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公開番号2025131167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028722
出願日2024-02-28
発明の名称コーティング組成物
出願人サカタインクス株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C09D 133/22 20060101AFI20250902BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】バイオマス由来の樹脂を用いながら、接着性、耐溶剤性、耐スクラッチ性、及び、耐ブロッキング性に優れ、かつ、塗膜外観を損なわない塗膜を形成することができるコーティング組成物を提供する。
【解決手段】バイオマス由来のアクリル樹脂、アマイド、ワックス、及び、多官能イソシアネート系硬化剤を含有し、上記アクリル樹脂は、水酸基を含有し、かつ、モノマー成分として炭素数12~20の飽和脂肪族アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含有し、上記アマイドの炭素数が14以下であり、上記ワックスの平均粒子径が8μm以下であり、セルロース系樹脂の含有量が、全固形分に対して35質量%以下であるコーティング組成物。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
バイオマス由来のアクリル樹脂、アマイド、ワックス、及び、多官能イソシアネート系硬化剤を含有し、
前記アクリル樹脂は、水酸基を含有し、かつ、モノマー成分として炭素数12~20の飽和脂肪族アルコールでエステル化した(メタ)アクリル酸エステルを含有し、
前記アマイドの炭素数が14以下であり、
前記ワックスの平均粒子径が8μm以下であり、
セルロース系樹脂の含有量が、全固形分に対して35質量%以下である
コーティング組成物。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記アクリル樹脂は、ガラス転移温度が50℃以上100℃以下である請求項1に記載のコーティング組成物。
【請求項3】
前記アクリル樹脂は、重量平均分子量が20000以上80000以下である請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
【請求項4】
前記アクリル樹脂の含有量は、全固形分に対して60質量%以上90質量%以下である請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
【請求項5】
前記アマイドは、ラウリン酸アミドである請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
【請求項6】
前記アマイドの含有量は、全固形分に対して1質量%以上15質量%以下である請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
【請求項7】
印刷層上に塗工され、前記印刷層は、ポリウレタン系樹脂を含有する請求項1又は2に記載のコーティング組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コーティング組成物に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
アクリル樹脂を含有するコーティング剤を、印刷層の上にオーバーコートする技術は公知である。
【0003】
例えば、特許文献1には、シーラント基材表面の少なくとも一部に設けられた印刷層の上に透明保護層を形成するための、少なくともバインダー樹脂を含む水性のオーバーコート剤であって、上記バインダー樹脂が、水性(メタ)アクリル樹脂を含み、上記バインダー樹脂における固形分の全質量を基準として、上記水性(メタ)アクリル樹脂の含有量が40質量%以上であり、かつ上記バインダー樹脂に含まれる環構造の割合が0.5~30質量%である、オーバーコート剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-005160公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境問題の観点から、バイオマス化の要請にともない、オーバーコート剤についてもバイオマス由来材料を使用する機運が高まっている。
【0006】
特許文献1に記載の発明では、バイオマス化に関する検討は十分にされていなかった。
【0007】
そこで本発明では、バイオマス由来の樹脂を用いながら、接着性、耐溶剤性、耐スクラッチ性、及び、耐ブロッキング性に優れ、かつ、塗膜外観を損なわない塗膜を形成することができるコーティング組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、コーティング組成物に含有されるバインダー樹脂としてバイオマス由来のアクリル樹脂を使用することを検討した。
【0009】
しかしながら、バイオマス由来のアクリル樹脂は、樹脂全体の極性が比較的低く、比較的高極性であるセルロース系樹脂と混和しにくいといった問題があり、セルロース系樹脂を用いた場合には、接着性、耐溶剤性、耐スクラッチ性、及び、耐ブロッキング性に優れ、かつ、塗膜外観を損なわないといった諸性能を塗膜に付与するのが困難であるといった課題があることを見出した。
【0010】
本発明者は更に鋭意検討した結果、バイオマス由来のアクリル樹脂、特定のアマイド、特定のワックス、及び、多官能イソシアネート系硬化剤を含有することにより、上述した課題を全て解決できることを見出し、本発明を完成した。
(【0011】以降は省略されています)

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