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公開番号2025126669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024023018
出願日2024-02-19
発明の名称ホイップクリーム様組成物
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A23C 9/133 20060101AFI20250822BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】脂肪分が少なくても保形性に優れたホイップクリーム様組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】ヨーグルトとフリーズドライフルーツを混合することで、保形性に優れたホイップクリーム様組成物を提供することができる。ヨーグルトに対するフリーズドライフルーツの好ましい添加量はフリーズドライフルーツのサイズにより異なり、3メッシュオンのフリーズドライフルーツであれば、ヨーグルトに対して5重量%以上添加するのが好ましい。3メッシュパスのフリーズドライフルーツであれば、ヨーグルトに対して1重量%以上添加するのが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フリーズドライフルーツ及びヨーグルトを含むホイップクリーム様組成物。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
3メッシュオンのフリーズドライフルーツ及びヨーグルトを含み、前記フリーズドライフルーツの重量が前記ヨーグルトに対して5重量%以上である、請求項1に記載のホイップクリーム様組成物。
【請求項3】
3メッシュパスのフリーズドライフルーツ及びヨーグルトを含み、前記フリーズドライフルーツの量が前記ヨーグルトに対して1重量%以上である、請求項1に記載のホイップクリーム様組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホイップクリーム様組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、ホイップクリームは生クリームを原料として用い、空気を含ませるように泡立てることで作製される。生クリームには乳脂肪分が多く含まれており、攪拌すると脂肪の粒子が凝集して空気を抱き込むようになる。さらに攪拌し続けると、脂肪の粒子の凝集が進んで網目構造となり、その中に空気が抱き込まれることでホイップクリーム特有のふわふわした泡状になる。そのため、脂肪分が多い生クリームの方がホイップクリームを形成しやすく、ケーキなどの洋菓子に用いられるクリームであれば、乳脂肪分が35%~50%のものが好まれている。
【0003】
一方で、近年は健康志向の高まりから、低カロリー化、低脂肪化が望まれており、脂肪分を低減させたホイップクリームの需要が生まれている。例えば、特許文献1には、水、低ゲル強度の乳清タンパク質、LMペクチン、及び水溶性カルシウム塩を特定の割合で配合することで、油脂含量が30質量%未満でありながら十分な強度や保形性を有するホイップクリームが得られたことが記載されている。また、特許文献2には、油脂、水不溶性食物繊維、蛋白質、乳化剤及び水を特定の割合で配合することで、油脂分が10~40重量%でありながら保形性や口溶け性、風味などに優れたホイップクリームが得られたことが記載されている。
【0004】
その他、生クリームよりも脂質含有量が大幅に少ないヨーグルトを原料に用いたクリームに関する文献として、特許文献3には低メトキシルペクチンを添加して発酵させたヨーグルトと、常温で半固形状の食用油脂とを混和して起泡性クリームが得られたことが記載されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1~3によればカロリーや脂肪を低減できるものの、乳脂肪分が少ないために保形性は満足いくものではなかった。そのため、よりカロリーや脂肪を低減しつつ、生クリームを原料としたホイップクリームに近い保形性を有した代替品が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015―84656号公報
特開2010―193811号公報
特開2008―167683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、脂肪分が少なくても保形性に優れたホイップクリーム様組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の発明者らは、生クリームよりも低脂肪であるヨーグルトを原料に用いて、外観及び食感がホイップクリームに類似したホイップクリーム様組成物を作製するべく鋭意検討した結果、ヨーグルトとフリーズドライフルーツを混合することで、保形性に優れたホイップクリーム様組成物が得られ、ヨーグルトとフリーズドライフルーツの適切な配合比はフリーズドライフルーツのサイズによって異なることを新たに見出し、発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明はフリーズドライフルーツ及びヨーグルトを含む、ホイップクリーム様組成物であることを特徴とする。
【0010】
上記課題解決のため、本発明は、3メッシュオンのフリーズドライフルーツ及びヨーグルトを含み、前記フリーズドライフルーツの重量が前記ヨーグルトに対して5重量%以上であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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