TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025130145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027121
出願日2024-02-27
発明の名称スクレーパ
出願人株式会社コマツレンタル宮崎
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類E02F 9/28 20060101AFI20250901BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】舗装道路のアスファルト層を剥離する作業の効率向上を図る。
【解決手段】スクレーパ10は、パワーショベル30のブーム31の先端部に揺動可能に設けたバケット36の方形をなす開口縁部37のうち、バケット36の揺動支持軸35と平行な先端縁部38に配置される部材であって、先端縁部38に対して着脱可能なカプラ11と、舗装道路Rのアスファルト層Aを剥離することが可能な切削刃21とを備え、アスファルト層Aを剥離する状態の切削刃21を舗装道路Rと直角に視たときに、切削刃21が先端縁部38に対して斜め方向を向いている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
パワーショベルのブームの先端部に揺動可能に設けたバケットの方形をなす開口縁部のうち、前記バケットの揺動支持軸と平行な先端縁部に配置されるスクレーパであって、
前記先端縁部に対して着脱可能なカプラと、
舗装道路のアスファルト層を剥離することが可能な切削刃とを備え、
前記アスファルト層を剥離する状態の前記切削刃を前記舗装道路と直角に視たときに、前記切削刃が前記先端縁部に対して斜め方向を向いているスクレーパ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記カプラは、前記バケットに対して前記先端縁部から前記バケットの外方へ突出した形態で取り付けられるようになっており、
前記切削刃は、前記カプラとは別体の部品である切削板に形成され、
前記切削板と前記カプラとが溶接によって固着されており、
前記切削刃が、前記カプラの突出端よりも突出方向前方に配置されている請求項1に記載のスクレーパ。
【請求項3】
前記カプラの前記突出端が、前記カプラの突出方向と平行な方向において、前記切削板の中央よりも前記切削刃に近い位置に配置されている請求項2に記載のスクレーパ。
【請求項4】
前記カプラは、前記バケットに対して前記先端縁部から前記バケットの外方へ突出した形態で取り付けられるようになっており、
前記切削刃は、前記カプラとは別体の部品である切削板に形成され、
前記切削板と前記カプラとが溶接によって固着されており、
前記切削板と前記カプラとの溶接部は、前記カプラの突出方向と平行な方向において離隔した複数箇所に配置されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスクレーパ。
【請求項5】
複数の前記溶接部の間の領域では、前記切削板と前記カプラとの対向面同士の間にクリアランスが確保されている請求項4に記載のスクレーパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、舗装道路のアスファルト層を剥離するためのスクレーパに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、劣化や耐震性向上の要請に基づく道路舗装面の改装工事において、舗装面のアスファルト層を剥離することが可能な装置が開示されている。この装置は、剥離対象部に形成した複数の穴に差し込まれる複数のピンと、1つの穴に挿入したピンを別の穴に挿入したピンに対して接近又は離間方向に移動させる移動手段とを備えている。この2本のピンを接近・離間するように相対移動させることによって、剥離対象部のうち2本のピンの間の部位を破砕するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-067143号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の装置では、剥離対象部のうち2本のピンの間の比較的狭い部分を細かく砕くようになっている。狭い領域を破砕する工程には時間がかかり、しかも、破砕の工程を繰り返す工数が増えるため、作業効率が良くない。
【0005】
本開示のスクレーパは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、舗装道路のアスファルト層を剥離する作業の効率向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のスクレーパは、
パワーショベルのブームの先端部に揺動可能に設けたバケットの方形をなす開口縁部のうち、前記バケットの揺動支持軸と平行な先端縁部に配置されるスクレーパであって、
前記先端縁部に対して着脱可能なカプラと、
舗装道路のアスファルト層を剥離することが可能な切削刃とを備え、
