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公開番号2025126296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2025108337,2022058263
出願日2025-06-26,2022-03-31
発明の名称改装建具及び改装建具の施工方法
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 1/56 20060101AFI20250821BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】施工作業の効率を向上させ、施工コストを削減することができる改装建具及び改装建具の施工方法を提供する。
【解決手段】改装建具は、既設窓枠の内側に新設窓枠を取り付けた改装建具である。既設窓枠は、既設方立と、前記既設方立の一側部に設けられた第1既設縦枠と、前記既設方立の他側部に設けられた第2既設縦枠と、を有する。新設窓枠は、前記第1既設縦枠に支持された第1縦枠と、前記第2既設縦枠に支持された第2縦枠と、前記第1縦枠の室内側に支持された第1額縁と、前記第2縦枠の室内側に支持された第2額縁と、を有し、前記第1額縁及び前記第2額縁は、それぞれ前記既設方立の室内側見付け面よりも室内側で互いに対向するように突出した突出片を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
既設窓枠の内側に新設窓枠を取り付けた改装建具であって、
前記既設窓枠は、
既設方立と、
前記既設方立の一側部に設けられた第１既設縦枠と、
前記既設方立の他側部に設けられた第２既設縦枠と、
を有し、
前記新設窓枠は、
前記第１既設縦枠に支持された第１縦枠と、
前記第２既設縦枠に支持された第２縦枠と、
前記第１縦枠の室内側に支持された第１額縁と、
前記第２縦枠の室内側に支持された第２額縁と、
を有し、
前記第１額縁及び前記第２額縁は、それぞれ前記既設方立の室内側見付け面よりも室内側で互いに対向するように突出した突出片を有する
ことを特徴とする改装建具。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
請求項１に記載の改装建具であって、
前記第１額縁及び前記第２額縁の各突出片の間には隙間が形成され、
さらに、前記隙間を隠す隙間隠し部材を備える
ことを特徴とする改装建具。
【請求項３】
請求項２に記載の改装建具であって、
前記各突出片は、それぞれ樹脂製であると共に、その突出長を調整可能な折取り溝を有する
ことを特徴とする改装建具。
【請求項４】
請求項２又は３に記載の改装建具であって、
前記各突出片は、互いに近接して対向しており、
前記隙間隠し部材は、前記隙間を跨いだ状態で各突出片の室内側表面に固定された目板を有する
ことを特徴とする改装建具。
【請求項５】
請求項２又は３に記載の改装建具であって、
前記各突出片は、互いに近接して対向しており、
前記隙間隠し部材は、前記隙間を跨いだ状態で各突出片の室内側表面に貼り付けられたシート状部材を有する
ことを特徴とする改装建具。
【請求項６】
請求項４又は５に記載の改装建具であって、
さらに、前記既設方立の室内側見付け面に対して支持され、前記各突出片の室外側表面を支持する下地材を備える
ことを特徴とする改装建具。
【請求項７】
請求項２又は３に記載の改装建具であって、
前記隙間隠し部材は、前記既設方立の室内側見付け面に対して支持され、前記隙間に配置される見切り材を有し、
前記各突出片は、前記見切り材の見込み面にそれぞれ対向配置されると共に、該見込み面との間がシール材で塞がれている
ことを特徴とする改装建具。
【請求項８】
請求項２に記載の改装建具であって、
前記隙間隠し部材は、前記既設方立の室内側見付け面に対して支持され、前記隙間に配置される見切り材を有し、
前記各突出片は、前記見切り材の見込み面にそれぞれ対向配置されると共に、該見込み面との間がタイト材で塞がれている
ことを特徴とする改装建具。
【請求項９】
請求項７又は８に記載の改装建具であって、
前記見切り材は、
前記既設方立の室内側見付け面に連結された方立ベースと、
前記方立ベースの室内側に装着された方立カバーと、
を有する
ことを特徴とする改装建具。
【請求項１０】
請求項７に記載の改装建具であって、
前記見切り材は、前記隙間に配置される化粧材を有する
ことを特徴とする改装建具。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、改装建具及び改装建具の施工方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
ビルや住宅等の建物は、複数の窓を並列した連窓が設置される場合がある。連窓は、左右の窓枠間で起立する方立を備える（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第２７０６６４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１の建具は、既設方立を切断除去してから新設窓枠を施工する構成であるため、改装建具の施工が大掛かりなものとなり、改装コストも高い。また、このような構成では、方立の切断部に対して新たな防水処理や外観処理を施す必要があり、改装コストが一層増加する。
【０００５】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、施工作業の効率を向上させ、施工コストを削減することができる改装建具及び改装建具の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１態様に係る改装建具は、既設窓枠の内側に新設窓枠を取り付けた改装建具であって、前記既設窓枠は、既設方立と、前記既設方立の一側部に設けられた第１既設縦枠と、前記既設方立の他側部に設けられた第２既設縦枠と、を有し、前記新設窓枠は、前記第１既設縦枠に支持された第１縦枠と、前記第２既設縦枠に支持された第２縦枠と、前記第１縦枠の室内側に支持された第１額縁と、前記第２縦枠の室内側に支持された第２額縁と、を有し、前記第１額縁及び前記第２額縁は、それぞれ前記既設方立の室内側見付け面よりも室内側で互いに対向するように突出した突出片を有する。
【０００７】
本発明の第２態様に係る改装建具の施工方法は、既設窓枠に新設窓枠を取り付ける改装建具の施工方法であって、既設方立の一側部に設けられた第１既設縦枠に第１縦枠を支持する工程と、前記既設方立の他側部に設けられた第２既設縦枠に第２縦枠を支持する工程と、前記第１縦枠の室内側に第１額縁を連結し、該第１額縁に設けられた突出片を前記既設方立の室内側見付け面よりも室内側に配置する工程と、前記第２縦枠の室内側に第２額縁を連結し、該第２額縁に設けられた突出片を前記既設方立の室内側見付け面よりも室内側に配置すると共に、前記第１額縁及び前記第２額縁の各突出片を互いに対向するように配置する工程と、を有する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、施工作業の効率を向上させ、施工コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１の実施形態に係る改装建具の横断面図である。
図１に示す改装建具のＦＩＸ窓での縦断面図である。
図１に示す改装建具の引違い窓での縦断面図である。
図１に示す改装建具の既設方立及びその周辺部を拡大した横断面図である。
第１変形例に係る隙間隠し部材及びその周辺部を拡大した横断面図である。
第２変形例に係る隙間隠し部材及びその周辺部を拡大した横断面図である。
第３変形例に係る隙間隠し部材及びその周辺部を拡大した横断面図である。
第１の実施形態に係る改装建具の施工手順の一例を示すフローチャートである。
第２の実施形態に係る改装建具の既設方立及びその周辺部を拡大した横断面図である。
図９に示す改装建具における第１変形例に係る隙間隠し部材及びその周辺部を拡大した横断面図である。
図９に示す改装建具における第２変形例に係る隙間隠し部材及びその周辺部を拡大した横断面図である。
図９に示す改装建具における第３変形例に係る隙間隠し部材及びその周辺部を拡大した横断面図である。
第２の実施形態に係る改装建具の施工手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明に係る改装建具及びその施工方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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