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公開番号
2025129604
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026341
出願日
2024-02-26
発明の名称
窒化物半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10D
30/83 20250101AFI20250829BHJP()
要約
【課題】双方向スイッチのゲート・ドレイン間の耐圧を維持しつつオン抵抗を低減する。
【解決手段】窒化物半導体装置10は、双方向スイッチ12を備え、双方向スイッチ12は、半導体基板40と、第1窒化物半導体層42と、第1窒化物半導体層42よりも大きなバンドギャップを有する第2窒化物半導体層44と、第2窒化物半導体層44に接触する第1ドレイン電極28および第2ドレイン電極30と、アクセプタ型不純物を含む第3窒化物半導体層50と、第3窒化物半導体層50上に位置するゲート電極26とを含む。第3窒化物半導体層50は、ゲート電極26に接触するリッジ部54と、リッジ部54よりも薄い延在部56とを含む。延在部56は、リッジ部54から第1ドレイン電極28の方に延在する第1延在領域56Aと、リッジ部54から第2ドレイン電極30の方に延在する第2延在領域56Bとを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
双方向スイッチを備え、前記双方向スイッチは、
半導体基板と、
前記半導体基板の上方に位置する第1窒化物半導体層と、
前記第1窒化物半導体層上に位置するとともに、前記第1窒化物半導体層よりも大きなバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、
前記第2窒化物半導体層に接触する第1ドレイン電極および第2ドレイン電極と、
前記第2窒化物半導体層上において、前記第1ドレイン電極と前記第2ドレイン電極との間に位置するとともに、アクセプタ型不純物を含む第3窒化物半導体層と、
前記第3窒化物半導体層上に位置するゲート電極と
を含み、
前記第3窒化物半導体層は、前記第2窒化物半導体層上に位置するとともに前記ゲート電極に接触するリッジ部と、前記第2窒化物半導体層上に位置するとともに前記リッジ部よりも薄い延在部とを含み、
前記延在部は、前記リッジ部から前記第1ドレイン電極の方に延在する第1延在領域と、前記リッジ部から前記第2ドレイン電極の方に延在する第2延在領域とを含む、窒化物半導体装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極は、平面視において第1方向に離隔されており、前記第1延在領域および前記第2延在領域は、前記第1方向に、前記リッジ部から等しい長さで延在している、請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項3】
前記半導体基板は、n型であり、前記半導体基板は、前記第1ドレイン電極に電気的に接続されている、請求項2に記載の窒化物半導体装置。
【請求項4】
前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極は、平面視において第1方向に離隔されており、前記第2延在領域は、前記第1方向に、前記第1延在領域よりも短い長さで前記リッジ部から延在している、請求項1に記載の窒化物半導体装置。
【請求項5】
前記半導体基板は、p型であり、前記半導体基板は、前記第1ドレイン電極に電気的に接続されている、請求項4に記載の窒化物半導体装置。
【請求項6】
前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極は、平面視において第1方向に離隔されており、前記第1方向における前記第1ドレイン電極と前記ゲート電極との間の距離は、前記第1方向における前記第2ドレイン電極と前記ゲート電極との間の距離と等しい、請求項1~5のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
【請求項7】
前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極は、平面視において第1方向に離隔されており、前記第1方向における前記第2ドレイン電極と前記ゲート電極との間の距離は、前記第1方向における前記第1ドレイン電極と前記ゲート電極との間の距離よりも小さい、請求項2または4に記載の窒化物半導体装置。
【請求項8】
前記半導体基板は、p型であり、前記半導体基板は、前記第1ドレイン電極に電気的に接続されている、請求項7に記載の窒化物半導体装置。
【請求項9】
前記第1ドレイン電極および前記第2ドレイン電極は、平面視において第1方向に離隔されており、前記第1方向における前記第1ドレイン電極と前記ゲート電極との間の距離は、1.5μm未満であり、前記第1方向における前記第2ドレイン電極と前記ゲート電極との間の距離は、1.5μm未満である、請求項1~5のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
【請求項10】
前記リッジ部の厚さは、50nm以上120nm以下であり、前記延在部の厚さは、10nm以上25nm以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化物半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)などの窒化物半導体を用いた高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)の製品化が進んでいる。特許文献1には、窒化物半導体を用いたノーマリーオフ型HEMTの一例が開示されている。
【0003】
HEMTでは、電子走行層(例えばGaN層)と電子供給層(例えばAlGaN層)とのヘテロ接合の界面付近に形成された二次元電子ガス(2-dimensional electron gas:2DEG)が導電経路として使用される。近年、このようなHEMTの構造を利用した双方向スイッチが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-73506号公報
【0005】
[概要]
HEMT構造を用いた双方向スイッチにおいて、耐圧を維持しつつ、オン抵抗を低減することが望まれる。
【0006】
本開示の一態様による窒化物半導体装置は、双方向スイッチを備えている。前記双方向スイッチは、半導体基板と、前記半導体基板の上方に位置する第1窒化物半導体層と、前記第1窒化物半導体層上に位置するとともに、前記第1窒化物半導体層よりも大きなバンドギャップを有する第2窒化物半導体層と、前記第2窒化物半導体層に接触する第1ドレイン電極および第2ドレイン電極と、前記第2窒化物半導体層上において、前記第1ドレイン電極と前記第2ドレイン電極との間に位置するとともに、アクセプタ型不純物を含む第3窒化物半導体層と、前記第3窒化物半導体層上に位置するゲート電極とを含む。前記第3窒化物半導体層は、前記第2窒化物半導体層上に位置するとともに前記ゲート電極に接触するリッジ部と、前記第2窒化物半導体層上に位置するとともに前記リッジ部よりも薄い延在部とを含む。前記延在部は、前記リッジ部から前記第1ドレイン電極の方に延在する第1延在領域と、前記リッジ部から前記第2ドレイン電極の方に延在する第2延在領域とを含む。
【0007】
他の特徴および態様は、以下の詳細な説明、図面、および特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態による双方向スイッチを備えた例示的な窒化物半導体装置の概略平面図である。
図2は、図1の窒化物半導体装置のパッドの下方にある例示的な配線構造を示す概略平面図である。
図3は、第1実施形態による双方向スイッチの平面レイアウトを示す概略平面図である。
図4は、図3の一部の拡大図である。
図5は、第1実施形態による双方向スイッチの概略断面図である。
図6は、第2実施形態による双方向スイッチの概略断面図である。
図7は、p型の半導体基板を用いる場合に形成されるpn接合が耐圧に与える影響を説明するための双方向スイッチの概念図である。
図8は、第1変更例による双方向スイッチの概略断面図である。
図9は、第2変更例による双方向スイッチの概略断面図である。
【0009】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の窒化物半導体装置のいくつかの実施形態を説明する。図面および詳細な説明を通して、同じ参照数字は同じ要素を指す。図面は縮尺通りでない場合があり、図面における要素の相対的な大きさ、比率、および描写は、明瞭さ、説明、および便宜のために誇張されている場合がある。
【0010】
以下の詳細な説明は、記載された方法、装置、および/またはシステムの包括的な理解を提供する。記載された方法、装置、および/またはシステムの変更および均等物は、当業者には明らかである。必然的に特定の順序で生じる動作を除き、動作の順序は例示的なものであり、かつ当業者にとって明らかなように変更することができる。当業者に周知の機能および構造についての説明は省略され得る。例示的な実施形態は、異なる形態を有していてもよく、記載された例に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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