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公開番号2025135149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032797
出願日2024-03-05
発明の名称測量機
出願人戸田建設株式会社
代理人あいわ弁理士法人
主分類G01C 15/00 20060101AFI20250910BHJP(測定;試験)
要約【課題】GNSSが使用できない環境であっても、安価に、且つ、簡単に測定対象物の三次元点群データを取得することができる測量機及びこの測量機を用いた測量方法を提供すること。
【解決手段】測量機1は、三次元レーザースキャナー機能を有する携帯端末2と、プリズムターゲット4とを備える。携帯端末2の少なくとも一部を覆うカバー3にプリズムターゲット4を設けるか、或いは、携帯端末にジャック部を設け、プリズムターゲットにジャック部へ挿入可能なプラグ部を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
三次元レーザースキャナー機能を有する携帯端末と、
ターゲットと、を備える
ことを特徴とする測量機。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記携帯端末の少なくとも一部を覆うカバーを備え、
前記ターゲットは、前記カバーに設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の測量機。
【請求項3】
前記携帯端末はジャック部を有し、
前記ターゲットは、前記ジャック部に挿入可能なプラグ部を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の測量機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、三次元レーザースキャナー機能を備えた測量機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
発破によるトンネル掘削にあたっては、事前に行った地質調査に基づいて爆薬設置位置、爆薬量などの発破条件が決定される。しかし、実際の施工時には地盤の不均一性、不連続性等によりあらかじめ決定された発破条件が適切でなくなることも多い。
このため、削孔中に切羽の掘削形状やズリの堆積状態を把握し、これに応じて発破条件を修正する必要がある。
【0003】
切羽の掘削形状やズリの堆積状態を把握するために、三次元レーザースキャナーが用いられている。
三次元レーザースキャナーは、計測対象物表面の各測量点までの距離データ及び角度データから三次元点群データを取得するものであり、取得した三次元点群データを演算処理して計測対象物の形状を特定する。
【0004】
例えば、特許文献1には、発破前に、切羽及びズリの飛散予定範囲について、三次元スキャナ等の三次元計測機器により三次元計測を行い、発破後に、飛散したズリの堆積状態及び切羽の掘削形状について、三次元スキャナ等の三次元計測機器により三次元計測を行い、ズリの堆積状態及び切羽の掘削形状に基づいて設定した発破状況の指標値と、発破の良否の関係を定量化したデータで蓄積し、蓄積したデータを分析して発破の良否の判断を行い、発破条件の修正を行う発破最適化方法が開示されている。
【0005】
上記特許文献1には、三次元計測機器を天井面から吊持された設置台にセットしても、床面に対して三脚によって設置しても、手に持っていてもよいと記載されているが、三次元点群データの絶対座標値を得るためには、いずれにしても、三次元計測機器の位置(絶対座標)を把握することが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-190189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
三次元計測機器の位置を把握するには、三次元計測機器の周囲に複数のターゲットを設置し、各ターゲットの座標をトータルステーション等で計測してから、位置が既知となったターゲットを三次元計測機器で視準するのが一般的である。
しかし、このような手法では、三次元計測機器による計測を開始するまでの準備に非常に時間がかかるため、作業が中断してしまい、トンネル掘削工事全体の作業効率が低下しかねない。
【0008】
車両や油圧ブレーカに三次元レーザースキャナーを搭載する方法も提案されているが、高価な機材を必要とする。
また、GNSS機能及び三次元レーザースキャナー機能を備え、位置を特定することができる携帯端末がすでに市販されているが、トンネルの坑内ではGNSSによって携帯端末の位置を把握することはできない。携帯端末には加速度センサが搭載されておりGNSS環境から非GNSS環境への移動の変位を補足することもできるが、移動距離が大きくなると誤差が累積されるという問題もある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、GNSSが使用できない環境であっても、安価に、且つ、簡単に測定対象物の三次元点群データを取得することができる測量機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願請求項1に係る発明は、三次元レーザースキャナー機能を有する携帯端末と、ターゲットと、を備えることを特徴とする測量機である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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