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公開番号
2025127233
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023846
出願日
2024-02-20
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社TMEIC
代理人
弁理士法人iX
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250825BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】主回路部に電力変換の動作を行わせる前に、伝送経路の異常を容易に検出できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力の変換を行う主回路部と、伝送経路を介して主回路部と接続され、伝送経路を介して指令信号を主回路部に伝送し、指令信号に対する応答として主回路部から伝送される応答信号を伝送経路を介して受信することにより、主回路部の動作を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、主回路部が電力変換の動作を停止している時に、指令信号に対応する模擬の指令信号の生成を行い、模擬の指令信号を伝送経路を介して主回路部に伝送する信号生成部と、模擬の指令信号を主回路部に伝送した際にも、模擬の指令信号に対応する応答信号が主回路部から伝送されなかった場合に、伝送経路の異常を検出する検出回路と、を有する電力変換装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電力の変換を行う主回路部と、
伝送経路を介して前記主回路部と接続され、前記伝送経路を介して指令信号を前記主回路部に伝送し、前記指令信号に対する応答として前記主回路部から伝送される応答信号を前記伝送経路を介して受信することにより、前記主回路部の動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記主回路部が電力変換の動作を停止している時に、前記指令信号に対応する模擬の指令信号の生成を行い、前記模擬の指令信号を前記伝送経路を介して前記主回路部に伝送する信号生成部と、
前記模擬の指令信号を前記主回路部に伝送した際にも、前記模擬の指令信号に対応する前記応答信号が前記主回路部から伝送されなかった場合に、前記伝送経路の異常を検出する検出回路と、
を有する電力変換装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記主回路部に保護動作を行わせるための保護指令信号を前記指令信号として前記伝送経路を介して前記主回路部に伝送し、
前記信号生成部は、前記保護指令信号に対応する模擬の保護指令信号を前記模擬の指令信号として生成し、前記模擬の保護指令信号を前記伝送経路を介して前記主回路部に伝送し、
前記検出回路は、前記模擬の保護指令信号を前記主回路部に伝送した際にも、前記模擬の保護指令信号に対応する前記応答信号が前記主回路部から伝送されなかった場合に、前記保護指令信号を伝送するための前記伝送経路の異常を検出する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記主回路部の電力変換の動作を制御するための制御指令信号を前記指令信号として前記伝送経路を介して前記主回路部に伝送し、
前記信号生成部は、前記制御指令信号に対応する模擬の制御指令信号を前記模擬の指令信号として生成し、前記模擬の制御指令信号を前記伝送経路を介して前記主回路部に伝送し、
前記検出回路は、前記模擬の制御指令信号を前記主回路部に伝送した際にも、前記模擬の制御指令信号に対応する前記応答信号が前記主回路部から伝送されなかった場合に、前記制御指令信号を伝送するための前記伝送経路の異常を検出する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記信号生成部は、前記主回路部を起動させる時に、前記主回路部の起動の前に、前記模擬の指令信号の生成を行う請求項1記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記信号生成部は、前記主回路部の電力変換の動作の停止時に、前記模擬の指令信号を常時生成する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記信号生成部は、前記主回路部の電力変換の動作の停止時に、前記模擬の指令信号を定期的に生成する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記信号生成部は、外部信号の入力を受け、前記主回路部の電力変換の動作の停止時に、前記外部信号の入力に基づいて前記模擬の指令信号を生成する請求項1記載の電力変換装置。
【請求項8】
別の伝送経路を介して前記制御装置と接続され、前記主回路部の制御に関する制御信号を前記別の伝送経路を介して前記制御装置に伝送する上位制御装置をさらに備え、
前記上位制御装置は、前記主回路部が電力変換の動作を停止している時に、前記制御信号に対応する模擬の制御信号を前記別の伝送経路を介して前記制御装置に伝送し、前記模擬の制御信号を前記制御装置に伝送した際にも、前記模擬の制御信号に対応する応答信号が前記制御装置から伝送されなかった場合に、前記別の伝送経路の異常を検出する請求項1記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電力の変換を行う主回路部と、主回路部の動作を制御する制御装置と、を備えた電力変換装置がある。制御装置は、伝送経路を介して主回路部と接続され、制御指令信号や保護指令信号などの指令信号を伝送経路を介して主回路部に伝送することにより、主回路部の動作を制御する。
【0003】
このような電力変換装置において、伝送経路に異常がある状態で主回路部を動作させてしまうと、主回路部の動作を正常に制御することができなくなり、主回路部の故障などを招いてしまうことが懸念される。
【0004】
例えば、主回路部に保護動作を行わせるための保護指令信号の伝送経路に異常が発生した場合には、装置に何らかの異常が発生して主回路部に保護動作を行わせようとしても、主回路部に適切に保護動作を行わせることができず、主回路部に拡大故障が発生してしまうことが懸念される。
【0005】
また、例えば、主回路部の電力変換の動作を制御するための制御指令信号の伝送経路に異常が発生した場合には、主回路部の電力変換の動作を適切に制御することができず、主回路部に用いられるスイッチング素子などの用品を故障させてしまうことが懸念される。
【0006】
作業員などに伝送経路の点検を行わせることも考えられるが、主回路部の電力変換の動作の停止時などに逐一点検を行わせる方法では、作業員などに手間がかかってしまう。このため、電力変換装置では、主回路部に電力変換の動作を行わせる前に、伝送経路の異常を容易に検出できるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-254017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態は、主回路部に電力変換の動作を行わせる前に、伝送経路の異常を容易に検出できる電力変換装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態によれば、電力の変換を行う主回路部と、伝送経路を介して前記主回路部と接続され、前記伝送経路を介して指令信号を前記主回路部に伝送し、前記指令信号に対する応答として前記主回路部から伝送される応答信号を前記伝送経路を介して受信することにより、前記主回路部の動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記主回路部が電力変換の動作を停止している時に、前記指令信号に対応する模擬の指令信号の生成を行い、前記模擬の指令信号を前記伝送経路を介して前記主回路部に伝送する信号生成部と、前記模擬の指令信号を前記主回路部に伝送した際にも、前記模擬の指令信号に対応する前記応答信号が前記主回路部から伝送されなかった場合に、前記伝送経路の異常を検出する検出回路と、を有する電力変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0010】
主回路部に電力変換の動作を行わせる前に、伝送経路の異常を容易に検出できる電力変換装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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