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公開番号2025129444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025116251
出願日2025-07-10
発明の名称冷凍加工連携型農場運用システム
出願人個人
代理人
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20250828BHJP(計算;計数)
要約【課題】収穫後の農作物処理が人手に依存し、加工や衛生対応、輸送コスト、保存効率、販売連携など多方面に課題がある。
【解決手段】本発明は、農作物の状態や用途に応じて冷凍、加熱、洗浄、皮むき、カット等の下処理を自動制御する加工装置群と、処理内容を統括判断するAI制御モジュールを備える農場運用システムである。各処理工程はクラウドで記録管理され、外部の配送業者や販売事業者との搬送連携も可能とする。AIキャラクターによる作業支援機能やモジュール型装置構成により、小規模農家にも導入しやすく、農業現場の負担軽減、加工効率向上、販路拡大、食品ロス削減を同時に実現する。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
農作物を育成・収穫・処理する農場システムにおいて、収穫された農作物を対象として冷凍、加熱、洗浄、皮むき、カット、混合等の下処理を行う複数の加工装置と、前記農作物の状態や用途に応じて処理内容および処理順序を自動的に制御する処理制御モジュールとを備えることを特徴とする、冷凍加工連携型農場運用システム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記処理制御モジュールが、農作物の品種、形状、熟度、用途分類に応じて加工装置の稼働順序や温度条件を動的に切り替える機能を備える、請求項1に記載の農場運用システム。
【請求項3】
前記加工装置が、冷凍装置、真空パック装置、スチーム処理機、急速加熱装置、洗浄ノズル群、皮むきロボット、カッティングマシンのうち複数種から構成される、請求項1または2に記載の農場運用システム。
【請求項4】
前記処理制御モジュールが、用途別の加工テンプレートに基づいて処理フローを自動生成するテンプレート学習機構を備える、請求項1から3のいずれかに記載の農場運用システム。
【請求項5】
前記農場運用システムが、加工処理後の農作物をそのまま冷凍配送ラインまたは冷蔵保存庫に連携搬送する機構を備える、請求項1から4のいずれかに記載の農場運用システム。
【請求項6】
前記加工装置または搬送機構と連動し、クラウド経由で農作物の処理履歴、温度推移、加工内容、保存時間を自動記録・管理するクラウド管理機構を備える、請求項1から5のいずれかに記載の農場運用システム。
【請求項7】
加工工程の途中または完了時に、AIキャラクターが音声または画面表示により農業従事者に対して作業進捗、衛生状態、保存適正等を案内・支援する通知支援機構を備える、請求項1から6のいずれかに記載の農場運用システム。
【請求項8】
複数の加工装置の稼働スケジュールを農作物の収穫量、用途別需要、配送予定時間等に基づいて最適化するスケジューリング機構を備える、請求項1から7のいずれかに記載の農場運用システム。
【請求項9】
加工処理に要した時間・コスト・歩留まり率等のデータを自動収集・分析し、各農作物の加工効率を定量化する評価モジュールを備える、請求項1から8のいずれかに記載の農場運用システム。
【請求項10】
加工処理対象の農作物が外部から搬入されたものである場合、その出荷元、輸送温度、受入時刻等を含むトレーサビリティ情報を自動連携・管理する外部連携モジュールを備える、請求項1から9のいずれかに記載の農場運用システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農作物の収穫後処理に関するものであり、冷凍、加熱、洗浄、皮むき、カット等の多段階下処理を農場内で自動化し、AIによる最適制御および外部との流通連携を実現する農場運用システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、農作物の収穫後処理は農場外の加工施設で実施されることが一般的であり、運搬コストや衛生管理リスク、作業の属人化、処理ロス等が課題であった。また、農作物の状態や用途に応じた柔軟な加工制御や、自動記録・流通連携機構を備える統合的な農場システムは存在していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2006063314A3農業用ロボットによる剪定および収穫制御を開示しているが、収穫後の多段階加工制御には対応していない。
US20130204437A1画像認識型農業支援装置を開示しているが、冷凍や下処理装置との連携や運用制御機構は記載されていない。
US10846843B2農作物の監視プラットフォームを開示しているが、農場内処理および外部連携型運用には非対応である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
農作物の収穫後における加工工程を農場内で一括処理し、用途や状態に応じて最適な下処理を自動制御するとともに、保存・搬送・外部供給までを含む統合的な運用システムを提供することで、農業従事者の負担軽減、食品ロス削減、販路拡張および品質向上を同時に実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の冷凍加工連携型農場運用システムは、農作物に対して冷凍、加熱、洗浄、皮むき、カット、混合等の複数の処理を行う加工装置群と、それらを統括制御する処理制御モジュールを備える。
【0006】
加工装置群は、冷凍装置、真空包装機、スチーム処理装置、皮むきロボット、洗浄機、カッター、混合機などの構成ユニットからなり、対象農作物の品種、状態、用途等に応じて装置の選定および処理順序を動的に変更可能である。
【0007】
処理制御モジュールは用途別テンプレートまたは学習済みモデルを活用し、各農作物に対する最適な加工条件(温度、時間、順序等)を自動選定し、装置群を一括制御する。
【0008】
加工後の農作物は、冷凍保存庫または冷蔵配送ラインへ自動搬送され、処理内容、時間、保存状態、出荷先等の情報をクラウドに記録・管理するクラウド連携機構を備える。
【0009】
さらに、AIキャラクターが現場作業者に対して音声または画面表示により、作業手順、衛生管理、異常検知、進捗状況等を案内する通知支援機構を備え、作業負担の軽減および品質保持を支援する。
【0010】
本システムは、処理効率、作業コスト、歩留まり率等の定量データを自動収集し、農作物別の加工評価を可視化する統計分析機能を有し、農業経営判断や需給調整に活用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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