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公開番号
2025121693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017318
出願日
2024-02-07
発明の名称
半導体集積回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02H
7/20 20060101AFI20250813BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】適切なショート検出が可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】ショート検出回路である地絡検出回路240は、ローサイドトランジスタMLおよびハイサイドトランジスタMHのうち、監視対象の一方MHがオンの期間にイネーブル状態となり、監視対象のトランジスタMHに流れる電流I
MH
がしきい値電流I
THH
を超えると、ショート状態と判定する。しきい値電流I
THH
は、相対的に長い第1期間T
H
の間、相対的に大きい第1値I
TH1
をとり、相対的に短い第2期間T
L
の間、相対的に小さい第2値I
TH2
をとる変動を周期的に繰り返す。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電源ライン、出力ラインおよび接地ラインと、
前記電源ラインと出力ラインの間に接続されたハイサイドトランジスタおよび前記出力ラインと前記接地ラインの間に接続されたローサイドトランジスタを含む出力段と、
前記ローサイドトランジスタおよび前記ハイサイドトランジスタのうち、監視対象の一方がオンの期間にイネーブル状態となり、前記監視対象のトランジスタに流れる電流がしきい値電流を超えると、ショート状態と判定するショート検出回路と、
を備え、
前記しきい値電流は、相対的に長い第1期間の間、相対的に大きい第1値をとり、相対的に短い第2期間の間、相対的に小さい第2値をとる変動を周期的に繰り返す、半導体集積回路。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記出力段のスイッチング周期をTsとするとき、前記第2期間の長さは、1Ts~10Tsである、請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項3】
前記第1期間と第2期間の合計は、0.5ms~1msである、請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項4】
前記ショート検出回路は、
前記監視対象のトランジスタに流れる電流を検出電圧に変換する検出電圧生成回路と、
前記検出電圧を前記しきい値電流を規定するしきい値電圧と比較し、前記検出電圧が前記しきい値電圧を超えると、ショート検出信号を生成する判定回路と、
を含む、請求項1から3のいずれかに記載の半導体集積回路。
【請求項5】
前記第1期間において、第1電圧レベルをとり、前記第2期間において、第2電圧レベルをとるしきい値電圧を生成するしきい値電圧源をさらに備える、請求項4に記載の半導体集積回路。
【請求項6】
前記監視対象のトランジスタはハイサイドトランジスタであり、前記ショート検出回路は、地絡検出を行う、請求項4に記載の半導体集積回路。
【請求項7】
前記検出電圧生成回路は、
前記接地ラインと接続された第1端を有する第1抵抗と、
前記接地ラインと接続された第1端を有する第2抵抗と、
前記第1抵抗の第2端と前記出力ラインの間に接続され、前記ローサイドトランジスタがオンであるときにオンとなる第1スイッチと、
第1電流源と、
前記第1抵抗の前記第2端と接続された第1電極を有し、前記第1電流源と接続された制御電極および第2電極を有するN型の第1トランジスタと、
前記第2抵抗の前記第2端と接続された第1電極を有し、前記第1トランジスタの前記制御電極と接続された制御電極を有するN型の第2トランジスタと、
前記第2トランジスタに流れる電流に比例する検出電流の経路上に設けられた第3抵抗と、
を含み、前記第3抵抗の電圧降下が、前記検出電圧である、請求項6に記載の半導体集積回路。
【請求項8】
前記検出電圧生成回路は、前記第1抵抗の第2端と前記接地ラインの間に接続され、前記ローサイドトランジスタがオフであるときにオンとなる第2スイッチをさらに含む、請求項7に記載の半導体集積回路。
【請求項9】
前記監視対象のトランジスタはローサイドトランジスタであり、前記ショート検出回路は、天絡検出を行う、請求項4に記載の半導体集積回路。
【請求項10】
前記検出電圧生成回路は、
前記電源ラインと接続された第1端を有する第5抵抗と、
前記電源ラインと接続された第1端を有する第6抵抗と、
前記第5抵抗の第2端と前記出力ラインの間に接続され、前記ハイサイドトランジスタがオンであるときにオンとなる第3スイッチと、
第3電流源と、
前記第5抵抗の前記第2端と接続された第1電極を有し、前記第3電流源と接続された制御電極および第2電極を有するP型の第3トランジスタと、
前記第6抵抗の前記第2端と接続された第1電極を有し、前記第3トランジスタの前記制御電極と接続された制御電極を有するP型の第4トランジスタと、
前記第4トランジスタに流れる電流に比例する検出電流の経路上に設けられた第7抵抗と、
を含み、前記第7抵抗の電圧降下が前記検出電圧である、請求項9に記載の半導体集積回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体集積回路に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
D級アンプやDC/DCコンバータ、モータドライバなどの半導体集積回路は、ハイサイドトランジスタとローサイドトランジスタを含むスイッチング回路(インバータ)を備える。
【0003】
スイッチング回路の出力ノードが天絡(電源ラインに対するショート)した状態で、ローサイドトランジスタがオンとなると、ローサイドトランジスタに過電流が流れてしまう。そのため、半導体集積回路には、天絡検出回路が設けられる場合がある。同様に、スイッチング回路の出力ノードが地絡(接地に対するショート)した状態で、ハイサイドトランジスタがオンとなると、ハイサイドトランジスタに過電流が流れてしまう。そのため、半導体集積回路には、地絡検出回路が設けられる場合がある。本明細書において、天絡検出と地絡検出をショート検出と総称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-195535号公報
【0005】
D級アンプやDC/DCコンバータでは、スイッチング回路の出力端子には、出力インダクタおよび出力キャパシタを含むLCフィルタが接続される。スイッチング回路の起動直後は、出力キャパシタの電圧はゼロであり、起動時にスイッチング回路がPWM動作を行うと、LC共振を伴いながら出力キャパシタの充電が行われる。このときに流れるスイッチング回路に流れる電流I
START
(たとえば6.5A)は、通常動作時に流れる電流I
NORM
(たとえば2.5A)よりも大きい。
【0006】
ボンディングワイヤの溶断電流は、連続印加時においてI
MAX(CONT)
、瞬時印加(たとえば1ms)においてI
MAX(INS)
であるとする。たとえばI
MAX(CONT)
は5A、I
MAX(INS)
は10Aである。
【0007】
本発明者は、起動直後の所定期間(起動期間、あるいはミュート期間ともいう)と、起動完了後の通常動作期間とにおいて、ショート検出の判定しきい値I
TH
を異なる電流値とすることを検討した。
【0008】
具体的には、起動期間においては、ショート検出の判定しきい値I
TH(START)
を、I
START
<I
TH(START)
<I
MAX(INS)
)を満たすように高くしておき、通常動作期間においてはショート検出の判定しきい値I
TH(NORM)
を、I
NORM
<I
TH(NORM)
<I
MAX(CONT)
)を満たすように定めたとする。
【0009】
この場合、通常動作期間において、瞬間的に、I
MAX(CONT)
<I<I
MAX(INS)
を満たす電流が流れたときに、ボンディングワイヤの溶断が起きないにもかかわらず、ショート異常と判定されることとなり、過保護となっている。
【0010】
[概要]
本開示は係る状況においてなされたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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