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公開番号2025130918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028315
出願日2024-02-28
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20250902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】部品点数を低減しながら止水性を確保可能としたワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、複数の電線20と、複数の電線20の各々が貫通される複数の筒状部32を有するグロメット30と、筒状部32の外周を締め付けるように設けられることで電線20と筒状部32との間の液体の通過を阻止する結束部材40とを備える。また、ワイヤハーネス10は、筒状部32同士の間に介在されるスペーサ部材50を備える。結束部材40は、スペーサ部材50と共に複数の筒状部32をまとめて締め付けるように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電線と、
前記複数の電線の各々が貫通される複数の筒状部を有するグロメットと、
前記筒状部の外周を締め付けるように設けられることで前記電線と前記筒状部との間の液体の通過を阻止する結束部材と、
を備えたワイヤハーネスであって、
前記筒状部同士の間に介在されるスペーサ部材を備え、
前記結束部材は、前記スペーサ部材と共に前記複数の筒状部をまとめて締め付けるように設けられている、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記スペーサ部材は、前記筒状部の外周面に沿って面接触する円弧面を有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記スペーサ部材は、前記結束部材の幅方向の両端と係合可能に突出する一対の係合リブを有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記一対の係合リブは、前記筒状部が並ぶ方向と交差する方向の両側に設けられている、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記スペーサ部材は、前記一対の係合リブの先端同士を連結することで前記結束部材を覆う覆い部を有する、
請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記筒状部は、前記結束部材の幅方向の両端と係合可能な一対の係合段差を有する、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記スペーサ部材は、樹脂材からなる、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記結束部材は、樹脂材からなる、
請求項1に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤハーネスとしては、複数の電線と、グロメットとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このグロメットは、パネル等に設けられた固定孔に嵌着可能な嵌着部と複数の電線が貫通される筒状部とを有する。また、複数の電線の延在方向の一部は発泡シートで挟み込まれつつ一つの円柱状にまとめられることで発泡シートと共に円柱部とされる。そして、円柱部は、円柱部の外径寸法よりも内径寸法の小さい筒状部内に配置される。これにより、電線と筒状部との間の液体の通過は阻止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-165061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、円柱部を内径寸法の小さい筒状部内に挿入する通線作業の作業性が悪かった。そこで、例えば、グロメットに複数の電線の各々が貫通される複数の筒状部を設けつつ、結束バンド等の結束部材によって筒状部の外周を締め付ける構成のワイヤハーネスが考えられる。このような、ワイヤハーネスでは、筒状部に電線を通した後に結束部材によって筒状部の外周を締め付けるため、通線作業を容易としながら、止水性を確保することができる。
【0005】
しかし、このようなワイヤハーネスでは、筒状部毎に結束部材を設ける構成とすると、部品点数が増加してしまう。また、単一の結束部材によって複数の筒状部をまとめて締め付ける構成とすると、筒状部同士の間に大きな隙間が生じることによって当該部位で密着性が低下するため、止水性が低下してしまう虞がある。
【0006】
本開示の目的は、部品点数を低減しながら止水性を確保可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のワイヤハーネスは、複数の電線と、前記複数の電線の各々が貫通される複数の筒状部を有するグロメットと、前記筒状部の外周を締め付けるように設けられることで前記電線と前記筒状部との間の液体の通過を阻止する結束部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記筒状部同士の間に介在されるスペーサ部材を備え、前記結束部材は、前記スペーサ部材と共に前記複数の筒状部をまとめて締め付けるように設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本開示のワイヤハーネスによれば、部品点数を低減しながら止水性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部斜視図である。
図2は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。
図3は、一実施形態におけるワイヤハーネスの一部断面図である。
図4は、別例におけるワイヤハーネスの一部斜視図である。
図5は、別例におけるワイヤハーネスの一部分解斜視図である。
図6は、別例におけるワイヤハーネスの一部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]複数の電線と、前記複数の電線の各々が貫通される複数の筒状部を有するグロメットと、前記筒状部の外周を締め付けるように設けられることで前記電線と前記筒状部との間の液体の通過を阻止する結束部材と、を備えたワイヤハーネスであって、前記筒状部同士の間に介在されるスペーサ部材を備え、前記結束部材は、前記スペーサ部材と共に前記複数の筒状部をまとめて締め付けるように設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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