TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025135040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032183
出願日2024-03-04
発明の名称システム及びプログラム
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250909BHJP(計算;計数)
要約【課題】 聴覚障害者にとって手話通訳を気軽に利用することができ、手話通訳者にとっても働きやすい環境を提供する
【解決手段】 会場1で発話する話者5の発話する声を所定のマイクで取得し、取得した音声データをインターネット・公衆回線等のネットワークを利用して手話通訳者4に送信する。手話通訳者は、受信した音声を聞きながら、ビデオカメラ7の前でその音声に対応する手話をし、撮影した手話通訳映像を、ネットワークを介して会場にいるユーザ2の端末に送信する。端末は、出力装置の一つであるスマートグラス6に手話通訳映像を表示する。スマートグラスはシースルー型のため、ユーザは、スマートグラスを通して話者の表情等を確認しながら、手話通訳映像を見て、発話の内容を理解できる。発話の音声データをテキスト化し、字幕としてスマートグラスに表示する。手話通訳者は、遠隔地にいて対応できるため、活動範囲が広がる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
話者の音声を取得する音声入力手段と、
前記音声入力手段が取得した音声データを、手話通訳者側に配置される第2端末に向けて送信する送信手段と、
前記第2端末から送られてくる前記手話通訳者が行う手話通訳映像を受信し、スマートグラスの第1表示領域に表示する制御手段を備えたシステム。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記音声データに基づき生成されたテキスト情報を取得し、前記スマートグラスの第2表示領域に表示する機能を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記音声データを音声認識してテキスト情報を作成し、前記スマートグラスの第2表示領域に表示する機能を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記音声データに基づいてAI手話通訳を行うアバターを取得し、前記第1表示領域に表示する機能を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記音声入力手段は、前記制御手段及び前記送信手段を備える第1端末と別体で構成される補聴器により構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記スマートグラスを備え、
前記スマートグラスは、前記音声データを音声認識してテキスト情報を作成し、前記スマートグラスの第2表示領域に表示する機能を備える請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載のシステムの前記制御手段の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
【請求項8】
請求項1から6のいずれかに記載のシステムを利用する聴覚障害者と手話通訳者のマッチングをとるためのシステムであって、
前記聴覚障害者に関する情報を記憶する聴覚障害者データベースと、
前記手話通訳者に関する情報を記憶する手話通訳者データベースと、
前記聴覚障害者からの申請を受け付けると、前記聴覚障害者データベースと前記手話通訳者データベースをアクセスし、その申請を受け付けた聴覚障害者に適した手話通訳者を選択する第2制御手段とを備え、
前記第2制御手段は、手話方言に基づき前記適した手話通訳者を選択する機能を備えるシステム。
【請求項9】
前記第2制御手段は、前記選択した手話通訳者に対し手話通訳の依頼する打診メッセージを送信する機能と、前記打診メッセージに対する回答を受け付けた際に、その回答の内容に応じた処理を行う機能を備える請求項8に記載のシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、システム及びプログラムに関し、例えば、聴覚障害者に対して適切な情報(話者の発話の内容や、手話通訳者の情報等)を提供する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
聴覚障害者は、補聴器や手話を利用して人とコミュニケーションをとっている。重度難聴者は補聴器をつけても人の声がほぼ聞き取れないため、手話等を用いてコミュニケーションを取る必要がある。
【0003】
手話を利用したコミュニケーションをとる場合、聴覚障害者とコミュニケーションを取る相手も手話が理解できる必要がある。仮に相手が手話を使えない人の場合、例えば相手の発話を聞いて手話をする手話通訳者を用意し、聴覚障害者は、手話通訳者を介して相手の発話の内容を理解することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、講演会・セミナーのように卓話者・講師が聴衆に向けて説明するケース、美術館や博物館などで説明員から説明を受けるケースでは、説明する人は専ら自ら発話するだけで、並行して手話で説明することはない場合が多い。また、聴覚障害者が参加することを想定し、施設側で手話通訳者を用意することは少ない。また、美術館などでは、予め録音した音声ガイドを再生し解説することが行われており、このような施設では、手話通訳者は滞在していない。
【0005】
そのため、上記のようなケースで音声による発話の内容を理解しようとした場合、聴覚障害者が、自分で手話通訳者を手配する必要がある。しかし、手話通訳者自体が少なく、自分の都合・状況に合った手話通訳者を手配するのは容易ではなく、仮に、適切な手話通訳者が見つかったとしても、会場まで出張してもらうことも相まって利用料は高額となる。よって、気軽に利用することができない。また、公的手話通訳の派遣が利用できれば利用コストを下げることはできるが、申請ルールが厳しく、適用範囲も狭いので十分な利用ができない。
【0006】
また、例えば、教育施設で授業を受ける場合、役所などの窓口で手続きを行う場合、医療機関で診察を受ける場合、公共交通機関を利用する場合等、口頭・音声で説明を受けることは日常的に多発し、その都度手話通訳者を手配し、聴覚障害者に同行してもらうのは現実的でない。
【0007】
このように、現在の社会は、聴覚障害者の情報保障を制限し、社会的な孤立を招いている。そのため、聴覚障害者の情報報償を拡充し、聴覚障害者が社会的な孤立するのを解消する必要があるという課題もある。
【0008】
上述した課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、本発明は、必ずしも記載した課題の全てを解決できる必要はなく、少なくとも一つの課題が解決できればよい。またこの課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明のシステムは、話者の音声を取得する音声入力手段と、前記音声入力手段が取得した音声データを、手話通訳者側に配置される第2端末に向けて送信する送信手段と、前記第2端末から送られてくる前記手話通訳者が行う手話通訳映像を受信し、スマートグラスの第1表示領域に表示する制御手段を備えて構成するとよい。
【0010】
(2)前記制御手段は、前記音声データに基づき生成されたテキスト情報を取得し、前記スマートグラスの第2表示領域に表示する機能を備えるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
裁判のAI化
2か月前
個人
工程設計支援装置
1か月前
個人
情報処理システム
2か月前
個人
フラワーコートA
1か月前
個人
為替ポイント伊達夢貯
23日前
個人
冷凍食品輸出支援構造
23日前
個人
介護情報提供システム
1か月前
個人
携帯情報端末装置
1か月前
個人
設計支援システム
2か月前
個人
表変換編集支援システム
16日前
個人
設計支援システム
2か月前
個人
知財出願支援AIシステム
23日前
個人
結婚相手紹介支援システム
1か月前
個人
パスワード管理支援システム
16日前
個人
行動時間管理システム
18日前
個人
AIによる情報の売買の仲介
25日前
株式会社カクシン
支援装置
2か月前
株式会社アジラ
進入判定装置
29日前
個人
アンケート支援システム
1か月前
個人
システム及びプログラム
9日前
個人
AIキャラクター制御システム
16日前
日本精機株式会社
施工管理システム
25日前
個人
海外支援型農作物活用システム
8日前
個人
パスポートレス入出国システム
29日前
個人
SaaS型勤務調整支援システム
16日前
個人
人格進化型対話応答制御システム
16日前
個人
社会還元・施設向け供給支援構造
16日前
個人
音声対話型帳票生成支援システム
16日前
個人
冷凍加工連携型農場運用システム
23日前
大阪瓦斯株式会社
住宅設備機器
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
16日前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
1か月前
個人
食事受注会計処理システム
1か月前
大同特殊鋼株式会社
疵判定方法
2日前
個人
未来型家系図構築システム
8日前
続きを見る