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公開番号
2025134982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025111478,2020166963
出願日
2025-07-01,2020-10-01
発明の名称
レンズユニットおよびカメラモジュール
出願人
マクセル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250909BHJP(光学)
要約
【課題】Оリングを使用することなく、第1レンズと第2レンズとの間のレンズ空間を確実に防水して第1レンズの裏面の曇りを防止できるととともに光学性能の悪化を防止できるレンズユニットおよびカメラモジュールを提供する。
【解決手段】複数のレンズのうち、最も物体側に位置する第1レンズ13と、この第1レンズ13に像側で隣接する第2レンズ14とが低透湿性接着剤adによって接着防水されているので、第1レンズと鏡筒との間を、Оリングを使用することなく、確実に防水して第1レンズの裏面の曇りを防止できるととともに光学性能の悪化を防止できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光軸に沿って並べられた複数のレンズと、これら複数のレンズを収容保持する鏡筒とを備えたレンズユニットにおいて、
前記複数のレンズのうち、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズに像側で隣接する光学部品とが低透湿性接着剤によって接着防水されていることを特徴とするレンズユニット。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記第1レンズと前記鏡筒とが低透湿性接着剤によって接着防水されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記第1レンズの外周面と、前記鏡筒の内周面とが前記低透湿性接着剤によって接着防水されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
【請求項4】
前記第1レンズの像側の端面と、前記鏡筒の軸方向と交差する面とが前記低透湿性接着剤によって接着防水されていることを特徴とする請求項2または3に記載のレンズユニット。
【請求項5】
前記低透湿性接着剤は、弾性率が1~1000MPa、かつTgが40℃~60℃であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のレンズユニット。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のレンズユニットを備えることを特徴とするカメラモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される車載カメラを構成し得るレンズユニットおよびカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両に搭載されたカメラ(車載カメラ)が車外の風景等を撮像し、その撮像画像が車内に搭載されたモニタ等に表示される技術が知られている。車載カメラのレンズユニットは、撮像対象に向けられる側(物体側)が車外に露出した状態となるので、強度、防水性、耐薬品性、高温耐久性等が要求される。また、温度変化によるレンズの曇りを防止する必要などがある。
【0003】
特許文献1には、レンズの曇りを防止するために、鏡筒内部の気密状態を確保したレンズユニットが開示されている。このレンズユニットでは、4つのレンズが鏡筒内に光軸方向に沿って並べて配置されている。物体側では、最も物体側の第1レンズと鏡筒の内周面との間に0リング等の弾性シール部材を配置することで、シール性が実現されている。また、像側(撮像素子側)では、接着剤を介して光学フィルタを鏡筒に取り付けることで、シール性が実現されている。このように、物体側のシールと結像側のシールとにより鏡筒内部の気密性が確保され、レンズの曇りが防止されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-233512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで上述したように、第1レンズがОリング(弾性シール部材)により防水されている場合、当該Оリングが鏡筒に噛み込む等によりОリングの装着不良が生じると、高湿環境において最表面レンズ(第1レンズ)と、この第1レンズに像側で隣接する第2レンズとの間のレンズ間空間に水分が入り易く、外気温が低くなった場合、物体側の最表面レンズの裏面が結露により曇り易い。
また、第1レンズと鏡筒の内周面との間に0リング(弾性シール部材)を圧縮した状態で配置するため、当該Oリングの弾性復帰力によって第1レンズが反力を受け、その結果、第1レンズが光軸方向にずれると光学性能が悪化する。
また、鏡筒にОリングを組み込む必要があるので、その分部品点数が増加するとともに当該Оリングの装着にも手間がかかる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、Оリングを使用することなく、第1レンズと第2レンズとの間のレンズ空間を確実に防水して第1レンズの裏面の曇りを防止できるととともに光学性能の悪化を防止できるレンズユニットおよびカメラモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、光軸に沿って並べられた複数のレンズと、これら複数のレンズを収容保持する鏡筒とを備えたレンズユニットにおいて、
前記複数のレンズのうち、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズに像側で隣接する光学部品とが低透湿性接着剤によって接着防水されていることを特徴とする。
【0008】
低透湿性接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、オレフィン系接着が挙げられる。
また、第1レンズには、像側において第2レンズが隣接する場合や、レンズ間の光軸方向の距離を保持するスペーサ、光学フィルタ等が隣接する場合があるので、前記「光学部品」とは、第2レンズ、スペーサおよび光学フィルタを含むものとする。
【0009】
本発明においては、最も物体側に位置する第1レンズと、この第1レンズに像側で隣接する光学部品とが、低透湿性接着剤によって接着防水されているので、Оリングを使用しなくても、高湿環境でも、第1レンズと第2レンズとの間のレンズ間空間に水分が入り難くい。したがって、外気温が低くなっても、第1レンズの裏面が結露することによる曇りを防止できる。
また、Oリングを使用しないので、第1レンズがOリングから反力を受けて、光軸方向にずれることに起因する光学性能の悪化を防止できる。
また、Оリングを使用しないので、分部品点数が増加することがなく、Оリングの装着にも手間もない。
【0010】
また、本発明の前記構成において、前記第1レンズと前記鏡筒とが低透湿性接着剤によって接着防水されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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