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公開番号2025132586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030252
出願日2024-02-29
発明の名称グラビア又はフレキソインキ
出願人artience株式会社
代理人
主分類C09D 11/102 20140101AFI20250903BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、貯蔵安定性、ラミネートした場合のラミネート強度及びヒートシール強度、並びに印刷時の版かぶり性及び版詰まり性に優れるグラビア又はフレキソインキを提供することを課題とする。
【解決手段】上記課題は、顔料と、ポリウレタン樹脂と、塩化ビニル共重合樹脂及び/又はセルロース系樹脂と、酸性化合物と、を含有するグラビア又はフレキソインキであって、前記酸性化合物が、ポリエーテル及び/又はポリエステル由来の構造を有するブロックコポリマーを含むことを特徴とする、グラビア又はフレキソインキによって解決できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
顔料と、ポリウレタン樹脂と、塩化ビニル共重合樹脂及び/又はセルロース系樹脂と、酸性化合物と、を含有するグラビア又はフレキソインキであって、
前記酸性化合物が、ポリエーテル及び/又はポリエステル由来の構造を有するブロックコポリマーを含む、グラビア又はフレキソインキ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
顔料が、酸化チタンを含有する、請求項1に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項3】
ポリウレタン樹脂が、二塩基酸由来の構造を含有し、前記二塩基酸がセバシン酸を含有する、請求項1又は2に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項4】
セバシン酸の含有率が、二塩基酸全質量中50質量%以上である、請求項3に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項5】
ポリウレタン樹脂が、ポリイソシアネート由来の構造を含有し、前記ポリイソシアネートが芳香族ポリイソシアネートと脂肪族ポリイソシアネートとを含む、請求項1又は2に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項6】
芳香族ポリイソシアネートの含有率が、ポリイソシアネート全質量中50質量%以上である、請求項5に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項7】
更に、脂肪酸アミドを含有する、請求項1又は2に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項8】
更に、塩素化ポリプロピレン樹脂を含有する、請求項1又は2に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項9】
酸性化合物が、リン酸基を有する、請求項1又は2に記載のグラビア又はフレキソインキ。
【請求項10】
ブロックコポリマーが、ラクトン由来の構造を含む、請求項1又は2に記載のグラビア又はフレキソインキ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、貯蔵安定性、ラミネートした場合のラミネート強度及びヒートシール強度、並びに印刷時の版かぶり性及び版詰まり性に優れるグラビア又はフレキソインキに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
印刷インキ、塗料等においては、顔料を微細な状態で分散させることにより、印刷物又は塗加工物に鮮明な色調、光沢等の適性を持たせている。また、顔料を安定な状態で分散させることにより、印刷インキや塗料の流動性が向上し版かぶり性等の印刷適性や版詰まり等の印刷効果が向上する。特に白インキでは顔料含有量が非常に多く、安定な分散状態を維持するのは必須ともいえる。さらに、安定な状態の分散体は、一般的に貯蔵安定性やラミネート強度にも優れる。またラミネート用途では、ラミネート後にヒートシールすることも想定されるため、ラミネートインキでは版かぶり性や貯蔵安定性に加えて耐熱性を有することも求められる。しかしながら、これらの特性をすべて満足するものは今までになく、課題となっている。
【0003】
このような問題を解決するために、様々な顔料分散剤が開発されている。例えば、特許文献1に開示された顔料誘導体、特許文献2及び特許文献3に開示されたポリエステルは、顔料分散剤として一定の効果を示すものの、より高品位の印刷インキ及び塗料を得る目的でより微細な顔料を使用した場合にはその効果は十分とは言えなかった。さらに、近年における環境問題への関心の高まりから、印刷インキおよび塗料に使用される有機溶剤がトルエン等の芳香族系を主成分とするものからエステル系やアルコール系を主成分とするものに変わりつつあり、顔料を分散するためには著しく不利となっている。このような印刷インキ及び塗料においては、上記顔料分散剤の効果は満足できるものではなかった。
【0004】
また、特許文献4には、ポリエーテル及び/又はポリエステルを含有するリン酸エステル含む顔料分散体が開示されているが、塩基性官能基含有有機色素誘導体を併用することで分散性が向上すると記載されており、ポリエーテル及び/又はポリエステルを含有するリン酸エステル単体では効果を示さなかった。
【0005】
さらに、特許文献5には、ポリアルキレンエーテル構造を有するリン酸エステルを含有する白インキが開示されているが、ヒートシール強度や版かぶり性、版詰まり性に関する記載はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特公昭41-2466号公報
特公昭54-34009号公報
特公昭63-30057号公報
特開2003-183562号公報
特開2021-138785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、貯蔵安定性、ラミネートした場合のラミネート強度及びヒートシール強度、並びに印刷時の版かぶり性及び版詰まり性に優れるグラビア又はフレキソインキを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明は、顔料と、ポリウレタン樹脂と、塩化ビニル共重合樹脂及び/又はセルロース系樹脂と、酸性化合物と、を含有するグラビア又はフレキソインキであって、前記酸性化合物が、ポリエーテル及び/又はポリエステル由来の構造を有するブロックコポリマーを含むことを特徴とする、グラビア又はフレキソインキに関する。
【0009】
また本発明は、前記顔料が、酸化チタンを含有することを特徴とする、上記のグラビア又はフレキソインキに関する。
【0010】
また本発明は、前記ポリウレタン樹脂が、二塩基酸由来の構造を含有し、前記二塩基酸がセバシン酸を含有することを特徴とする、上記のグラビア又はフレキソインキに関する。
(【0011】以降は省略されています)

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