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公開番号2025131123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028662
出願日2024-02-28
発明の名称旋削工具
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B23B 27/00 20060101AFI20250902BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】加工面に対して距離センサを近接させ、加工面までの距離の測定を高精度で行うことができる旋削工具を提供する。
【解決手段】旋削工具1は、工具軸Jに沿って延び、工具軸Jに沿った軸方向Djの一方側Dj1の先端部に台座24を有するヘッド部21、および、ヘッド部21に対し軸方向Djの他方側Dj2の基端部に設けられた取付部22、を有する工具本体2と、台座24に着脱可能に取り付けられる切削インサート4と、工具本体2に設けられ、切削インサート4により切削加工された被削材100の加工面100mまでの距離を検出する径方向距離センサ32と、を備え、径方向距離センサ32は、軸方向Djにおいて切削インサート4と重なる位置に設けられるとともに、軸方向Djから見て、工具軸Jと切削インサート4の切刃42とを結ぶ線Lに対し、センサ軸32cが0°<α<90°となる傾斜角αで傾斜して設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
工具軸に沿って延び、前記工具軸に沿った軸方向の一方側の先端部に台座を有するヘッド部、および、前記ヘッド部に対し軸方向の他方側の基端部に設けられた取付部、を有する工具本体と、
前記台座に着脱可能に取り付けられる切削インサートと、
前記工具本体に設けられ、前記切削インサートにより切削加工された被削材の加工面までの距離を検出する距離センサと、を備え、
前記距離センサは、
軸方向において前記切削インサートと重なる位置に設けられるとともに、
前記軸方向から見て、前記工具軸と前記切削インサートの切刃とを結ぶ線に対し、センサ軸が0°<α<90°となる傾斜角αで傾斜して設けられている、
旋削工具。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記距離センサは、前記台座に対して前記工具軸回りの周方向に連なる前記ヘッド部の外周面において、前記距離センサの先端部が設けられた位置における前記外周面の接線方向に対して直交する方向に、前記センサ軸が延びるように設けられている、
請求項1に記載の旋削工具。
【請求項3】
前記距離センサは、前記ヘッド部に前記切削インサートを固定する固定ネジとの干渉を避ける位置に設けられている、
請求項1または2に記載の旋削工具。
【請求項4】
前記傾斜角αは、10°<α<30°である、
請求項1または2に記載の旋削工具。
【請求項5】
前記取付部は、工作機械のタレットに装着されるホルダに固定可能である、
請求項1または2に記載の旋削工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、旋削工具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
旋盤やマシニングセンター等の工作機械においては、切削工具の切刃の状態等を確認するため、センサ等の電子部品を切削工具に備えることがある。特許文献1では、工具軸に沿って延び、先端部に台座を有する工具本体と、台座に着脱可能に取り付けられる切削インサートと、工具本体に設けられ、径方向の外側を測定方向とする距離センサと、を備える構成が開示されている。距離センサは、切削インサートに対し、工具軸を挟んで反対側に設けられている。この構成では、距離センサは、切削インサートにより加工した、径方向の内側を向く加工面(内径面)までの距離を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-151384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構成においては、距離センサとして、例えば渦電流センサが用いられる。渦電流センサは、検知範囲が数mmと狭いため、測定を行う際には、加工面に対し、距離センサを、その検知範囲内に近接させる必要がある。
しかしながら、工作機械的の構造、加工面の内径等によっては、切削インサートに対して工具軸を挟んで反対側に設けられた距離センサを、加工面に近接させることができないことがある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、加工面に対して距離センサを近接させ、加工面までの距離の測定を高精度で行うことができる旋削工具を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の旋削工具の一つの態様は、工具軸に沿って延び、前記工具軸に沿った軸方向の一方側の先端部に台座を有するヘッド部、および、前記ヘッド部に対し軸方向の他方側の基端部に設けられた取付部、を有する工具本体と、前記台座に着脱可能に取り付けられる切削インサートと、前記工具本体に設けられ、前記切削インサートにより切削加工された被削材の加工面までの距離を検出する距離センサと、を備え、前記距離センサは、軸方向において前記切削インサートと重なる位置に設けられるとともに、前記軸方向から見て、前記工具軸と前記切削インサートの切刃とを結ぶ線に対し、センサ軸が0°<α<90°となる傾斜角αで傾斜して設けられている。
【0007】
本発明の旋削工具の一つの態様によれば、距離センサが、軸方向から見て、工具軸と切削インサートの切刃とを結ぶ線に対し、センサ軸が0°<α<90°となる傾斜角αで傾斜して設けられているので、切削インサートと距離センサとが、工具軸に対して同じ側に配置されている。これにより、工作機械的の構造、加工面の内径等に関わらず、切削インサートにより加工された被削材の加工面に対し、距離センサを近接させることができる。したがって、加工面に対して距離センサを近接させ、加工面までの距離の測定を高精度で行うことができる。
【0008】
上記旋削工具において、前記距離センサは、前記台座に対して前記工具軸回りの周方向に連なる前記ヘッド部の外周面において、前記距離センサの先端部が設けられた位置における前記外周面の接線方向に対して直交する方向に、前記センサ軸が延びるように設けられていてもよい。
【0009】
この場合、距離センサが、ヘッド部の外周面において、距離センサの先端部が設けられた位置における外周面の接線方向に対して直交する方向に、センサ軸が延びるように設けられているので、加工面に対してセンサ軸が傾くのを抑え、距離センサに対して周方向の一方側と他方側とで、加工面までの距離が大きく異なるのを抑えることができる。これにより、加工面までの距離の測定精度が低下することが抑えられる。
【0010】
上記旋削工具において、前記距離センサは、前記ヘッド部に前記切削インサートを固定する固定ネジとの干渉を避ける位置に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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