下方向に沿って位置する、背面側ガイド部位を有し、
前記冷媒漏洩センサは、前記背面側ガイド部位の前側に位置し、
前記連通孔は、前記背面側ガイド部位に設けられている、
請求項2に記載の空気調和機の室内機。
【請求項4】
前記連通孔は、
前記電源線ガイドに形成されるスリットまたは円形孔、
前記電源線ガイドと隣接部品との間に形成される隙間、
前記電源線ガイドを複数部品に分割したときに生じる隙間、
前記電源線ガイドの一部と隣接部品の一部とが重なり合うことによって形成されるラビリンス構造
の少なくともいずれかである、
請求項1に記載の空気調和機の室内機。
【請求項5】
前記可燃性冷媒は、プロパン(R290)、イソブタン(R600a)、エタン(R170)、ジフルオロメタン(R32)からなる群から選択される少なくとも一種の冷媒を含有する、
請求項1に記載の空気調和機の室内機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に可燃性(微燃性も含む)の冷媒を用いる空気調和機の室内機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、空気調和機の冷媒としては、環境に与える影響をできる限り小さくする観点から、オゾン層破壊係数(ODP)および地球温暖化係数(GWP)ができるだけ小さいものが用いられている。代表的には、ジフルオロメタン(R32)が挙げられる。ジフルオロメタンは、ODPが0であり、GWPも相対的に低く、良好な冷媒性能を有している。
【0003】
ただし、ジフルオロメタンは可燃性を有する。ISO 817:2014によれば、ジフルオロメタンの燃焼性区分は微燃性(Class 2L)であるが、不燃性(Class 1)ではないため、もし空気調和機の冷凍サイクルから何らかの原因で漏洩した場合には、発火の可能性があることを考慮する必要がある。
【0004】
そこで、ジフルオロメタンのような可燃性冷媒を用いる空気調和機では、特に室内機に冷媒漏洩センサを設ける構成のものが知られている。
【0005】
例えば、特許文献1では、室内機の筐体の外面に冷媒漏洩センサを取り付け、センサ取付部に筐体の内部と外部とを連通する連通孔を形成する構成が開示されている。あるいは、特許文献2では、室内機として利用可能な利用側熱交換ユニットにおいて、着火源として電気部品(電装品)を想定し、この電気部品より下方に冷媒ガスの有無を検知するガス検知センサを配置する構成が開示されている。
【0006】
特許文献1に記載の室内機も、特許文献2に記載の利用側熱交換ユニットも、いずれも床置き型であって、可燃性冷媒としてジフルオロメタンを用いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-027662号公報
特開2020-051734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
最近では、環境に与える影響をより一層小さくする観点から、GWPがより小さい自然冷媒が注目されている。代表的な自然冷媒としては、プロパン(R290)、イソブタン(R600a)、エタン(R170)等の炭化水素が挙げられる。これら炭化水素は、ジフルオロメタンに比べて可燃性が高く、強燃性(Class 3)に分類されるものが多い。そのため、もし可燃性冷媒が漏洩した場合にはできるだけ速やかに漏洩を検知する必要がある。
【0009】
特許文献1または特許文献2に開示される構成は、前記の通り、微燃性であるジフルオロプロパンの漏洩を対象とするものであり、かつ、床置き型の室内機を具体例に挙げているように、室内機の高さ方向における可燃性(微燃性)冷媒の漏洩を検知することを想定している。
【0010】
例えば、特許文献1では、熱交換器の下方に配置される露受皿よりもさらに下方に冷媒漏洩センサを配置する例を挙げている。また、特許文献2では、前記の通り、電気部品(電装品)より下方にガス検知センサを配置する例を挙げている。そのため、これら特許文献に開示される構成では、室内機の奥行方向(前後方向)における可燃性冷媒の漏洩を速やかに検知できない可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
空気調和機
2か月前
個人
エアコン室内機
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
18日前
株式会社コロナ
加湿装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
株式会社コロナ
空気調和機
1か月前
個人
住宅換気空調システム
5か月前
株式会社コロナ
空気調和機
4か月前
株式会社コロナ
空気調和機
6日前
個人
住宅換気空調システム
12日前
ホーコス株式会社
排気フード
29日前
株式会社コロナ
直圧式給湯機
1か月前
株式会社コロナ
直圧式給湯機
8日前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯機
3か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
5か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
5か月前
株式会社コロナ
輻射式冷房装置
11日前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
4か月前
三菱電機株式会社
送風機
4か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
3か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
4か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
1か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
4か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
1か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
4か月前
株式会社ノーリツ
温水装置
2か月前
株式会社パロマ
給湯暖房機
3か月前
続きを見る