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公開番号
2025127178
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023748
出願日
2024-02-20
発明の名称
バッテリマネージメントシステム
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02J
13/00 20060101AFI20250825BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数の監視回路と双方向通信を行う通信回路が有するメモリのメモリ容量の増加を抑制するバッテリマネージメントシステムを提供する。
【解決手段】バッテリマネージメントシステムは、直列にデイジーチェーンで接続され、それぞれが、組電池に含まれる複数の電池のそれぞれの電圧及び電流の少なくとも一方を測定し、測定した情報を含む特定のデータサイズの測定データを送信するn個(nは2以上の自然数)の測定回路と、n個の測定回路と双方向通信を行う通信回路と、複数の電池のそれぞれを管理するバッテリマネージャと、を備え、通信回路は、測定データを先入れ先出しの順序で一時保存するi個(iは2以上の自然数)の先入れ先出しメモリを含み、それぞれが2以上の測定回路を含むm個(mは2以上の自然数)のグループから時系列順に送信される複数の測定データを先入れ先出しメモリに保存し、保存した当該複数の測定データを、バッテリマネージャに送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
直列にデイジーチェーンで接続され、それぞれが、組電池に含まれる複数の電池のそれぞれの電圧及び電流の少なくとも一方を測定し、測定した情報を含む特定のデータサイズの測定データを送信するn個(nは2以上の自然数)の測定回路と、
n個の前記測定回路と双方向通信を行う通信回路と、
前記複数の電池のそれぞれを管理するバッテリマネージャと、
を備え、
前記通信回路は、
前記測定データを先入れ先出しの順序で一時保存するi個(iは2以上の自然数)の先入れ先出しメモリを含み、
それぞれが2以上の前記測定回路を含むm個(mは2以上の自然数)のグループから時系列順に送信される複数の前記測定データを前記先入れ先出しメモリに保存し、保存した当該複数の測定データを、前記バッテリマネージャに送信する、バッテリマネージメントシステム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記先入れ先出しメモリの数は、n個の前記測定回路の数を1/m倍した数に相当する、請求項1に記載のバッテリマネージメントシステム。
【請求項3】
前記データサイズは、複数の前記電池のそれぞれの前記電圧及び前記電流の少なくとも一方を符号化するのに必要な最小単位のデータ量を含み、
i個の前記先入れ先出しメモリのそれぞれは、前記データ量のk倍(kは2以上の自然数)のメモリ容量を含む、請求項1に記載のバッテリマネージメントシステム。
【請求項4】
n個の前記測定回路を前記デイジーチェーンで前記通信回路に接続し、n個の前記測定回路と前記通信回路が双方向通信を行うための第1通信回線と、
前記通信回路を前記バッテリマネージャに接続し、前記通信回路と前記バッテリマネージャが双方向通信を行うための第2通信回線と、
を備え、
前記第2通信回線のデータ通信速度は、前記第1通信回線のデータ通信速度以上を有する、請求項1に記載のバッテリマネージメントシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリマネージメントシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるバッテリマネージメントシステム(BMS)は、組電池に含まれる複数の電池の電圧(セル電圧)と、複数の電池に流れる電流(セル電流)などを監視する監視回路を複数備える。またBMSは、複数の監視回路のそれぞれと通信を行う通信回路と、組電池を管理するバッテリマネージャとを備えている。
【0003】
従来のBMSでは、電圧検出用の複数の監視回路が、通信回路とリング状に接続、つまりデイジーチェーン接続されて、リング状の回線で、通信回路を介して、バッテリマネージャと単方向通信を行う。一方、電流検出用の監視回路は、デイジーチェーン接続ではなく、直接通信回路に接続されて、バッテリマネージャと双方向通信を行う。
【0004】
電圧検出用の複数の監視回路で測定した電圧の測定データは、単方向通信でバッテリマネージャに送信される。つまり、電圧の測定データは、単方向通信で、FIFO(First-In First Out)に保存されずに(通信回路をスルーして)、バッテリマネージャに送信される。電流検出用の監視回路で測定した電流の測定データは、通信回路内のFIFOに一時的に保存される。つまり、電流の測定データは、FIFOに保存された後、通信回路がバッテリマネージャに送信する。
【0005】
このように従来技術は、複数の監視回路の内、2以上の特定の監視回路が単方向通信することを想定している。つまり、従来技術は、複数の監視回路の内、2以上の特定の監視回路が通信回路及びバッテリマネージャと双方向通信を行う場合の測定データの伝送方法について考慮していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-076890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この対策として、2以上の特定の監視回路が同時に測定データをバッテリマネージャに送信するために、電圧の測定データを含む全ての測定データを、FIFOに一時的に保存することが考えられる。
【0008】
ただし、この場合、監視回路の数が多くなるほど、また1つの監視回路が送信するデータ量が多くなるほど、通信回路が受信する測定データのデータサイズが増加する。このため、通信回路内のFIFOのメモリ容量が増加し、メモリ容量の増加によりバッテリマネージメントシステムの実装面積が増加し得る。このように従来技術は、複数の監視回路と双方向通信を行う通信回路が有するメモリに測定データを一時保存させる上で改善の余地がある。
【0009】
本開示は、上記の事情を踏まえ、複数の監視回路と双方向通信を行う通信回路が有するメモリのメモリ容量の増加を抑制するバッテリマネージメントシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本開示に係るバッテリマネージメントシステムは、直列にデイジーチェーンで接続され、それぞれが、組電池に含まれる複数の電池のそれぞれの電圧及び電流の少なくとも一方を測定し、測定した情報を含む特定のデータサイズの測定データを送信するn個(nは2以上の自然数)の測定回路と、n個の前記測定回路と双方向通信を行う通信回路と、前記複数の電池のそれぞれを管理するバッテリマネージャと、を備え、前記通信回路は、前記測定データを先入れ先出しの順序で一時保存するi個(iは2以上の自然数)の先入れ先出しメモリを含み、それぞれが2以上の前記測定回路を含むm個(mは2以上の自然数)のグループから時系列順に送信される複数の前記測定データを前記先入れ先出しメモリに保存し、保存した当該複数の測定データを、前記バッテリマネージャに送信する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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