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公開番号
2025133094
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2025030983
出願日
2025-02-28
発明の名称
発光デバイスおよび表示装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10K
50/17 20230101AFI20250903BHJP()
要約
【課題】良好な特性の発光デバイスを提供する。
【解決手段】第1の絶縁層上に形成された発光デバイスであって、第1の電極と、第2の電極と、有機化合物層と、を有し、第1の電極は、第1の絶縁層に接して形成され、有機化合物層は、第1の電極および第2の電極の間に位置し、第2の電極及び有機化合物層は、発光デバイスと隣接する複数の他の発光デバイスのうち少なくとも一と分離しており、第1の絶縁層の第1の電極が形成された面に対し概略垂直な方向から見た際、第2の電極の輪郭と有機化合物層の輪郭は概略一致し、有機化合物層は、発光層と、電子注入層と、を有し、電子注入層は、金属、第1の有機化合物、および第2の有機化合物を有する混合層を有し、第1の有機化合物は、電子供与基を有するフェナントロリン環を有し、第2の有機化合物は、π電子不足型複素芳香環を有する、発光デバイスを提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の絶縁層上に形成された発光デバイスであって、
前記発光デバイスは、第1の電極と、第2の電極と、有機化合物層と、を有し、
前記第1の電極は、前記第1の絶縁層に接して形成され、
前記有機化合物層は、前記第1の電極および前記第2の電極の間に位置し、
前記第2の電極及び前記有機化合物層は、前記発光デバイスと隣接する複数の他の発光デバイスのうち少なくとも一と分離しており、
前記第1の絶縁層の前記第1の電極が形成された面に対し概略垂直な方向から見た際、前記第2の電極の輪郭と前記有機化合物層の輪郭は概略一致し、
前記有機化合物層は、発光層と、電子注入層と、を有し、
前記電子注入層は、金属、第1の有機化合物、および第2の有機化合物を有する混合層を有し、
前記第1の有機化合物は、電子供与基を有するフェナントロリン環を有し、
前記第2の有機化合物は、π電子不足型複素芳香環を有する、発光デバイス。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
第1の絶縁層上に形成された発光デバイスであって、
前記発光デバイスは、第1の電極と、第2の電極と、有機化合物層と、を有し、
前記第1の電極は、前記第1の絶縁層に接して形成され、
前記有機化合物層は、前記第1の電極および前記第2の電極の間に位置し、
前記第2の電極及び前記有機化合物層は、前記発光デバイスと隣接する複数の他の発光デバイスのうち少なくとも一と分離しており、
前記第1の絶縁層の前記第1の電極が形成された面に対し概略垂直な方向から見た際、前記第2の電極の輪郭と前記有機化合物層の輪郭は概略一致し、
前記有機化合物層は、発光層と、電子注入層と、を有し、
前記電子注入層は、金属、第1の有機化合物、および第2の有機化合物を有する混合層を有し、
前記第1の有機化合物は、フェナントロリン環を有し、
前記第1の有機化合物の静電ポテンシャルの最小値は、電子密度分布の閾値が0.0004e/a
0
3
において-0.085E
h
以下であり、
前記第2の有機化合物は、π電子不足型複素芳香環を有する、発光デバイス。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1の有機化合物の有する前記フェナントロリン環は、電子供与基を有する、発光デバイス。
【請求項4】
請求項1または請求項3において、
前記フェナントロリン環は、1,10-フェナントロリン環であり、かつ、4位および7位の少なくとも一に前記電子供与基を有する、発光デバイス。
【請求項5】
請求項1または請求項3において、
前記電子供与基は、アルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、および複素環式アミノ基、の少なくとも一である、発光デバイス。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記第1の有機化合物は、酸解離定数pKaが8以上である、発光デバイス。
【請求項7】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記電子注入層は、電子スピン共鳴法で測定されるスピン密度が、5×10
16
spins/cm
3
以上である、発光デバイス。
【請求項8】
請求項7において、
前記金属および前記第1の有機化合物を含む混合膜は、電子スピン共鳴法で測定されるスピン密度が、2×10
16
spins/cm
3
以下であり、
前記金属および前記第2の有機化合物を含む混合膜は、電子スピン共鳴法で測定されるスピン密度が、2×10
16
spins/cm
3
以下である、発光デバイス。
【請求項9】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記第2の有機化合物は、フェナントロリン環を有する、発光デバイス。
【請求項10】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記第2の有機化合物は、ガラス転移温度が100℃以上である、発光デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、発光デバイスおよび表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、電子機器、照明装置、入力装置(例えば、タッチセンサ)、入出力装置(例えば、タッチパネル)、それらの駆動方法、またはそれらの製造方法を一例として挙げることができる。
【背景技術】
【0003】
表示装置は、近年様々な用途への展開がなされている。例えば、大型の表示装置の用途として、家庭用のテレビジョン装置(テレビまたはテレビジョン受信機ともいう)、デジタルサイネージ(Digital Signage:電子看板)、及び、PID(Public Information Display)等が、小型の表示装置の用途として、タッチパネルを備えるスマートフォンまたはタブレット端末などの開発が進められている。
【0004】
また同時に、表示装置はその高精細化も求められている。高精細な表示装置が要求される機器としては、例えば、仮想現実(VR:Virtual Reality)、拡張現実(AR:Augmented Reality)、代替現実(SR:Substitutional Reality)、及び、複合現実(MR:Mixed Reality)向けの機器が、盛んに開発されている。
【0005】
表示装置に用いられる表示素子としては、発光デバイス(発光素子ともいう)の開発が盛んに進められている。エレクトロルミネッセンス(Electroluminescence、以下ELと記す)現象を利用した発光デバイス(ELデバイス、EL素子ともいう)、特に有機化合物を主として用いた有機ELデバイスは、薄型軽量化が容易である、入力信号に対し高速に応答可能である、直流定電圧電源を用いて駆動可能である等の特徴を有することから、表示装置に好適である。
【0006】
有機ELデバイスを用い、より高精細な表示装置を得るために、メタルマスクを用いた蒸着法に代わって、フォトレジストなどを用いたフォトリソグラフィ法による有機層のパターニングが研究されている。フォトリソグラフィ法を用いることによって、有機化合物層の間隔が数μmという高精細な表示装置を得ることができる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2018-521459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以前より有機ELデバイスの陰極および有機化合物層は、水、酸素などの大気成分に曝されると初期特性や信頼性に影響が出ることが知られており、その取扱いは不活性ガス雰囲気または真空に近い雰囲気で行われることが常識であった。特に、電子注入層は、アルカリ金属またはアルカリ土類金属、もしくはこれらの化合物が用いられることが多いが、これらの金属および化合物は水または酸素との反応性が非常に高く、電子注入層を含む有機化合物層の表面が大気中に曝されると瞬く間に劣化してしまい、電子注入層として機能しなくなってしまう。
【0009】
しかし、上述のようにフォトリソグラフィ法により加工を行う過程においては、どうしても有機ELデバイスを大気中に曝す必要がある。
【0010】
本発明の一態様では、新規な発光デバイスを提供することを目的とする。または、本発明の他の一態様では、良好な効率を有する発光デバイスを提供することを目的とする。または、本発明の一態様では、信頼性が良好な発光デバイスを提供することを目的とする。または、本発明の他の一態様では、良好な効率および信頼性を有する発光デバイスを提供することを目的とする。
(【0011】以降は省略されています)
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