前記アスファルト層を剥離する状態の前記切削刃を前記舗装道路と直角に視たときに、前記切削刃が前記先端縁部に対して斜め方向を向いている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、舗装道路のアスファルト層を剥離する作業の効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、パワーショベルのバケットにスクレーパを取り付けてアスファルト層を剥離している状態をあらわす側面図である。
図2は、スクレーパによってアスファルト層を剥離している状態をあらわす部分拡大断面図である。
図3は、バケットのアダプターにスクレーパを取り付けた状態をあらわす正面図である。
図4は、バケットのアダプターにスクレーパを取り付けた状態をあらわす背面図である。
図5は、バケットのアダプターにスクレーパを取り付けた状態をあらわす右側面図である。
図6は、バケットのアダプターにスクレーパを取り付けた状態をあらわす左側面図である。
図7は、図3のX-X線断面図である。
図8は、アスファルト層を剥離する状態のスクレーパの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の実施形態を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示のスクレーパは、
(1)パワーショベルのブームの先端部に揺動可能に設けたバケットの方形をなす開口縁部のうち、前記バケットの揺動支持軸と平行な先端縁部に配置されるスクレーパであって、前記先端縁部に対して着脱可能なカプラと、舗装道路のアスファルト層を剥離することが可能な切削刃とを備え、前記アスファルト層を剥離する状態の前記切削刃を前記舗装道路と直角に視たときに、前記切削刃が前記先端縁部に対して斜め方向を向いている。
【0010】
本開示の構成によれば、舗装道路のアスファルト層を切削刃によって剥離する際には、切削刃をアスファルト層に食い込ませた状態で、バケットをその先端縁部と直交する方向に移動させる。本開示のスクレーパを用いれば、アスファルト層を細かく粉砕せずに、破片の状態のまま剥離していくことができるので、舗装道路のアスファルト層を剥離する作業の効率向上を図ることができる。切削刃がスクレーパの移動方向に対して斜め方向を向いているので、剥離したアスファルト層の破片は、切削刃の傾斜に沿って斜め方向へ滑るように移動してスクレーパの側方へ押し出される。これにより、スクレーパに残留するアスファルト層の破片の量が少なくなるので、アスファルト層を剥離する際にスクレーパに作用する抵抗を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
大都市防災設備
25日前
大成建設株式会社
新設構造物
1か月前
株式会社武井工業所
積みブロック
5日前
個人
水底地盤の天地返し工法と専用作業船
27日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
20日前
株式会社大林組
基礎構造
27日前
日立建機株式会社
作業機械
3日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
1か月前
有限会社冨永総業
キャンプ用ペグ抜きハンマー
23日前
株式会社地盤改良堀田
基礎杭の設置方法
24日前
住友金属鉱山株式会社
タンク設置用基礎
20日前
株式会社フジタ
掘削機
4日前
有限会社 櫂設計事務所
掘削・撹拌具
11日前
株式会社山幸総建
シートパイルの土砂除去具
25日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
24日前
個人
日本列島都市防災設備又は日本列島大都市防災設備
19日前
アロン化成株式会社
排水管通気設備
25日前
株式会社武井工業所
積みブロック用基礎ブロック
5日前
日本車輌製造株式会社
建設機械の組立方法
20日前
アクアインテック株式会社
メーターボックスの蓋
1か月前
株式会社小松製作所
作業機械
5日前
日立建機株式会社
作業機械
19日前
株式会社トラバース
地盤改良ユニット及び地盤改良機
4日前
戸田建設株式会社
基礎構造
20日前
株式会社小松製作所
作業機械
12日前
JFEスチール株式会社
モノパイル
13日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
9日前
株式会社大林組
地盤評価方法及び地盤評価システム
20日前
株式会社高脇基礎工事
鋼矢板割り治具
20日前
株式会社小松製作所
路面整備システム
4日前
豊国工業株式会社
膜状起伏ゲート
4日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
4日前
鹿島建設株式会社
洗掘防止部材設置システム、洗掘防止部材設置方法
18日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
1か月前
株式会社コマツレンタル宮崎
スクレーパ
6日前
ウチノ看板株式会社
ポール工作物及びポール工作物の設置方法
6日前
続きを見る