TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025126944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023329
出願日2024-02-20
発明の名称電子機器の監視方法
出願人株式会社国際電気
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250825BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】近い将来において故障が発生する可能性が高いことを検知する。
【解決手段】このモニター用充電素子は、実際の電子機器の電源回路中の電解コンデンサに近接して設置される。VAが略一定である状態から、モニター用充電素子Cに劣化が発生すると、前記のような平滑化の作用が得られにくくなり、VPがLレベルである場合における電圧が低下する。これに対応して、VOUTは図3における左側では前記のようにLレベルで一定であるが、その後にVPがLレベルの期間においてVA<VBとなる期間が発生し、この期間でVOUTはHレベルとなる。このため、このモニター回路1においては、上記の構成によって、モニター用充電素子Cの劣化が大きくなったことを、VOUTがHレベルになった期間が発生したことによって認識することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
充電素子による平滑化が用いられた電源回路を有する電子機器の監視方法であって、
前記充電素子と対応し前記電子機器の近傍に設置されたモニター用充電素子の充放電特性の監視を前記電子機器の運転と共に継続的に行い、前記充放電特性の劣化を認識した場合において警報を発することを特徴とする、電子機器の監視方法。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
一定振幅で繰り返されるパルス信号を発生するパルス生成部と、
当該パルス信号を前記モニター用充電素子に入力させて平滑化した後のモニター信号の電圧と、予め設定された電圧閾値とを比較し、前記モニター信号の電圧が前記電圧閾値よりも低くなった場合に劣化検出信号を発する比較器と、
を具備するモニター回路を用い、前記劣化検出信号が発せられた場合に前記警報を発することを特徴とする請求項1に記載の、電子機器の監視方法。
【請求項3】
前記劣化検出信号が複数回にわたり発せられた場合、又は複数の前記モニター回路が同時に用いられた場合に予め定められた数の前記モニター回路から前記劣化検出信号が発せられた場合に前記警報を発することを特徴とする請求項2に記載の、電子機器の監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、長期間にわたり使用される電子機器の監視方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、地上波デジタル放送用の中継器(中継送信機:サテライト装置)は、地上に設置されてから長期間にわたり使用される。この際、このサテライト装置は一旦設置されてからは、定期点検を行う場合以外においては、無人で継続的に使用される。安定した放送エリアを確保するために、サテライト装置は地上における様々な箇所に設置する必要があり、作業者や点検者のアクセスが容易でない山中等に設置される場合もある。このようなサテライト装置に対しては、定期的に保守(メインテナンス)が行われる。
【0003】
このような電子機器に関しては、故障や経年劣化等に対する監視を自動的に行わせる技術が特に有効となる。例えば特許文献1には、このような監視装置が記載されている。この技術によれば、異常が発生した機器に関する情報を末端のエンドユーザに対して迅速かつ正確に連絡することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-147832号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
定期的に点検を行った場合でも、これによって全ての故障を抑止できるものではなく、定期点検の頻度を高くすれば故障を抑止できる可能性は高くなるが、高コストとなる。また、特許文献1の記載の技術を含め、従来の技術においては、実際に機器に何らかの故障が発生してから、この機器と離間した箇所にいるエンドユーザ等がその内容を理解し、その後に対処を行うことが必要となった。このため、特に前記のように機器がアクセスが困難な場所にある場合には、故障が発生してからの対処が遅くなった。
【0006】
これに対して、実際に故障が発生してからではなく、例えば、現時点では故障は発生していないが故障に繋がる可能性が高い事象が認識され、近い将来において故障が発生する可能性が高いことが認識できれば、故障の発生を予防することができ、特に好ましい。すなわち、近い将来において故障が発生する可能性が高いことを検知し、点検を行うことが好ましいことを通知する技術が望まれた。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、充電素子による平滑化が用いられた電源回路を有する電子機器の監視方法であって、前記充電素子と対応し前記電子機器の近傍に設置されたモニター用充電素子の充放電特性の監視を前記電子機器の運転と共に継続的に行い、前記充放電特性の劣化を認識した場合において警報を発する。
一定振幅で繰り返されるパルス信号を発生するパルス生成部と、当該パルス信号を前記モニター用充電素子に入力させて平滑化した後のモニター信号の電圧と、予め設定された電圧閾値とを比較し、前記モニター信号の電圧が前記電圧閾値よりも低くなった場合に劣化検出信号を発する比較器と、を具備するモニター回路を用い、前記劣化検出信号が発せられた場合に前記警報を発してもよい。
前記劣化検出信号が複数回にわたり発せられた場合、又は複数の前記モニター回路が同時に用いられた場合に予め定められた数の前記モニター回路から前記劣化検出信号が発せられた場合に前記警報を発してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、近い将来において故障が発生する可能性が高いことを検知し、点検を行うことが好ましいことを通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る電子機器の監視方法において用いられるモニター回路の構成を示す図である。
実施の形態に係る電子機器の監視方法において用いられるモニター回路の動作開始時における動作を単純化して示す図である。
実施の形態に係る電子機器の監視方法において用いられるモニター回路の、モニター用充電素子の劣化が生じた際の動作を単純化して示す図である。
実施の形態に係る電子機器の監視方法が適用されるサテライト装置周辺の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社国際電気
試験装置
1か月前
株式会社国際電気
防災システム
4日前
株式会社国際電気
監視システム
6日前
株式会社国際電気
監視システム
1か月前
株式会社国際電気
遠隔監視システム
今日
株式会社国際電気
電子機器の監視方法
1日前
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
非接触電力伝送装置
8日前
株式会社国際電気
ハイブリッドカプラ
15日前
株式会社国際電気
通信システム及び通信方法
5日前
株式会社国際電気
撮像装置の検査方法および検査治具
15日前
株式会社国際電気
データ管理システム及びデータ管理方法
2か月前
個人
永久磁石モーター
今日
個人
充電制御システム
26日前
個人
発電装置
1か月前
個人
電流制御形AC-DC電源
1か月前
株式会社ナユタ
電源装置
26日前
キヤノン株式会社
電源装置
1か月前
個人
移動体を用いる駐車場発電所
4日前
スズキ株式会社
移動システム
26日前
エイブリック株式会社
バッテリ装置
1日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
11日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
29日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
グロメット
25日前
三菱ケミカル株式会社
電池
今日
株式会社ダイヘン
給電装置
27日前
株式会社ダイヘン
移動装置
4日前
富士電機株式会社
整流装置
19日前
個人
回転力発生装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
1か月前
ミツミ電機株式会社
電源回路
1か月前
住友電装株式会社
電気接続箱
14日前
株式会社デンソー
携帯機
25日前
富士電機株式会社
電力変換装置
29日前
ローム株式会社
半導体集積回路
13日前
続きを見る