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公開番号2025129452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025116741,2020191927
出願日2025-07-10,2020-11-18
発明の名称眼科装置及び画像処理方法
出願人株式会社ニコン
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A61B 3/10 20060101AFI20250828BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】眼底の血管の状態を測定する眼科装置及び画像処理方法を提示する。
【解決手段】血管弾性率測定装置は、被検眼に音響放射力を印加する超音波照射部と、前記被検眼の眼底の断層画像を取得する断層画像取得部と、前記超音波照射部から第1出力で超音波を前記被検眼に照射した状態で前記眼底の第1断層画像を取得すると共に、前記超音波照射部から前記第1出力と異なる第2出力で超音波を前記被検眼に照射した状態で前記眼底の第2断層画像を取得するように前記超音波照射部及び前記断層画像取得部を制御し、前記第1断層画像と前記第2断層画像とに基づいて、前記眼底の血管の弾性率を算出する制御部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼に超音波を印加する超音波照射部と、
前記被検眼の断層画像を取得する断層画像取得部と、
前記超音波照射部から第1出力の第1超音波を前記被検眼に照射した状態で前記被検眼の第1断層画像を取得すると共に、前記超音波照射部から前記第1出力と異なる第2出力の第2超音波を前記被検眼に照射した状態で前記被検眼の第2断層画像を取得するように前記超音波照射部及び前記断層画像取得部を制御し、前記第1断層画像と前記第2断層画像との比較から、前記被検眼の血管の弾性率を算出する制御部と、
を含む眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、眼科装置及び画像処理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、被検眼の緑内障発症のおそれを予測する発明が開示されている。被検眼の緑内障などの疾患を予測するために眼底の血管の状態を測定することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第8137271号明細書
【発明の概要】
【0004】
本開示の技術の第1の態様の眼科装置は、被検眼に超音波を印加する超音波照射部と、前記被検眼の断層画像を取得する断層画像取得部と、前記超音波照射部から第1出力で第1超音波を前記被検眼に照射した状態で前記被検眼の第1断層画像を取得すると共に、前記超音波照射部から前記第1出力と異なる第2出力で第2超音波を前記被検眼に照射した状態で前記被検眼の第2断層画像を取得するように前記超音波照射部及び前記断層画像取得部を制御し、前記第1断層画像と前記第2断層画像とに基づいて、前記被検眼の血管の弾性率を算出する制御部と、を含む。
【0005】
本開示の技術の第2の態様の画像処理方法は、超音波照射部から第1出力で第1超音波を被検眼に照射した状態で前記被検眼の第1断層画像を取得することと、前記超音波照射部から前記第1出力と異なる第2出力で第2超音波を前記眼底に照射した状態で前記被検眼の第2断層画像を取得することと、前記第1断層画像と前記第2断層画像とに基づいて、前記被検眼の血管の弾性率を算出することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1の実施形態に係る眼科システム100のブロック図である。
第1の実施形態に係る眼科装置110の全体構成を示す図である。
眼科装置110のCPU15Aにおいて、画像処理プログラムによって実現される機能の説明図である。
本発明の第1の実施形態における網膜血管の弾性率測定処理を示したフローチャートである。
被検眼12への超音波照射を示した概略図である。
被検眼12の網膜血管に対する超音波照射の効果を示した説明図である。
血管壁の硬化の違いによるヤング率、血管の変位、血管のひずみの違いを示したストレインイメージングの説明図である。
図4のステップ512の血管の弾性率算出処理を示したフローチャートである。
動脈硬化により、抹消側に伸展した動脈が、血管壁を介して静脈を引っ張るために、静脈が弓なりに湾曲した状態を示した概略図である。
動脈硬化が進み、不透明になった動脈の血管壁が交叉部の静脈を隠してしまい、静脈の血流が途絶えたように見える状態を示した概略図である。
動脈硬化が進んだ動脈の血管壁が静脈の血流を隠し、交叉部の静脈の先端が細くなっているように見える状態を示した概略図である。
動脈硬化で厚くなった動脈の血管壁が、静脈の血流を妨げている状態を示した概略図である。
ビューワ150のディスプレイに表示される表示画像を示した概略図である。
本発明の第2の実施形態に係る眼科装置210の構成を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
図1は、眼科システム100の構成を示したブロック図である。図1に示すように、眼科システム100は、眼科装置110と、サーバ装置(以下、「サーバ」という)140と、表示装置(以下、「ビューワ」という)150と、を備えている。眼科装置110は、眼底画像を取得する。サーバ140は、眼科装置110によって複数の患者の眼底が撮影されることにより得られた複数の眼底画像を、患者のIDに対応して記憶する。ビューワ150は、サーバ140により取得した眼底画像や解析結果を表示する。
【0008】
眼科装置110は、被検眼の撮影を行うための装置であり、被検眼の後眼部や前眼部を撮影し、眼底画像や前眼部画像を取得する。そして、被検眼の被検眼の断層画像を取得する光干渉断層計(OCT:Optical Coherence Tomography)を備えている。OCTだけでなく、眼底カメラ、走査型レーザ検眼鏡(SLO:Scanning Laser Ophthalmoscope)などの他のモダリティを組み合わせた装置であってもよい。
【0009】
サーバ140は、眼科装置110によって撮影された被検眼の画像を、患者のIDに対応して記憶する。ビューワ150は、サーバ140により取得したデータ(被検眼の画像、診断を支援するための解析結果等)を表示する。
【0010】
眼科装置110、サーバ140、ビューワ150は、ネットワーク130を介して、相互に接続されている。ビューワ150は、クライアントサーバシステムにおけるクライアントであり、ネットワークを介して複数台が接続される。また、サーバ140も、システムの冗長性を担保するために、ネットワークを介して複数台が接続されていてもよい。又は、眼科装置110が画像処理機能及びビューワ150の画像閲覧機能を備えるのであれば、眼科装置110がスタンドアロン状態で、眼底画像の取得、画像処理及び画像閲覧が可能となる。また、サーバ140がビューワ150の画像閲覧機能を備えるのであれば、眼科装置110とサーバ140との構成で、眼底画像の取得、画像処理及び画像閲覧が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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