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公開番号2025134560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032541
出願日2024-03-04
発明の名称蜂の巣判定警告装置
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類A01M 1/00 20060101AFI20250909BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】蜂の種類に関わらず、蜂の巣が周囲に存在する可能性があることを警告する。
【解決手段】蜂の巣判定警告装置であって、周囲の画像を撮影する撮像部と、前記撮像部が撮影した前記画像内の温度分布の情報を取得する取得部と、前記温度分布の中に蜂の巣の温度とされる所定温度が含まれているかどうかを判定する判定部と、前記温度分布の中に前記所定温度が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを第1警告レベルで警告する警告部と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
周囲の画像を撮影する撮像部と、
前記撮像部が撮影した前記画像内の温度分布の情報を取得する取得部と、
前記温度分布の中に蜂の巣の温度とされる所定温度が含まれているかどうかを判定する判定部と、
前記温度分布の中に前記所定温度が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを第１警告レベルで警告する警告部と、
を含む蜂の巣判定警告装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
請求項１に記載の蜂の巣判定警告装置であって、
前記撮像部が前記画像を撮影しているときに周囲の音を集音する集音部を更に含み、
前記取得部は、前記集音部が集音した音の周波数の情報を取得し、
前記判定部は、前記音の周波数の中に蜂の羽音の周波数とされる所定周波数が含まれているかどうかを判定し、
前記警告部は、前記温度分布の中に前記所定温度が含まれているとともに、前記音の周波数の中に前記所定周波数が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを、前記第１警告レベルとは異なる第２警告レベルで警告する
蜂の巣判定警告装置。
【請求項３】
請求項１に記載の蜂の巣判定警告装置であって、
前記取得部は、前記撮像部が前記画像を撮影している現在位置を示す位置情報を取得し、
前記判定部は、前記蜂の巣が過去に存在した位置を含む所定範囲内に前記現在位置が含まれているかどうかを判定し、
前記警告部は、前記温度分布の中に前記所定温度が含まれているとともに、前記蜂の巣が過去に存在した位置を含む所定範囲内に前記現在位置が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを、前記第１警告レベルとは異なる第２警告レベルで警告する
蜂の巣判定警告装置。
【請求項４】
請求項１に記載の蜂の巣判定警告装置であって、
前記撮像部が前記画像を撮影しているときに周囲の音を集音する集音部を更に含み、
前記取得部は、前記集音部が集音した音の周波数の情報と、前記撮像部が前記画像を撮影している現在位置を示す位置情報と、を取得し、
前記判定部は、前記音の周波数の中に蜂の羽音の周波数とされる所定周波数が含まれているかどうか、及び、前記蜂の巣が過去に存在した位置を含む所定範囲内に前記現在位置が含まれているかどうかを判定し、
前記警告部は、前記温度分布の中に前記所定温度が含まれ、前記音の周波数の中に前記所定周波数が含まれ、前記蜂の巣が過去に存在した位置を含む所定範囲内に前記現在位置が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを、前記第１警告レベルとは異なる第２警告レベルで警告する
蜂の巣判定警告装置。
【請求項５】
請求項１～４の何れか一項に記載の蜂の巣判定警告装置であって、
眼鏡型のウエアラブル機器に対して一体に設けられる
蜂の巣判定警告装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、蜂の巣判定警告装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、電力会社の作業員が配電線路の点検等の巡視作業を行う場合、配電線路の施設場所によっては、草木が多く生えている草むら等を歩きながら巡視作業を行うことがある。しかし、草むらには蜂の巣が作られていることがあり、蜂の巣は草むらの中では視認が困難であることが多く、作業員が配電線路の巡視作業中に蜂の巣に接近して誤って接触し、蜂に刺される虞があった。
【０００３】
そこで、蜂が作業員の周囲を飛んでいて蜂の巣が作業員の近くに作られている可能性があることを知らせる装置として、例えば、蜂の一種であるスズメバチを検知する装置が知られている。具体的には、上記装置は、作業員がいる場所の周囲の音の中にスズメバチの羽音や顎音が含まれているかどうかを検出し、周囲の音の中にこれらの羽音や顎音が含まれているとき、作業員の周囲にスズメバチがいることや、作業員の周囲にスズメバチの巣が作られている可能性があることを知らせる装置である。（例えば特許文献１）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１０－２２７０２８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、上記装置は、スズメバチに特有の羽音や顎音に依存してスズメバチを検知する装置であるから、上記装置を用いてスズメバチ以外の蜂を検知することは困難であった。
【０００６】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、蜂の種類に関わらず、蜂の巣が周囲に存在する可能性があることを警告することができる蜂の巣判定警告装置を提供することを１つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するための本発明のうちの１つは、蜂の巣判定警告装置であって、周囲の画像を撮影する撮像部と、前記撮像部が撮影した前記画像内の温度分布の情報を取得する取得部と、前記温度分布の中に蜂の巣の温度とされる所定温度が含まれているかどうかを判定する判定部と、前記温度分布の中に前記所定温度が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを第１警告レベルで警告する警告部と、を含む。
【０００８】
本発明の蜂の巣判定警告装置によれば、蜂の巣の温度は蜂の種類に関わらず同程度の温度であることから、撮影画像内の温度分布の中にこの同程度の温度が含まれるかどうかを判定することにより、蜂の種類に関わらず、蜂の巣が周囲に存在する可能性があることを警告することが可能となる。
【０００９】
また、上記目的を達成するための本発明のうちの他の１つは、蜂の巣判定警告装置であって、前記撮像部が前記画像を撮影しているときに周囲の音を集音する集音部を更に含み、前記取得部は、前記集音部が集音した音の周波数の情報を取得し、前記判定部は、前記音の周波数の中に蜂の羽音の周波数とされる所定周波数が含まれているかどうかを判定し、前記警告部は、前記温度分布の中に前記所定温度が含まれているとともに、前記音の周波数の中に前記所定周波数が含まれているとき、前記画像内に前記蜂の巣が存在する可能性があることを、前記第１警告レベルとは異なる第２警告レベルで警告する。
【００１０】
本発明の蜂の巣判定警告装置によれば、撮影画像の中に同程度の温度が含まれるかどうかを判定することに加えて、集音した周囲の音の中に例えば特定の蜂の羽音の周波数が含まれるかどうかを更に判定することにより、特定の蜂が作った蜂の巣が周囲に存在する可能性があることを精度よく警告することが可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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